マガジンのカバー画像

Niena日野の出版物、メディア掲載・寄稿、登壇

122
日野江都子の執筆・出版物、メディアに寄稿・監修した記事、インタビューして頂いた記事、講演・イベント登壇情報・記事の一覧です。
運営しているクリエイター

記事一覧

「大谷翔平選手にまつわる「たられば」の罪深さ」:『Forbes JAPAN』連載

Forbes JAPANの連載18回目 は、ここ暫く随分と静かになった、大谷翔平選手に対するメディアおよび一般人による行き過ぎた憶測と、そのキツさについて。実は、この一件で一番気になっていたこと。 つくづく思う、言葉は剣。喋る言葉もそうですが、SNS上で発信する言葉もそう。同じ言葉であっても、発信の仕方でも大きく変わること。 その剣は善良な一市民であるそれぞれの中にだって潜んでいて、善良であればあるほど、そのナイーブな正義感故に、剣の怖さを知らず不用意に相手を切りつけること

「大谷翔平選手、会見での「緊張度」が分かる3つのポイント」:『Forbes JAPAN』連載

Forbes JAPANの連載17回目 は、米国時間3月25日に会見を行った大谷翔平選手に明らかに現れていた、緊張が測れたポイントについて。 彼の元通訳・水原一平容疑者による違法賭博問題が、日米を騒がせ、状況的かつ立場的に語れることも限られていたであろう中、会見を開いた大谷選手には、通常とは大きく違う様子が現れていた。 人の心理状態は無意識の行動や表情の端々に現れている。今回の例は正にそう。勿論それ単体で全てを判断し言い切るには確実性が足りないものの、状況を踏まえ事柄を裏

ovgo Bakerの新店舗BBBと絶品ヴィーガン・バナナブレッド・シュトレン:NY Smart Comfy Journal : 『日経×woman Terrace』アンバサダーブログ寄稿

11月24日に虎ノ門ヒルズ T-MARKET内にオープンした、プラントベイスドのアメリカンクッキー「ovgo Baker」の新店舗でバナナブレッド専門 「ovgo Baker BBB」。 先月の日本滞在中、11月22日のプレオープンに伺ってきました。 そして、是非ともご紹介したいものが、このホリデーシーズンに最適な、絶品バナナブレッド・シュトレン。 これらについて書きました。是非ご高覧ください。

「「ボディポジティブ」を掲げた歌手がセクハラで提訴。ポジティブ思考の罠とは」:『Forbes JAPAN』連載

Forbes JAPANの連載16回目 は、ボディポジティブをはじめ、ダイバーシティを掲げていたスーパースターのリゾが、今月初めに元ステージダンサー3人からパワハラとセクハラの疑いで訴えられた件と、そこに潜む心理的問題と社会の受け皿について アピアランス、プレゼンスなどの非言語の研究と、社会とそれとの関わり方のコンサルティングを専門の一つとして30年近く行ってきた筆者の立場から、実は思うところ多々。 昨今米国で目にするボディポジティブを含むダイバーシティを意識した企業の施

Elly’s Pastryの日本風フルーツサンド 密かにNYを沸かす:NY Smart Comfy Journal : 『日経×woman Terrace』アンバサダーブログ寄稿

NYで日本のフルーツサンドが密かに人気を集めている!? 5月末のオープン以来、特にフルーツサンドで密かにNYを沸かしている Elly's Pastry。 19.8kフォロワーを持つTik Tokerの投稿で特に生クリームの苺サンドがバズリ、米国では有名なフードメディアである『Eater』にも取り上げられるという注目され方。 早速実際にお店へ行き、噂の苺サンド、季節のマンゴーサンド、そして本当はシグニチャーと言っても良い ”アレ” を入手し、堪能。 楽しく嬉しく食せるも

YAMMA ポップアップ at Blue in Green:NY Smart Comfy Journal : 『日経×woman Terrace』アンバサダーブログ寄稿

NYを拠点として活動されている山崎ナナさんの、会津木綿を使った服のブランド『YAMMA』。 Sohoにある Blue in Greenというショップ内で、現在ポップアップを開催しています。 レセプションのあった7月6日に伺い、YAMMAが展開しているアイテムを通して、サステナブル、ダイバーシティ、インクルージョンを、一個人それぞれが日常レベルでできることは何か?を改めて考えてみました。 是非ご高覧ください。

「大谷翔平に学ぶ 憧れの存在を「超えて行ける人」の思考力」:『Forbes JAPAN』連載

Forbes JAPANの連載15回目 は、先月開催されたWBC決勝・アメリカ戦直前の小谷選手の声かけ「憧れるのをやめましょう」にみる彼の思考とその背景にあるものについて。 WBCから早1ヶ月。熱狂が落ち着いた今だからこそ、改めて振り返り冷静に分析できる、あの声出しの言葉に込められた意味とその影響、そして、それを発した大谷選手の凄さ。 あのシーンの映像を何度も見て、同時にアメリカ側のメディアに上がってきた大谷選手に関する情報も読みながら、現在の世界基準と時代背景を深く感じ

「キーワードは「ヒューマンセキュリティ」 テクノロジーの世界でも潮流が変化」:『Forbes』連載

Forbesの連載14回目 は、今月1月3日・4日Media Day、5日〜8日一般公開展示として、Las Vagasで開催されたCES2023で体感したテクノロジーに関する世界の潮流の大きな変化について。 年明け早々Las Vegasへ飛び、3年振りにリアル参加したCES。その後筆者は日本出張等々慌ただしく過ごしており、記事執筆・公開まで1ヶ月半近く経ってしまったけれど、CESとしてもパンデミック後初の本格始動でもあった今年の開催中に各所で感じた事は、その後今日に至るまで

「「私は見られなければならない」 エリザベス女王が貫いた完璧なプレゼンス」:『Forbes』連載

Forbesの連載13回目 は、今月9月8日、96歳でその生涯を閉じられたエリザベス2世のプレゼンスについて特徴的だったあることを、女王が残されたある言葉をもとに、色々調べながら、あのお姿の背景にあったであろうことに想いを馳せながらまとめた。 まずは本文をお読みいただきたい。 この事柄は、決して特別でも方法として難しくもなく、一般社会で生きる我々においても当てはまる。 違っていたのは、その立場における想像を超える重責と、それを全うする覚悟だ。 女王のおっしゃった言葉 “

「BTSの「黒髪」なぜ。バイデン大統領への最高の敬意?」:『Forbes』連載

Forbesの連載12回目 は、「アジアン・アメリカン・パシフィック・アイランダー(AAPI)月間」の最終日である5月31日にホワイトハウスに招待され、バイデン大統領とオーバルオフィス で対面をした、BTSのそのプレゼンスについて分析・解析してみた。 世界的に影響力のあるアジア人グループのそのあり方は、別段ファンでもない筆者にとっても、非常に興味深い。アジア人が被っている社会における問題について、より一層考えさせてくれる存在であるだけで、既に大きな功績だと思うのだ。 まず

ミラ・ジョヴォヴィッチの娘・エヴァーの「礼儀」正しき日本語から、日本人が学ぶこと : 『日経xwomanアンバサダーブログ』寄稿

4ヶ月ぶり、2022年に入って初の日経×woman Terrace アンバサダーブログへの寄稿。 今回は、日本文化に興味を持ち、勉強し始めたという日本語があまりに上手い、14歳の若き俳優エヴァー・アンダーソンさんと言語について考えてみた。 ちなみに彼女の母は、俳優ミラ・ジョヴォヴィッチさん。 エヴァーの、その真っ直ぐな思いが、一生懸命喋る日本語と喋るときの明るい瞳と表情が全て合致していて、言語をしっかり自分のものにして、言葉に昇華できていることに、純粋に素晴らしいなと思える

「アカデミー賞で見せた、レディ・ガガの称賛すべきプレゼンス」:『Forbes』連載

Forbesの連載11回目 は、先日開催されたアカデミー賞授賞式での、あるとても美しい振る舞いと配慮について。それはライザ・ミネリのコー・プレセンターとして登場したレディ・ガガのこと。 日本のメディアでは、ビンタの一件ばかり報道し、この事柄がかき消されてしまっているのかもしれないけれど、「国際基準のエグゼクティブ・プレゼンス」を主として伝えている拙コラム、その根幹とも言えるこのグレース溢れるクラスアクトを、今ここで伝えずしてどうする?!と、取り上げた。 何故日本でこの美し

「NYで「マスク着用義務」が解除。それでもマスクをする理由は?」:『Forbes』連載

Forbesの連載10回目 は、マスク着用義務が解除されたNYだけど、未だマスクをしている人がいるのは何故か?他州との大きな違い、その状況と考え方などを分析。 そして、エンデミックに向かっていくであろうとした時に、今後のビジネスシーンにおけるマスクの取り扱いや、それを通した他者とのコミュニケーションを、ルールやマナー等の”前へ倣へ”の規定ではなく、自分の頭で考えることについてまとめてみた。 まずは本文をお読みいただきたい。 少し前にかなり暖かい日が数日あったけれど、また

「高梨沙羅選手だけじゃない。メイクは「自分で自分を整える」手段」:『Forbes』連載

Forbesの連載9回目 は、現在開催されている北京五輪のスキージャンプに出場した高梨沙羅選手に対する「メイク」バッシングを受け、アスリートだけでなく多くのビジネスパーソンにとって、メイクをはじめとした自分を整えることは、強さに繋がるということを分析・解説した。 まずは本文を是非お読みいただきたい。 今回起こった状況の経緯や問題事項のあれこれは別として、彼女は本当に強い。そんな自分を作り、整えるセルフケアの方法の一つがメイク。この数年さらに言われるようになった、セルフラブ