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【漫画】ユカミカ37「もし24時間AIに監視されていたら」

ねぇミカ。もし24時間ずっとAI に監視されてたら、ミカどうする?

えー!そんなことある訳ないじゃん。と言いたいところだけど、そういう未来も近いかも知れないわね。現に、外は監視カメラに家ではスピーカー。ある種、本当にフリーな時間って、限られて来てる。

私が想像する未来は、そんな甘いもんじゃないわよ。一歩外に出れば、ドローンブンブン、AIギョロギョロ、道路に設置されたセンサーで、自分の歩幅さえ、全て監視されてる。

それは気持ちの良いものじゃないわね。でも、あれでしょ?そういうのって、交通量を調査して、より円滑な通行を実現させるためにある、街のシステムなんでしょ?なら、三歩譲って、しょうがないんじゃない?

えー!なんでそんな従順なのよ!もっと、反旗を翻さないと。だって、もしかしたら、家で毎日化粧も落とさず、ソファーで寝て、カップラーメン三昧って生活が、誰かに筒抜けかも知れないんだよ!

アンタ普段どんなカオスな生活してんの。でも良いじゃない。監視してる相手は、AIなんだから。別に近所のおっさんに見られてるわけじゃないでしょ。あくまで統計的なデータとして、量的に見られるからOK。

相変わらず、ミカはサッパリ・パリの助けなんだから。油断してると、そのうち人類より、AIの方が頭が良くなって、暮らしから何から、全部主導権を握られるようになっちゃうぞ!

その時は、その時。まぁ、機械とガチの戦争みたいなことになるのは、もちろん御免だけど、その前に私たち、人類の力で、なんとかするしかないわね。

ま、正直、監視されていようが、いまいが、直近で迷惑被るみたいなことには、今の所なってないから、別に良いのかな?

この落差よ。さっきまでの熱意はどうした?

だって、いくら監視されても、私の本当の心の中は、ミカにしかわからないもん。だから、セキュリティー万全!ま、ぶっちゃけ時々、筒抜け過ぎて、恥ずかしくなることもあるっちゃ、あるけどね。

ユカ・・・!

ふむふむ、なるほど。読める、読めるぞ!ユカは、お金にがめつくて、自販機でジュースが買えない子供がいても、絶対に10円足りとも、貸してあげない器が小さいやつっと。

は?ちょと、勝手に何決めつけてんの!いくら私でも、流石に泣いてる子がいたら、1円ぐらいは貸してあげるわよ。って、1円じゃ、自販機に入らないか。

おしまい。

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