灰色ギツネ
日々思ったことなどを書きます。
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オヌヌメの本などをまとめる
それなりに手間をかけた記事です。
ストレス、それは便利な言葉。 ありとあらゆる体調不良の原因を説明してしまう魔法の言葉。 ストレス、それは解消しなければならない心の膿。 しかし、そんな時間も気力もないのが”サラリーマン”というもの。 だから彼らはただ願う。 「――会社に隕石落ちないかな」 と。 Wish upon a star. だが、願うだけでは何にもならないのも、またこの世の摂理。 では、どうすればいいのか? 答えはそう、決まっている。 ――『破壊』だ。 全国6772万人の”サラリーマン”の
本当に何故だが分からないのだが、家の中にひとりでいる時によく『A・O・Jカタストル』と言ってしまう癖が私にはある。 『A・O・Jカタストル』は遊戯王カードで私も昔はよく使っていたカードだ。だが、だからといって愛用という程好きなわけでもないし、特にこれにまつわる心温まるエピソードとかがあるわけでもない。 なのに何故か、今でも一日に三回程は思い出す。トイレの前後とか頭が空っぽになるとつい口に出してしまう。切実になんなんだ、と自分でも思う。 皆さんにはこういう事はないだろ
人間同士の感情において、【尊敬】に勝るものはないと、私は頑なに信じている。恋愛、家族愛、博愛、世の中で尊いとされる気持ちも色々あるが、どれも私にとっては95点でしかない。 この感覚がマイノリティーであるという自覚はある。もし学校の恩師と家族、両方が崖にぶら下がっていてどちらかしか助けられないとしたら、後者を選ぶのが一般的だろうしね。実際にその場面が来ることはまずないだろから正確には分からないけれど、たぶん私はその時が来たら尊敬できる恩師のような人を選んでしまうような気がす
深夜の街歩きが結構好きだ。終電も完全に終わっており、社会が眠りについたころ。ただの住宅地、あるいは何の変哲もない幹線道路沿い。そういう場所が特に良い。 まず、単純に人が少ない。昼間の様にガヤガヤしていなくて静かだ。だが、だからといって完璧な静寂という訳でもない。時折人とはすれ違うし、太い道路は大抵工事をしている。そもそもコンビニは24時間営業だしね。 深夜の街特有の、この一人だけど孤独じゃない感が好きだ。昼間と違って集団が優位じゃないから、気兼ねなくして動けるのがいい。
子供の頃はローゼンメイデンで一番好きなキャラと言えば圧倒的に『水銀燈』だった。銀髪、ゴシック風のドレスに赤い眼。クールで孤高で厭世的な雰囲気にすっかり魅せられてしまったのだ。 当時の私は中学生、虚無主義と厨二病を拗らせ切った面倒なお年頃。そんな折に触れて、彼女の事を好きにならないわけがない。くっつきすぎず、離れすぎない共犯者とでも呼べる関係。夕焼けの教室、たった二人だけで人生と死についてのお洒落な話をする、そんな光景をよく夢想したものでした。 それから十数年が経ち、世界
①東京の創発的アーバニズム 最近、街がどうやって出来るのかということに興味を持っている。当たり前だが、どんな街も最初は完全な無だった。それが、新宿や秋葉原のような大都会になるなんて冷静に考えると凄すぎるから。普段は当たり前過ぎて意識もしないですけどね。 こういう本を読んでみると、街にも色々な区画が設定されていて、その規制内容応じて街が設計されていることが分かる。住宅地の真ん中に店舗兼住宅のセブンやパン屋、銭湯はあるけれど、大型スーパーは存在しないのはこういう原理なのだ。
突然ですが皆さん、『コトキタウン』という街をご存じでしょうか? ポケットモンスタールビー/サファイア/エメラルドの舞台であるホウエン地方に登場し、ゲーム内ではミシロタウンに次いで二番目に通りがかる街です。 ゲームをやったことがある人なら「ああ、そんな所もあったな」という程度には記憶の片隅に残っていることでしょう。ですが、この街について何か印象が残っている人は一体何人ほどいらっしゃるでしょうか? 少なくとも私は、「左の草むらでアメタマを捕まえた」「ハルカ/ユウキを呼びに行
今日電車に乗ろうとして、ふと線路に沢山ゴミが落ちていることに気づいた。正確に言えば、ずっと前から知っていたが今日改めてそのことについて考えたというところだが。 ともかく、線路上には沢山のゴミが落ちている。ペットボトルに傘、はたまた靴まで多種多様なバリエーションだ。分かりやすく不用品が多いので、基本的にはいらない物をシンプルに投げ捨てているのだろう。 だが、靴などはどういう経緯でここに捨てられたのか全くよく分からない。良いとか悪いとか以前に謎だ。酔った勢いにしても、外で靴
1.南日本……? 中野坂上のマンションで発見。思いっきり東京のど真ん中なわけですが、どんな気持ちで”南日本”っていう名前をつけたのでしょうか。大家さんが過激派北海道民で、「本州は全部南日本や!」という思想の持主だったりするのか? 2.大人と子供とエレベーター どこだったかは忘れましたが、どこかの施設の荷物搬入用エレベーターの写真。ちょっとしたバイトで伺った際に目についたので撮影。 見ての通り、街角の終わった壁ばりに落書きがされています。多分、一般の人は入れない内部
身体の節々、あちこちがどことなく怠い。体調不良という程ではないし、痛いと叫ぶほどでもないが、少しだけ力が入らない感じ。 起きるとよくこうなっているから、私は寝るのが嫌いだ。体力回復のために眠っているのに、どうしてステータスが低下した状態で目覚めないといけないんだ。 多分、マットレスとかが悪いんだと思うけど、高いマットレスを買う気は全く起きない。大富豪にでもなったら話は別だけれども、睡眠にそんなに課金をしたくはない。掃除と同じで、マイナスをゼロに戻す行為に私は魅力を感じな
久しぶりにアニメ『アイドルマスターシンデレラガールズ』第24話『Barefoot Girl.』を見ました。多分、もう100回近くこの話ばかり視聴し続けている訳ですが、何度見てもよい。 笑顔を失った主人公『島村卯月』のあまりにもリアルな焦燥感は心を打つし、それを支え見守ってくれる仲間たちは暖かくも羨ましい。演出面も非常に洒落が効いており、卯月の心に青信号が灯り、内にある星を思い出すシーンなどは9年経った今でもジーンと来るものがある。 やはり、島村卯月は……最高です。持たざ
渋谷付近を散歩していたら、このような扉を見つけた。地面から数mの高さにあり、目前には金属の柵が張ってある。中がどうなっているかは分からないが、どう考えても出入りに使えそうにはない。死んだ扉だ。誰も気にも留めない無価値なオブジェだ。現に、私の隣を通っていたカップルは一瞥もくれずに通過した。 なぜ私はこんなものの写真を一々撮ったのだろうか? 多分、その意味の無さが心地よかったからだ。有意味だけの世界はなんというか辛いからね。最後にどうせ0を掛けると分かっているのに、足し算と引
最近、ポケモンBWの『ライモンシティ』のbgmを狂ったように聞いている。今日も朝起きてすぐに流し始めて、ひとしきり踊った後にシャワーを浴びるなどした。 娯楽の街というテーマ性に合った浮かれたリズムとこの絶妙なループの短さがとてもいい。途切れることなく、時間を忘れて音楽に没頭することができる。いい意味で曲の展開が平坦だからこそなせる業だろう。 この感覚はノリの良いジャズを聴いている時に近い。歌ものやクラシック音楽とは違う。曲の構成が明確なものは始まりと終わりがはっきりし
先日、ライブ会場の裏側でフラワースタンドの死体を見た。無機質なコンクリートで覆われた搬入口に放置されて、雑然と捨てられるのを待つだけの姿だ。 当然、フラワースタンドだってライブが終わればゴミだし、いつまでも飾ってられるようなものではないのは分かっている。しかし、なぜだか漠然とそれは永遠で誰かの元で大事に仕舞われているもののような気がしてしまっていた。ロマンチックすぎる考えに自分でも笑えてくる。 聞いた話によると結婚式場のウェディングケーキも似たようなものらしい。ちょうど
2024年現在、私は27歳なわけだが、未だにライトノベルを読み続けている。過去作はもちろん、2024年から刊行が始まったような作品まで幅広くだ。漫画やアニメは見るが、やはり文章でなければ摂取できない栄養という物もあるし、さらにその上で萌え萌え美少女の活躍を楽しみたいのなら、やはりライトノベルを読むしかない。 こういう言い方をすると、嫌々読んでいるように聞こえてしまうかもしれないがそんなことはなく、ちゃんと楽しんでいる。ただ、オタク界隈としては結構ニッチな趣味になってしまっ
カメラロールを見返していたら、こんな画像が見つかった。先週訪れたとあるビルのエレベーター内の画像だ。「禁煙」を示す赤いパネルに「Family Mart」のレジテープがくっついている。上から垂れ下がっているのは扇風機の紐であり実際何の変哲もない。誤字があったりとか、ウケ狙いの一言が書き添えられているとか、そういうプラス要素はなにもない。 だというのに、なぜ私はこんなどうでもいい物の写真など取ったのだろうか。わざわざ記録に残したということは、当時の私はこれに何かしらの面白味を