教育者教育
新入社員が、工場の通路を掃除している。
教育の一環として行われることで、まぁいつものことである。
毎日掃除をしていると、掃除をする場所を自分で探し始める、、、らしい。
数年経った新入社員は、言われた時にしか掃除をしなくなっている。
それでも、それが教育だと思っている人は、何か目的があるから、その教育を続けているのだろう。
仕事の教育であっても、教育する人で違ってくる。
片方は1人の人が、ずっと一緒に指導。
もう片方は、なんとなく指示を出されて、誰に何を聞けばいいのかも分からない状態。
そんなことを見たり聞いたりして、また私は考える。
ずっと一緒に指導しているリーダーは、いつもそう。
指導することを、誰かに譲ることが出来ない。
なんとなく指示を出したリーダーは、自分が忙しすぎて、新入社員にまで気配り出来ていない。
新入社員が何を感じているのかは分からない。
だから、新入社員には、なんでも話せるメンターが必要なのだろうと思う。
そして、教育する人の指導者もいると感じたりして。
息子は工業系の学校へ進学した。
私も工業系の出身。
で、今感じるのは、先生になろうと思っていない人が、先生にならざるを得ない状況なのだということ。
学校の先生になるぞ!と思って先生になったわけではなく、専門的な勉強をしているうちに先生になってしまう人がいるのだ。
だから息子は、担任の先生が担任1年生であることを、とても心配している。
先生の気持ちが伝わり、苦しくなるらしい。
入学式の時、私も先生を見ているが、弱々しく見えるだけで、心は強いかもしれないと思いたい。
それよりも、しっかりサポートしてくれる先生がいてくれたらいいと思っている。
世間一般の新米先生のサポートって、どんな感じなんだろうな。
そして、会社での教育係のサポートも必要なのだと思う。
私は教育について知識はない。
でも、教育する人のサポートをしたいと
思ったりしている。
教育している状況で、迷ったり困ったり悩んでいる人の話を聞いて、一緒に迷って困って悩むことは出来るだろうか。
そんなことを思う私の心の中に、何かがあるのだろう。
教育者は学校の先生だけではないと思うのです。
親だって上司だって先輩だって、大切な教育者になりうるのです。
そして、年齢も関係なく、子供や若者から教えられることも、たくさんあるのです。
教育者の教育について、考えているのです。
考えながら、通路の掃除をする新入社員に、ありがとうございます!と、感謝の気持ちを伝えてみたのです。
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