【漫画】ユカミカ32「もしノーベル賞を受賞したら」
ねぇミカ。もし私がノーベル賞を受賞したら、ミカどうする?
えー!そんなことある訳ないじゃん。
もしもの話よ。そうねぇ。たとえば、私がグラビトンを発見して、ノーベル物理学賞を受賞。テレビもラジオも新聞も、世界は私のニュースで大盛り上がり。
ないない。だって、世界中の科学者が日夜、重力子を発見しようと必死になって研究してるのに、まだ見つかってないんだよ?それなのに今、科学者でもないユカが、いきなり簡単に見つけられるわけないじゃん!
わからないわよ。たまたま、戸棚にあった虫眼鏡で、そばにあったホコリを除いて見たら、なんとそこにキラキラ光る不思議な粒が・・・!
素粒子の小ささを舐めすぎでしょ。それに新しい素粒子を観察しようとしたら、流石に最低でもスーパーカミオカンデぐらいのちゃんとした設備がないと。
全く、相変わらずミカは夢がないなぁ。ま、確かにノーベル物理学賞を取るのは難しいかも知れないけど、文学賞なら、まだなんとかなりそうじゃない?ミカ自身だったらどう?もしミカが文学賞を受賞したら。
それは文学賞に失礼だよ。そうねぇ。もし私だったら・・・
やっぱり想像できないな。だって、世界一の賞だよ。そんな簡単に一般ピーポーが取れるわけないし、逆に「簡単簡単!」とか言ったら、ガチの人に失礼だよ。
もう、ミカは本当真面目なんだから。ま、そこもミカの良いとこではあるんだけどね。
でも、正直私たちでも、一つだけなら取れそうな賞はあるんじゃない?
え?そんなのあるの!?いや、もちろん私は今からでも物理学賞取れる自身あるけど!
ノーベル平和賞!世界全体は難しくても、2人一緒にいるだけで、少なくとも私とユカはほっこり幸せな気分になれるもんね。
ミカ・・・!
バカね。それはノーベル賞とは全く関係ないでしょうが。でも、気に入ったから、特別今から私がミカに賞をあげる。ユカ上手く持ち上げたで賞!
なにその超マニアックな賞?てか、それを受賞するなら、逆に簡単過ぎない?「ユカ様素敵ぃ〜!」って声援送るだけで、すぐもらえそうだもん。
おしまい。
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