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海外への出稼ぎって実際どう?

急激な円安と世界的なインフレにより日本円の価値が下がっています。そんな中、こういった報道に見られるように海外へ出稼ぎに出ている日本人が特集されるようになりました。

出稼ぎは実際どうなのでしょうか。
海外7カ国で働いてきた、私が考えを書いてみたいと思います。

出稼ぎとは

まずは出稼ぎの意味を統一しておきましょう。
こちらに出稼ぎの定義が載っていました。goo辞書です。

[名](スル)ある期間、家を離れ、よその土地や国に行って働くこと。また、その人。「農閑期に―する」「―の外国人労働者」

https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%87%BA%E7%A8%BC%E3%81%8E/

ここで私がポイントにするのは「ある期間」という点です。20代の方であればワーキングホリデービザで割とすぐに海外でアルバイトすることは可能です。(20代と書いたのはワーキングホリデービザには年齢の条件がある場合が多いためです)
ただ、本格的に海外で働こうと思うとどこの国でも就労ビザが必要で、アルバイトで働くといったことは事実上難しくなってしまいます。

ビザの種類についてはこちらにまとめているのでご参照ください。

出稼ぎには賛成ですか?

結論から言うと私は賛成です。
特に期間を決めてであれば、職務内容問わず稼ぎに出るということはありだと思います。上にも書きましたが、この「期間を決めて」がポイントです。出稼ぎの場合、あまりスキルが付く仕事ではなく単純労働や季節労働のケースが多いです。そういった仕事をアルバイト的な立場で、お金を稼ぐためだけに長く続けるとその後のキャリア形成が難しくなるためです。

パターン別に見る出稼ぎの方法

ここでは、いくつかのパターンに分けて出稼ぎについて考えたいと思います。一旦ビザについては無視していますが、日本から海外への出稼ぎという条件です。

■パターン1
期間を決めてアルバイトなどで出稼ぎをする。
→これは上記で書いたものと同様ですが良いと思います。このときのおすすめは、目標金額を予め設定する。そしてそのお金の用途も決めておくことです。アルバイトなどは単純労働のケースも多いので、目的を持つことでモチベーションが保てます。

■パターン2
期間を決めずにアルバイトなどで出稼ぎをする。
→正直これはあまりおすすめしません。なぜならスキルが身につかない場合が多いからです。異国で働く場合は日本語以外の言葉を使うことになります。例えばマレーシアに言って、アルバイトでも英語がビジネスレベルになった。であればスキルが一つ身についているので次のキャリアを築きやすいでしょう。ただ、言語も身につかない。お金も貯まるし現地で快適な生活ができているのでしばらく続けよう。というのは良くないと思います。このお金が数百万単位で溜まっていくのであれば話は別ですが。

■パターン3
特に目的等もないけど日本よりも時給が良いから一度海外へ行ってみる。
→これは学生や20代前半までであれば、一度チャレンジしてみるという点ではありだと思います。ただ、それ以降の年齢、さらにその後日本に戻って働こうと考えている場合は計画性がないとみなされる場合もあるので要注意です。日本企業の面接の場ではこういう期間を「ブランク期間」といってまだまだ受け入れない所が多いのが実情です。

■パターン4
一定期間現地で出稼ぎに行き、その後も現地で就職したい。
→このパターンは良いですね。なぜなら目的意識が強くあるためです。目的意識があると何故良いのかといいますと、その目的のために努力をするためです。その努力の結晶はスキルとなり次のキャリアへ繋がります。

個人ではどうしようもない、インフレと給与が上がらない問題

2022年は世界的にインフレになっています。日本も数多くの商品が値上がりしています。日本の場合は値上がりだけでなく、商品の重量やサイズが小さくなるケースもあります。一定率のインフレは経済にとって健全だと言われています。なぜなら物の値段が上がると同時に給料も上がっていくものだからです。
ところが、日本では平成の時代に物の値段が上がっても給料は上がってきませんでした。これは私達個人ではすぐい解決できる問題ではありません。
そうなると、個人で稼ぐために海外に行くことはある意味必然となってくるかもしれません。

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