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無茶ぶり寄稿文インタビュー編(Vol.15)パワフルな高校生3人が登場!

こんにちは!今回の寄稿文Vol.15 高校生インタビュー編を担当することになりました、インターン生のみぞ&みさきです🐶

「GLOCAL CENTERって何をしてるの?」とよく聞かれます。大切な関係者のみなさんから語られることばを通じて自分たちを見つめていきたい、手触りのあるリアルな社会、京都の産業や世界の今を、人を通じて理解したい。と思いスタートしたこの企画。

今までの寄稿文シリーズはコチラよりご覧ください👀

寄稿文インタビュー編 第15弾は、京都すばる高校の3名です!

かっこよくキメてみました✨(卒業式風)

【プロフィール】
山口 華空音やまぐち かあと/京都すばる高校起業創造科 2年生
北野 煌起きたの こうき/京都すばる高校起業創造科 2年生
下山 音芭しもやま ねいろ/京都すばる高校企画科 2年生

Glocal Shift Programme(2期生)をはじめ、様々なグローカルイベント・学生PJ(尾鷲市×GLOCAL 日本一幸せな雨が降る街へ など)に参加してくれているこうきくん、かあとくん、ねいろちゃんの3人。
そんなエネルギッシュな3人に「これまで」「これから」という2つをテーマにインタビューを行いました🎤


まずは自己紹介!

「好きなこと」「自分を一言で表すと…?」という2つの問いに答えていただきました!

北野 煌起さん

北野 煌起きたの こうき/京都すばる高校起業創造科 2年生
1. 好きなこと:ラブコメ漫画📚
>「正反対な君と僕」を見ると浄化されます!

2. 自分を一言で表すと… : 柴犬🐶
>理由:友達に「他人に心を開きがちなところが柴犬に似ている」と言われるからです。それにかわいい。



山口 華空音さん

山口 華空音やまぐち かあと/京都すばる高校起業創造科 2年生
1. 好きなこと:
映画🎬とゲーム🎮 (※特に🎬「マーベル」と🎮「龍が如く」)
カフェ☕でまったりすること
③趣味:簿記(原価計算)

2. 自分を一言で表すと… :
言語両断、国士無双、原価計算、万事休す、百鬼夜行…。
②動物に例えるなら、「カメレオン」
>理由:何にでも化けて入っていけるけれど、あまり群れで行動するタイプではないからです。


下山 音芭さん

下山 音芭しもやま ねいろ/京都すばる高校企画科 2年生
1. 好きなこと:ゲーム🎮
>ちょうどポケモン第六世代で、「ポケットモンスターX・Y」は人生で一番やってきたゲームです!ちなみに今ハマっているのは「VALORANT」というゲームです。

2. 自分を一言で表すと… : 
「破天荒」
>理由:いろんなことにチャレンジしているからです。
②もし動物に例えるなら、「レッサーパンダ」🐼
>理由:友人曰く顔が似ているらしいです。自分的には雑食なところ(=いろんなものを食べる)が似ていると思います。いろんなチャレンジや経験をしたがりです。

「これまで」編

Q1. グローカルでの一番の思い出は何ですか?

こうき🐶:Glocal Shift Programme(以下、GSP)です!
最終報告会の前日に作業していた時、翔さん(※スタッフ)にたくさん指摘されて明日バックレてしまおうかと思うぐらいに凹みました。
でも考えているうちに「は!こうしたらいいのでは!?」と天啓⚡並みに急にアイデアが降ってきました!その結果、元のアイデアを10点としたら80点までレベルアップすることができました!

この経験からプレゼンに対する意識も変化しました。
以前はどちらかというとユーモア頼りなところがあったんですが、GSPに参加後はユーモアも交えながら、プレゼン自体の中身も聞きやすくする工夫を取り入れることができるようになりました。二刀流です✨ このプログラムで得たノウハウは本当に一生の財産になったと思っています。(他のPJや授業のプレゼンでも最優秀賞などいっぱいもらえるようになりました~!🥇)

かあと🦎:総合的に見ると、GSPの道のりです。
参加する前は自分自身のことを「プレゼンが上手いまとめ役」だと思っていました。高校で務めたすばるデパートの店長をはじめ、やり方を模索しながらまとめ役をしていたのですが、GSPでいろんな視点に出会えたことで全体的なスキルのレベルが上がったと思います。

僕はGSPで「ブラック校則」という問題に個人で取り組んでいました。その問題について考える際、生徒側の弊害ばかり着目していて、抑止力などの学校側からの視点を考えられていないことに気づきました。その気づきのおかげで、自分の利益だけでなく、全体の利益を含め、ものごとを俯瞰して見れるようになりました。


Q2. グローカルで学んだことを1つ挙げるとするなら何ですか?

こうき🐶:プレゼンのノウハウ、メモの取り方、「否定しない」姿勢の3つです。どれも方法が体にしみ込んでいて自分のものにできていると感じています。「否定しない」姿勢に関しても今はもうルールとしてではなく、自然と受け入れられるようになりました。

かあと🦎:ものごとを俯瞰して見ること、人の意見に乗っかることの2つです。これは店長やまとめ役の仕事にも通ずるスキルでもあり、日常的な会話でも生かせるものだと思っています。
人が意見を述べたとき、司会者としてただ「そういうのもあるね」と肯定するだけではなく、+αで「こういうこともあるよね」と話を広げていくことで、話の濃さが変わり、よりよい意見が生まれるようになりました。

ねいろ🐼:1番は、チャレンジすることの大切さです。
「どうせ自分なら無理だしやめちゃおう」と思うことが減ったように感じます。(学習面ではまだまだですが…) 「高校生歓迎!」なんてフレーズがあると参加してみようと思えるようになりました。
それにこれまでチャレンジしたことで失敗したことがないんです。あまり自分に合わなかったな、と思うことはありますが、それは失敗ではないから失敗としての記憶に残っていません。最後までやり遂げることができたなら、それは成功だと思うし、自分に合っていたなら大成功!みたいな感じです!

最近1番チャレンジしたことは、尾鷲のPJです。自分がやりたいと思っていることと少し違うんじゃないか…と思い、参加するかとても時間をかけて悩みました。でも、やっぱり「なんでもチャレンジだ!」と思い参加を決めました。


Q3. グローカルは貴方にとってどんな場所ですか?

こうき🐶:「経験がいっぱいある場所、経験の場」だと思います。
例えば尾鷲のPJに参加していなかったら「尾鷲」という町すら知らなかったと思うし、実際に訪問して魚を捌くこともなかったと思います。他のPJでは自動車工場を見学した際に創業者の方とお話しさせていただいたり…!

こうした経験を自分のものにもできているなと実感する場面もあって。
学校で企業の方に新しいビジネスを提案する機会があったのですが、ほかの班は「もう少し…」とフィードバックを頂いている中、自分たちの班は「すごいね、脱帽です!」と言っていただけました。とてもうれしかったです。

かあと🦎:「サイゼリヤみたいなファミレス」だと思います。
ファミレスで友人と話すような距離感・雰囲気で、話ができるのがいいところです。頼んだピザ🍕にトッピングをいろいろとのせてよりおいしくカスタマイズしていくように、持っていた意見を大人のパワーでレベルアップできる場所だなと思います!それに、ドリンクバーでジュース🍹を混ぜるような感覚に近いと思うのですが、違う視点や意見が混ざって新しくなり、どんどん意見が美味しくなっていくような「足し算・掛け算がいっぱい」の場所です!

ねいろ🐼:出会いの場というより「自分の視界を広げてくれる場所」です!
絶対に同じ人がいないし、ひとりひとり持っている進んでいる道があるからこそ、いろんな人と話していく度、いろんな道が自分の中に増えていくように思います。

これまでグローカルで出会った人の中で印象に残っているのはかりんさん※という方です。いい意味でここまで狂っている人いるんだ!と衝撃を受けました。やりたいことをやっているけれどバラバラじゃないし、いろんな方向から自分のやりたいことに繋げているのが素敵でした。めっちゃかっこいい✨
 かりんさんの話を聞いて、見たいこと・やりたいことを見つけてからでなくても「とりあえず行ってみる」こともアリなんだと思えたのでいろんな国に行きたいと思います!

(※福嶋花梨ふくしま かりんさん 詳細:「Glocal Shift Programme 座談会編」の紹介当日の様子の2つのnoteからチェック👀)


Q4. よくイベントやPJに参加してくれる3人。ずばり!参加する理由はなんですか?

ねいろ🐼:みぞ(※インターン生)が誘ってくれるから!というのが大きな理由のひとつです。そしてもう一つの理由はグローカルに行き続けることで視野が増えて、いろんな道を考えることができるからです。ひとつのことに集中すればするほど私はどんどん視野が狭くなってしまうことが多いので、定期的にグローカルに来てドバっと視野を広げたいです!リフレッシュ!

***

かあと🦎:シンプルに面白いからです!学校で行うプレゼン・PJはできることの範囲がものすごく限られていますが、ここでなら様々な枠を超えて企業や行政とも関わりながら挑戦できると感じています。

こうき🐶:学校での「提案してみよう」という授業では実現する可能性が低く、一つの学びとして授業だけで完結してしまうことが多い印象を持ちますが、ここではそれ以上に大人が本気で向き合ってくれる・聴いてくれる空気感があって好きです。

かあと🦎:学校は生徒を評価することが必ずあるからこそ、生徒は評価のためにやっている感がすごくあります。でも、ここ(グローカル)でやることはカリキュラムではないし、成績の5を取ることが目標じゃない。目標設定が自分たちでできるからこそ、自分で選べる範囲が広いなと思います。縛られていない感じがいいです。

こうき🐶:それに!ここは肩書を気にせず、いち人間として聴いてくれる感じがします。(ここ以外でも中には高校生の意見でも真剣に聞いてくれるひともいるのかもしれませんが、今まで僕が経験してきた中では同じようなことを言っても「高校生が何言ってんだ」という雰囲気を感じることが多かったように思います。)


はいチーズ✨で同じポーズを取る3人✌


「これから」編

Q1. グローカルで or グローカルと どんなことがしたいですか?

こうき🐶:「QUESTION/Student Lab 〇〇支店を持ちたい」
学生をサポートする大人がいてくれることで、僕たち学生はGSPなど様々な活動ができているなと感じています。(時には地域を超えて関わることも!)ですが、実際京都以外に住んでいると結構参加しづらいのではないかと思っています。
こんなに面白いことしているからこそ、もっとひろいところに展開していきたいです。そしてそこで翔さんみたいに(スタッフとして)学生をサポートしたいです!

かあと🦎:「地域連携PJを京都の中でもっと手軽にやりたい!」
今回参加した尾鷲のPJでは外部の立場で取り組みました。そこから今度はより身近な京都で、内部の視点をもって考えたいです。尾鷲の高校生など外部の方を京都に招いて意見を聞き、提案を作ることをしてみたいと思っています。普段生活している中で、当たり前になっていることを疑ってみたり、反対に京都にある田舎を舞台にして、できることを考えたりしたいです。

ねいろ🐼:「全世界🌎の人全てと喋ってみたい、76億人がそれぞれ歩んできた道を知りたい」
今までいろんな大人の話を聴いてきたけれど「この人の話マジでない」と思ったことがありません。むしろ「へーそうなんや!」と思えるかっこいい大人ばかりだからこそ、もっといろんなひとの人生を知りたい・話を聴きたいです。


Q2. 2024年の目標を教えてください🐉

こうき🐶:「進路を決めてまともな人間になる!」

かあと🦎:「コミュ障をもっと直す!」
グローカルに来てから着実に直っているので、もっとレベルアップしたいし、もっと堂々としたいです。

ねいろ🐼:「 \ NEW / 5人から尊敬される人になりたい」
生き方の部分で尊敬される人になりたいです。

ねいろが尊敬する生き方
・やりたいことは誰になんと言われようと変えず猪突猛進する。
決めたことについては筋を通すけれどいろんな人に理解がある。
・だけど全員が全員まっすぐ進むしかないと決めつけず、他者への理解を示すことができる。

💙

かあと🦎:僕たちは商業高校に通う生徒なので何かと授業等に応用できる場が多いです。学校で行うプレゼンなどを通してアウトプットできるからこそ、自分成長をものすごく感じやすいです。でももし普通科だったらどうだろう、と考えることもあります。

僕らが「1(商業学校での学び)+1(グローカルの学び)」=2だとすれば
普通科だったら「0(やったことない人、やってみたいけど踏み出せない人)+1(グローカルでの学び)=1」になるのでは?と思います。

その1を作るためにももっといろんなひとがこの場を知って、PJに参加してみる、そして学校で実践する・練習する場をつくって僕らと同じように1+1にできたらいいんじゃないかと思います。

インタビューの様子


Q3. 将来の夢は何ですか?どんな大人になりたいですか?

こうき🐶:PJで様々なところへ行けたり、Students Labを無料で使えたり、と学生に対して普通ではありえないぐらいの学びを与えてくれるグローカルが本当にすごいと思う。今度は僕がそのポジションになりたいです。
進路という意味では、大学に進学したいです。

かあと🦎:就職希望です。
(もうここに学生として来れることも少なくなる…( ;∀;))
残りの学生期間で長期PJなどにも参加してもっと吸収したいです!
そして作る系の仕事や企画・マーケティングの仕事をしたいと思っています。ここでの学びを生かせる仕事に就きたいです。

ねいろ🐼:余裕のある人間になりたいです!
言い換えれば、イライラしている人間になりたくないと思っています。イライラしているのは何かに追われていて周りが見えなくなっている状態だと思います。そういった人を好きになる人も少ないと思うので余裕のある人間になりたいです。

そして、お金を稼いで、第二の人生を歩む前に年収1000万💰を超えたいと思っています。そのために勉強すること・チャレンジすることを辞めないと決めています。年齢を理由に諦めず、やっちゃうか!でやる。合っていなくてもチャレンジし続けたいです。


編集後記

今回は元気いっぱい現役高校生へのインタビューとなりました。インタビュー中も高校生のユーモアや素直な意見に笑いながら・共感しながらお話しさせていただきました。

インタビューを通して感じたことは「大人の本気度は学生に伝わっている」ということです。こうきくんやかあとくんが言っていたように、高校生は大人の本気度を敏感に感じ取っています。PBLやアクティブラーニングといった学びがどんどん学校教育に取り入れられていますが、今の教育の仕組みでは、学生は「どうせ提案しても実現しないんでしょ」「評価が良ければなんでもいいや」と思ってしまっています。課題解決的な学習のみならず、5教科の学習であっても「やっても意味ないじゃん」と思いながら勉強するって楽しくないですよね。では、どうすれば学びの意義を感じながら学習することができるのでしょうか。

私は、大人が若者に「あなたたちの力が必要だ」と伝えること、若者が「自分たちが必要とされている」と感じることが必要なのではないかと感じました。国語が得意でも、数学が得意でも、スポーツが得意でも、プレゼンが得意でも、それぞれの能力が必要とされていると感じられたなら、きっと楽しさだけでなくその意義も見出しながらレベルアップしていけると思います。

そのための第一歩は、大人と若者が、本気で一緒に取り組むことだと考えています。大人が社会を変えたいと思っていて、そのために学生と一緒に取り組みたい!と本気で思っているのなら、学生も感応して、大人と一緒に本気になって解決策を考えます。もちろん、その逆もまた然りです。

また、インタビューの中で、ねいろちゃんが「グローカルで出会う大人、みんなかっこいいです✨」と伝えてくれました。暗いニュースも多く流れる世の中ですが「かっこいい大人が身近にいる」というメッセージを高校生が受け取ってくれていることを嬉しく思いますし、大人を「かっこいい!」と感じる・認められる素直さも素敵だなと思いました。私は「本気で何かに取り組むひと」はとてもかっこいいなと思います。

逆に、大人が高校生・学生をかっこいいと思えることも大事なのかなとも感じました。ここまで読んでくださった皆さんは、今回のインタビューに答えてくれた3人の高校生の「かっこよさ」を感じていただけましたか?グローカルセンターには、かっこいい大人も、かっこいい学生も集まる場所ですが、みなさんの身近なところにも「かっこいい」ひとはたくさんいるはずです。身近なひとの「かっこいいところ」をぜひ探してみてください👀

こうきくん、かあとくん、ねいろちゃん!
たっぷりとインタビューに答えてくれてありがとうございました✨
ひとりひとりがしっかりと考えて挑戦し続けていてとっても素敵です
これからもグローカルといろんなことしていきましょう!

ここまで読んでくださりありがとうございました
次回(Vol.16)もお楽しみに!

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