夏空 飛行機 旅行

ブラック企業に入り鬱病・不眠症を併発し、退職。
無職になったわたしは、とにかく暇である。
何か資格の勉強したら有意義なんだろうな、とかそういうことはもちろん思う。
しかし、鬱なのかただのサボりなのか分からないが何のやる気も全く起きてこない。

なので、度々ベランダに出てはぼーっと夏の空を眺める。
今日は雲ひとつない、綺麗なスカイブルーの空が広がっていた。昼間はカルピスが美味しい。

夜は全く星の見えない空を眺める。
もやっとした空気が、肌にまとわりつく。
それでも唯一見える金星を見つけては、じっと見つめるのだ。

ぼーっと空を見つめていると、割と羽田が近いので飛行機がよく通るのだ。
割と高度が高いからこれからどこかへ行くのかな。
結構低めに飛んでるから羽田着の飛行機なのかな。
なんて考えてながら、ベランダで過ごしている。

今年の2〜3月にかけて、8カ国巡るユーラシア縦断ツアーを敢行した。
今でもあの日々がフラッシュバックする。

たった23年の人生だが、間違いなくあんな濃密で楽しくて刺激的な2ヶ月は無かった。

カンボジアでは街に帰れなくなったり。
ポーランドでは換金所でもタクシーでも盛大にぼったくられたり。
バリ島では何故か現地ガイドと政治の話をしたり。
アウシュビッツで涙を流したり。
ベルリンの空港で6時間友人を待ったり、宿無しの危機に陥ったり。
ニュルンベルクでは、ホームステイをしたり。
ドバイでは砂漠をひたすら裸足で歩いたり。

トラブルにも巻き込まれたが、人生でいちばんの2ヶ月間だった。
あの2ヶ月間に戻れるのなら、何だってする。

毎日を惰性で過ごす日々は、つまらない。
生きてる価値を疑うほどに、つまらない。

そんな日々を過ごしていて、わたしの生き甲斐は海外旅行に行くことなんだと思った。
もっと見たことのない、知らないものを見たい。
見たことも聞いたこともないことを知りたい。
そのような欲求が湧き出てくる。

海外へ行きたい。
もっと広くて、大きなものを見たいのだ。

今も飛行機を見つけた。
どこに行くんだろう。
わたしも乗せて、遠いどこかに連れていって。

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