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UKのヤクザ

ネットフリックスで配信されているBBCのドラマ
『ピーキー・ブラインダーズ』

お勧めに出てきても、これ見始めたらやばいよな、とずっと思いながら後回し後回ししてたけど、とうとうエピソードを観るをポチッと。。

嗚呼、ご多分に漏れず、すっかり入れ込んでおります。

1920年代 イギリスのバーミンガムで台頭したギャングのお話。

ギャングを取りまく背景は時代の流れと共に様々に変化してゆく。

スコットランドヤード、共産主義者、組合運動、労働者、イタリアンマフィア、アイリッシュ、IRA、ファシズム、、スコットランドのビリーボーイズ、働く女性たち、常にどの時代も同じような少し外郭に存在し続けるチャイニーズマフィア。

そしてこの物語の真ん中にいるのはバーミンガムのギャング、ピーキー・ブラインダーズ。
そのピーキー・ブラインダーズを取り仕切るのは主人公のトーマス・シェルビーを筆頭とするシェルビーファミリー、彼らはロマ(ジプシー)。

シェルビーファミリーが 大きな組織になることで、ギャングの事情や政治の事情、人種、宗教の事情に、巻き込んで、巻き込まれるほどに、ファミリーの各々が、みるみるうちに狂ってゆく様を描いている。
回を増すごとにみんな狂うので、ちょっと「しんどいかな」と思いながらも、シェルビーファミリーの男女問わず、それぞれが洒落ててかっこいいこともあり、ついつい観てしまう。

UKの歴史ドラマは現エリザベス女王を軸としたロイヤルファミリーのドラマ『クラウン』もとても面白かったけれど『ピーキー・ブラインダーズ』は『クラウン』が扱っている時代より少し前のUKで、物語の背景もロンドンではなく、バーミンガム、ワーキングクラスのファミリーのドラマ。

そう思ってみると、UKの歴史は面白いよなあ。

ドラマで使われる英語のアクセントも本当に違うし。

本国UKでも人気があってドラマの本まで出てるみたい。

2021/12/1

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