【漫画】ユカミカ43「もし握力が100万になったら」
ねぇミカ。もしある日突然、怪力を手に入れたら、ミカどうする?
えー!そんなことある訳ないじゃん。
もしもの話よ!ある日突然、賞味期限切れの、カップラーメン食べて、「う、お腹が!」って思ったら、急に超怪力になってるの!スマホ持とうと思っても、バキッて折っちゃうし、エレベーターのボタン押そうと思ったら、力が強過ぎて、ボタンが陥没。
カップ麺の賞味期限が切れるって、一体どれだけ大切にしまってたの?てか、それじゃあ、全然良いことないじゃない。握力30が100になるぐらいだったら、「書類運ぶの軽くてラッキー!」って感じだけど、そこまで超人的だと、逆に日常生活で苦労しそう。
バカね。そこから、「これは俺がヒーローになるしかない!」って決意して、力を上手くコントロールできるように、毎日特訓するんじゃない!それで2週間後。街には、銀行強盗やひったくりを鮮やかに撃退するヒーロー「怪力マン」の姿が!
名前もっと他に良いのなかったの?でも確かに、スーパーヒーローになるのは憧れるかもね。でも、あれって、結局無給でしょ。私も、みんなの希望になれるのは嬉しいけど、流石にボランティアじゃ、後が続かないよ。やっぱり仕事終わりは、家でゆっくり映画みたいし。
急に夢を破壊して来るじゃん。そこは、ほら!国民栄誉賞とか、警察からの感謝状とか、おばあさんからの賞賛の声とか聞いてるうちに、「やっぱ俺が」ってなるのよ!
やっぱりそれってブラックじゃん。私だったら、どうせやるなら、いっそのこと警察官にでもなるな。そうしたら、お給料もらいながら、毎日みんなの役に立てるし。
怪力に似合わず、頭は超理系な考え方なのね。じゃあ、行っておいでよ警察学校。毎日とは言わないけど、たまにならラインで悩み聞いてあげても良いから。
えー。冷たーい!良いもん。ヒーローは正体を隠すもの。私だって、自分一人の力でなんとかやってみせるんだから。
でも、やっぱり私もヒーローになるのは諦めるかな。
あら、どうして?あ、わかった!確かにユカは、ヒーローっていうより、ボディービルダーとかの方が似合ってるもんね。なーんて!
だって、ヒーローになったら、みんなのためにはなれるかも知れないけど、ミカのためには行動できなくなるもん。私は、何よりミカの助けになりたいからさ。
ユカ・・・!
バカね。いつから私が、ユカに守ってもらわなきゃいけないほど、弱くなったのよ。私もまだまだ現役。素手だけでも、ゾンビ100体は余裕でなぎ倒せるんだから!
意外に強!じゃあ、逆に頼まなきゃね。明日から、私のボディーガード!
おしまい。
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