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博士がゆく 第19回「研究室のお金」

こんにちは。ドクター細胞くんです😎

今日はお金のある研究室の見極め方を紹介しましょう。

今日の記事を読むべき人

→行きたい研究室にお金があるかどうか知りたい人

~簡単に自己紹介~
・日本国内で感染症系の大学院に進学
・精神と身体をすり減らしながらもなんとか博士号取得
・博士号取得後、アメリカでポスドクを開始
・日本とアメリカでの研究環境の違いに愕然
・博士を目指す学生に同じ経験をして欲しくない
・その思いで本note「博士がゆく」を始めました
・博士を目指す学生がハッピーな研究室ライフを
 過ごすために必要な情報を毎日お届け
・ピザ大好き

前回の記事でも説明したとおり、研究にはお金がかかります。

日本で研究に使われるお金は科研費といわれ、独立行政法人日本学術振興会から配分されています。

科研費がある研究室はその科研費を使ってさらなる科研費を生み出すことで研究を続けていくことができるのです。

今日はあなたが行きたいと考えている研究室に科研費があるかどうか調べていきましょう。

KAKENで科研費の金額を調べる

まずは行きたい研究室のホームページへ行きます。

方法は博士がゆく 第10回で説明しました。

ホームページの「メンバー」タブから、研究室のメンバーがリスト化されているページに行きます。

そこで、教授の名前をコピーしましょう。

そしてブラウザの別のタブを開いてKAKENデータベースにアクセスします。

すると下の画像のようなページにたどり着きます。

「フリーワード」と書かれているウインドウに教授の名前をペーストして検索してください。

教授の名前が表示されるので、クリック。
(名前が表示されない場合は、科研費をもっていません。潔く他の教授を探しましょう)

教授のページには、教授の略歴や研究分野、キーワードが記載されていますね。

もう少し下にスクロールダウンしていきましょう。

すると、下の図のように研究課題のリストが出てくると思います。

これが、その教授が今までに採用された科研費のリストです。

リストに載っている研究課題の数が多ければ多いほどそれだけ科研費を取っているということです。

とりあえず、一番上に表示されている「研究代表者」「研究期間」をちゃんとチェックしましょう。

「研究代表者」の名前は教授の名前と一緒ですか?
一緒ではない場合、その教授は共同研究者の一員であるだけです。教授はその科研費を自由に扱える立場ではありません。

「研究期間」はあなたが大学院に進学する期間とマッチしていますか?
あなたが2022年度から大学院に進学するなら、「研究期間」は「2020-2023」など、少なくともあなたが進学してから1年は残されているとベストですね。

とりあえずその項目はチェックしたけど、「研究種目」に基盤研究(A)とか若手研究(B)とか書いてある!

なにこれ!?!?

わからなーい!!

では明日は研究種目についてお話ししていきましょう。

質問箱を開設しました~。「博士がゆく」を読んでの感想や、質問や相談をじゃんじゃん投稿してください。

今日はこの辺で。

またね~♪

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