見出し画像

私達がハヤテのごとく!に学んだことは多い【日記:2023/2/23】

ハヤテのごとく!という作品を知っているでしょうか?
週刊少年サンデーで2004年から2017年の間連載されていた少年漫画です。
私は少年時代ジャンプ派だったので、サンデーは読んでいなかったがコナンとハヤテのごとく!だけは読んでいました。
きっかけは通っていた接骨院に置いてあったものを読んだことだったか、
友達の家で読んだのか曖昧ですが、思えばこれがオタク化のきっかけだったような気もする。

ハヤテのごとく!の作風は一言で言えば、パロディギャグ×美少女ハーレムラブコメ。
今でこそ、少年漫画も多様性の時代で、パロディやメタフィクションなど要素やTo LOVEるなどを始めとした、美少女ハーレムラブコメも珍しくはないが、2000年代初期当時の少年誌としては珍しい作風だったように思えます。

そんな感じなので、当時の同級生でもハヤテのごとく!を読んでいる人は少なかった。むしろ読んでいるとオタクだと思われるから、隠している人もいたぐらい。もったいないね。

思い出を手繰りながら、HPを見に行ったり、Wikiを見に行ったりすると、
改めてキャラの多さにびっくりする。ヒロイン格だけで10人近くいる。
それぞれ、属性が際立ち、人間性もしっかり固まった魅力的なキャラ達でしたがお気に入りを上げるとすると以下の二人かな。

天王洲アテネには金髪縦ロールお嬢様と幼馴染の良さを教えて貰いました。
彼女は主人公ハヤテの幼稚園時代の彼女で、永遠の愛を誓い合った仲で、
しかも彼の執事としてのノウハウや精神性などを叩きこんだ張本人という
強いヒロイン。
彼女との決別と、救いが中盤の山になるのですが、そこがとても好きです。
二次元美少女には、主人公より上の立場でものを言うキャラ(ツンデレとも違うし、お姉さんキャラとも違うしどう表現すればいい?姉デレ?偽姉?)がいますが、その類のキャラが好きになったのも彼女のおかげです。

鷺ノ宮伊澄には萌え袖と相棒的美少女の良さを教えて貰いました。
ハヤテのごとく!には一部バトル要素があり、その際に彼女は活躍してくれます。主人公ハヤテとの恋愛的シーンはほぼないのですが、その面で出番は多い。メインヒロインの三千院ナギはバトル展開では蚊帳の外にされるので、シリアス長編では彼女の方が出番が多かったりして……
私は、頼りになる相棒的な美少女が好きなのですが、その嗜好は多分彼女に植え付けられた気がします。

改めて見返してみるとオタク感全開で、これが2000年代初期のサンデーで連載されていたというのが驚きです。
本作があったからこそ、「神のみぞ知るセカイ」などの作品が連載されたり、多くの少年少女がラノベやギャルゲーの道に踏み出していったのだと思うので、感謝しかありません。

天の声という概念も、同人誌という概念も、女装男子の概念も、
私達がハヤテのごとく!に学んだことは多い。
40巻ぐらいまでしか読めてなかったので、今度漫喫に行ったときには完結まで読もう、と。恩返しも兼ねて。

懐かしい楽曲も添えておきます。
OPの歌詞に作品名が入ってるの良いよね…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?