見出し画像

国民文化の「文化」って何だろう?

一口に「文化」といっても、正直何を指しているのかあまりピンとこないという人が多いのではなかろうか?

学術的な定義もあるが、分野によって異なるのが事実だ。

国民文化比較の先駆者・ホフステッドは文化を「思考のプログラム」と位置付けている。分かりやすく言えば、考え方や行動、態度を形成するベースとなる国民特有の癖や傾向だ。

初期の文化指標を国際企業の研究から抽出しただけに、組織文化についても考察している。

一人の人間の「思考のプログラム」は階層的で、国民文化は家庭環境や地域文化をベースとし、幼少期に形成される。その後、教育機関や職場という社会と接することで、それぞれの組織文化を身に着けるようになる。

多くの日本企業が国際化の問題を抱えているが、国民文化に起因するのか、組織文化に起因するのか、それとも、社会の階層をともいえる会社文化・サラリーマン文化が原因なのか、そのうち一度整理して考察してみたいと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?