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Mac Pro(Mid 2010)について

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Mac Pro (Mid 2010)を2022年の今もまだメインマシンとして使っています。新品で購入した12年前と今では、自分を取り巻く状況はずいぶんと変わったけど、ずっと付き合ってきたかわいい相棒です。自宅で仕事をする機会が増えた昨今、いっそう重宝してます。筐体のデザインとして、この頃のMac Proが一番冴えてると思っていて、いい頃合いで売却して次のマシンの資金に充てるような賢いやり方は、一度も思いつかなかったです。かっこいいからなるだけずっと使えたらいいなあと思ってた。施したモディファイが延命効果をもたらしていて、まだなんとか現役で働いてくれている感じです。シングルCPUのMac Pro(Mid 2010)としては、できることはおおかたやっているようにも思います。少しずつ使いやすくモディファイしていったもろもろをメモとして書き連ねてみます。

OSはMojave(10.14)

Mac Pro(Mid 2010)は、Mac OSがHigh Sierra(10.13)からMojave(10.14)に上がった際に、デフォルトのグラフィックボードRadeon HD 5770Metalに対応していないことによって足切られました。僕は、グラフィックボードをNVIDIA GeForce GTX 680に交換していたので、Mojaveの壁は、特に意識せずとも乗り越えることができました。グラフィックボードを交換していた理由は、仕事でInDesignのデカい頁モノを扱うことが多く、それに付随するリンク画像やPDFのサムネイルを一覧する時など、デフォルトのRadeon HD 5770では力不足を感じていたからです。(ちなみにMojaveだと、Adobe InDesign、Photoshop、Bridge、Illustratorは「2021」までインストール可能)また、中古で安く購入したNVIDIA GeForce GTX 680は、ふつうにPC仕様だったので、Macに対応したROMへの書き換えを実施して、起動時にリンゴマークが正しく表示されるように修正しています。ROMの書き換えについての詳細は、ここでは割愛します。

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CPUは3.46GHz 6 Core X5690

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デフォルトのCPUは、Intel Xeon W3565 3.2 GHz 4Coreだったのですが、Intel Xeon X5690 3.46GHz 6 Coreに乗せ替えています。シングルCPUのMac Pro(Mid 2010)が積めるマックススペックのCPUです。中国のサイトから中古を3500円程度で購入しました。CPUの交換作業は、拍子抜けするほど簡単です。CPUが変わって、積めるメモリーの帯域や最大量が変わったので、PC3-14900R 16GBを4枚挿して合計64GBで動かしています。

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起動ディスクをSSD化

Mac Pro(Mid 2010)の挙動を高速化する点においては、起動ディスクを従来のハードディスクからSSDに交換することが言うまでもなく最も重要。僕の場合は、PCI ExpressM.2 PCIe変換アダプタ(下のリンクの商品)を挿して1TBのNVMe規格のSSDを起動ディスクとして使っています。デフォルトのドライブベイ×4はそのままなので、5つの内蔵ドライブがある状態です。でかいメモリーを積んでいるので、じゃーん後の起動時間はそれほど短縮されませんが、総じてSSDは速い。生まれ変わる。

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Wi-FiとBluetoothを変更

古いマシンなので、Wi-FiやBluetoothの規格を少しでも上げておきたいと思い、Wi-Fiは802.11 ac、Bluetoothは4.0まで対応したカードBCM94360CDを中国のサイトから3500円程度で購入して付け替えました。Mac Pro(Mid 2010)デフォルトのカードでは、Wifi : 802.11 n / a / b / g、Bluetooth : 2.1までなので、Wi-Fiの通信速度は劇的に上がります。

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拡張スロットはUSB3.0とFireWire400

PCI Expressの拡張スロットは、前述のグラフィックボードNVIDIA GeForce GTX 680と、起動ディスクのためのM.2 PCIe変換アダプタと、残りは、USB3.0のカード(下のリンクの商品)とFireWire400のカードを挿しています。Mac Proに接続している2台のオーディオインターフェース(Furutech社製とApogee社製)のためのポートです。Apogeeの方がFireWire400接続なのですが(Firewire800への変換コネクタを使うとデバイスとして認識してくれないんですよね…)、Apogeeの音に慣れきってしまっていて、デジタルサウンドを聴く際の自分の基準になってるので、なるだけ変えたくないんです。ただ、さすがにFireWire400なので、このMac Proが死ぬ時は、Apogeeが死ぬ時でもあるだろうし、それを思うと悲しい。また、そうなるとそれなりの出費も予想される(嫌)。耐えたい。

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あと少し頑張って欲しい

もうこのMacはいい歳なんで、なんらかの理由でさようならしなきゃいけない日は、そう遠くないだろうなとも思っています。オーナーとしては、やれることはそのつどやってきたので、後悔はないし感謝しかないなとも思っています。そのうち電源にガタがくることは予想していますが、どう対処するかはその時になってから考えようと思ってます。現状では快調で、サブで使ってるMacbook Pro(Core i7のMid 2020)と比べても、動画編集や波形編集の処理スピードは体感上それほど変わりません。

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歴代のタワー型Macは玄関で稼働中です。中身は全部抜いてケースのみにしているので小物も入りますやん。


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