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レトロゲーム遊び記録 2024年冬

いつでも自分はレトロゲームにアンテナをはっていて、情報を仕入れたり買ったりしている。大人になってからレトロゲームを買うのは、自分が子供の頃に遊んでいたものを懐かしむとか、コレクション的な意味合いが強いと思う。買ったものを、しっかりと遊ぶっていうのはほとんどなくなってしまうと思う。

そこであえて俺は、これまで買いためこんできたレトロゲームを真剣に遊んでみることにする。子供の頃遊んでいたゲームは全部実家に置いてきてしまったので、手元にあるのはここ10年くらいで買ったものばかり。目指すは、買いためてきたレトロゲームを全制覇すること。まずは、ここ3か月で遊んだ5本から。


■スーパーマリオブラザーズ3(FC)

自分が幼稚園児時代から遊んでいるゲーム。
幼稚園嫌いで毎日泣いていたので、親に、泣かないで幼稚園行くと約束するなら15分だけマリオ3やっても良いと言われて毎朝遊んでいた。
そんな遊びすぎたこの一本から始めてみよう。

最近無性に遊びたくなったのは、youtubeであるチャンネルを見つけたことからだった。マリオ3だけでずっと何本も動画をアップし続けているチャンネル。詳しい解説から、裏技、小ネタ、検証、チャレンジ、ランキングなど、マリオ3だけでどこまでやり続けるんだとつっこみたくなる。

当時は、自分もこれ一本で何年も遊べてた。ゲームとして完璧なんだけど、変なバグがあるところも、それはそれでむしろ完璧なんだと思う。城に入った瞬間に地蔵に変身するとフリーズするという致命的なバグでも、そうやって今日積み上げてきたものを台無しにする、っていう遊び方で楽しんでいた。

久々に遊んでみてもおもしろかった。このゲームは一生涯面白いと思う。

エンディングの曲めっちゃ良いよ


■スーパーマリオブラザーズ2(FCD)

3をクリアした勢いで、2も遊んだ。2は当時、SFCのマリオコレクションで散々遊んでいた。大人になってからはディスクシステムを買って、実機で遊んでいる。未だに2を遊ぶには、気合を入れる必要がある。今遊んでみても、やはりむずかしい。

2-1の最初のパタパタで無限1UPをして、そこからワープせずに全面クリアしていくのが自分のやり方。ワールド8がとにかく難しいんだけど、小さいころからワールド8だけをあまりにもやりすぎて、逆にもうワールド8では死ななくなっている。

マリオ2のエンディング曲の音質かなり感動する
昔から、タイトル画面に★を埋めることが夢だった

1回クリアするとタイトル画面に★がつく。★を8個貯めるとワールドAに行ける。何度かクリアしてる気がしたけど、このディスクではひとつめの★だった。3年くらい前に発売されたゲームウォッチ版やら、3DSのバーチャルコンソールやら、マリオ2が発売されたら毎回買ってるからわけわからなくなってる。ディスクのデータが消えたのかもしれないけど、そもそもディスクシステムってデータ消えることあるんかな?忘れがちだけど、今でも40年近く前のゲームを実機で遊べてるってすごい。


■バイオハザード(SS)

自分が小学生時代に発売され、当時一世風靡したゲー。当時サターン版で何遍も遊んでた。じじいなので、あまりサターンのことをレトロゲームと言いたくないっていう思いがありつつ・・

芭月涼です(違います)

20年以上ぶりに遊んだと思うけど、ぜんぜん忘れてないし、むしろ上手くなってたと思う。1はハーブが一か所にまとめて置かれてることが多く、取ってはアイテムボックスに戻って~とかもたもたしてたからクリアタイムは遅め。2やコードベロニカの、救急スプレーを使うとランクが下がるってのが頭に残ってて、救急スプレーを使うのは悪と思ってたから、救急スプレーなしでクリアした。

久々に取り出してきたのは、タイラントが2体出てきた記憶があったのを確かめたかったから。買って初めてクリス編遊んだ時に、タイラントが2体出てきた記憶があり、それ以降一度も確認することがなかった。

記憶通りサターン版はタイラントが2体出た。普通にPS版と同じゲームだとずっと思ってて、サターン版はアレンジされてるとか知らなかった・・。

サターンオリジナルの激強ウェスカーゾンビ

他にも、ウェスカーがゾンビ化した奴も出てきたり。こういう、続編出すことが決まって無かった時に作られた、続編と辻褄が合わなくなるような要素大好き。


■スウィートホーム(FC)

スウィートホームは、ファミコン時代に存在した、かなりバイオハザードに近いゲーム。閉じ込められた洋館から脱出する謎解きホラーRPG。

ただただ嫌な気持ちになるストーリ

スウィートホームは、高校時代くらいにレトロゲーム収集にハマっていた兄が遊んでいた。それをちょっとだけ見ていた記憶がある。その時に見たエンディングが、全く意味わからなくて後味も悪くて気持ち悪かったんだけど、兄はそれがベストエンディングだと言っていた。そんなわけないだろ、って思いもありながら、だいぶ昔のことなので記憶違いだったのかと思ってた。ついに最近スウィートホームを遊んで確認してみたところ、まじでこのエンディングだったんだな・・。

グラフィックや音楽など、恐怖を演出するにはいろいろあると思う。自分としては、一番気味が悪かったのは、終盤に出てきた「れい」。なんの脈絡もなく、普通に人間のグラフィックで「れい」が出てきたのが、何とも言えない不気味さがあった。

NOKKO

まあ、ファミコンなので、いまさら「怖い」ってことは全体通してほとんど無かった。「怖い」っていうよりは、「不安」はずっとあった。謎解きで使うアイテムがたくさん出てくるものの、それを一人2個までしか持てない。アイテムを取りたければ、手持ちと交換してその場に置いていく。カギとかくすりとか、どのアイテムが今後必要になるのかわからないまま、その場に置いていくのは不安になる。この辺の不安はバイオハザードにも継承されていると思う。

けど、歩くのが早いのと、どこでもセーブができるので不便さをあまり感じなかった。むしろバイオよりもテンポよく進められた。ファミコンにありがちな、理不尽さ・不親切さ・わかりにくさがほとんどなかったと感じた。ファミコンソフトとして優秀すぎて、不安や恐怖がどこかにいってしまってるかも。なんか音楽もノリノリでかっこいいし。

そんなことより、パッケージ絵で叫んでる人、あきこだったということを初めて知った。ずっと、ゲームと関係ないどっかのおっさんだと思ってた。


■ドリームマスター(FC)

ゲーム内容をあまり知らず、ナムコ製ファミコンソフトのハードケースとシールが好きで買ったんだと思う。今回初めて遊んだ。

夢の世界で姫を助ける王道RPG。特徴は、ダンジョンが靄に覆われていて先が見えず、歩いてみるまで先のマスに何があるかわからないこと。敵がいるかもしれないし、壁かもしれないし、落とし穴かもしれない。あまり考えずにがんがんマスをオープンさせて進んでたけど、クリアできてしまったので難易度はわりとゆるいと思う。時間はかかるものの、マスを開けることで回復できたり、敵と戦ってレベルが上がるので有利。

このゲームもスウィートホームと同様、アイテムを持てる数に制限があって、どのアイテムを持っていくかがポイントになる。ファミコン時代のゲームって、持てるアイテム数に制限があってどう運用していくかが問われるの多かったよな、ってふと思った。今ではストレージ容量を気にしなくていいような時代になったけど、昔は容量との戦いだったということを思い出した。セーブデータも1個しか持てないような時代に生きた自分は、最近のRPGでいくらでもセーブデータを持てるようになってることに対して、「それで楽しいか?」とか思ってしまう。いやもっと楽しくなってるだろ、じじい。

ぜりたー!りみゅーを救え!

このくらいしっかりとできていれば現代でも通用するレベルだと思った。不便さをあまり感じなかったし、合格点だと思った。でも、それでは名作として語られないことに気づいてしまう。スタッフの隠しメッセージが仕込まれていたリ、バグや不親切極まりないファミコンの問題児たちの方が、今では話題になったりして生き残っている。問題も無く、とびぬけているわけでもないゲームは埋もれてしまっている。それは人間も同じか、とか思ったり。


そういう意味だと、今回遊んだ中では、マリオ3がほどよいバグもあり、断トツでおもしろく、やはり完璧だと思いました。
また。

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