【漫画】ユカミカ38「もし宝の地図を発見したら」
ねぇミカ。もし宝の地図を見つけたら、ミカどうする?
えー!そんなことある訳ないじゃん。
もしもの話よ。部屋を掃除してたら、不意にクローセットの奥から、古びた宝の地図が見つけるの!
それ絶対誰かがイタズラで隠したやつじゃん。てか、どんな汚れたシロモノでも、闇のルートですぐに現金に変えられる今の時代。わざわざ金銀財宝を担いで、島まで隠しに行く必要なんてないでしょ。
わからないわよ。どこかの資産家が、お金持ち生活に飽きて、遊び半分で、こっそりお宝を隠した可能性も。
だとしても、自分より頭の良い人が、とっくの昔に全部掘り出してるわよ。だから、もし宝の地図が見つかっても、もうそれは用無しってことね。
本当、ミカは夢のカケラもないんだから。私だったら、どんなに過酷な残業明けでも、一目散にスコップ担いで、お宝掘り当てに行くわよ。だって、ワンチャン100億円が当たるビッグチャンスだよ?ローリスク・ローリターン。そんなの探しに行くしか他にないでしょ。
ユカの計算上、体力は無限大の資源なのか。ま、でも実際、探しに行ったら案外面白そうね。一種のアトラクション施設な感じ。地図で目的の島の場所を探して、暗号を解読。まるで、リアル謎解きゲームみたいじゃない?
ほーん。ミカは、結果ではなく過程を楽しむタイプか。なるほど。じゃあ、ミカは謎時役で、私はお宝持って帰る役ね。頭脳は貸せないけど、力仕事なら私に任して!
それ、絶対帰るときに私を裏切るパターンじゃん。そこは、帰りのボートに乗る前に、まずは山分けっしょ。
全く、公認会計士のいうことは面倒臭いなぁ。
公認会計士って、ただ趣味で、会計の勉強してるだけだし。でも、そういうのはハッキリさせて置かないと。金の切れ目が縁の切れ目じゃないけど、あとで取り分を巡っていがみ合いとか、絶対嫌じゃん。
けどぶっちゃけ、ミカにだったら私の分け前、多少多く取られても、なんだか許せちゃう気がするな。
まさか、割り勘は必ず一円単位まで、キッチリ勘定するあの「絶対損したくない人間」ユカが!?
だって、ミカにはいつも借りを作りっぱなしだし。昨日も、夜遅くまでずっと私の話聞いてくれてたから。ここいらでいっちょ、借りを清算しておかないと、逆に私が居心地なくなっちゃうもんね。
じわっ・・・!
何言ってるの?私の貸しは「プライスレス」。ユカ本人が私の元でビシバシ働かない限り、一生返そうと思っても、返せないんだから。
マジで!?まさかの労働本位制?しゃーない。じゃあ早速ミカのために、一働きするか。で、何すりゃ良いの?山にクマでも倒しに行こうか?
おしまい。
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