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自分らしくと葛藤胸打つ作品特集 サンタナ登場【glee】、フレディ俳優【BELIEVE】、C・ボーズマン【マ・レイニー】

車椅子の映画・海外ドラマレビュアーNorikoです。

今回は、自分らしくありたいと葛藤する人物に寄り添い胸打つ、多様な作品特集です。

車椅子目線で多様な作品や思いを紹介しても、反響が反映され続ける他の筆者の方と同様に、フェアな環境で執筆活動を続けたい、私自身の思いを込めて

今年亡くなったナヤ・リヴェラがサンタナを演じ、『ノーマル・ハート』『ザ・プロム』のライアン・マーフィーが手掛けた、エミー賞受賞海外ドラマ『glee/グリー』

『ROMA/ローマ』でアカデミー賞を受賞に輝く、アルフォンソ・キュアロンと、J・J・エイブラムス『ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路』がタッグを組んだ海外ドラマ『BELIEVE/ビリーブ』

マーベル映画『ブラックパンサー』で、人間味溢れるワカンダの国王ティ・チャラを演じたチャドウィック・ボーズマン遺作で、デヴィッド・ワシントン製作のNETFLIXオリジナル映画『マ・レイニーのブラックボトム』

3作の見どころを多様な背景、筆者の私の日常問題に触れながら、最新情報とともにご紹介します。


1.『glee/グリー』 シーズン1


多様性問題考えさせられる、パワフルパフォーマンス圧巻の学園ミュージカルシリーズ

レイチェルやフィン、パック、カート、クイン、メルセデス、サンタナ、ティナ、アーティ、ブリタニーなど個性的な生徒の合唱部、グリークラブでの成長通して、互いに尊重する重要性を描く

自分らしくありたいと悩む人物に胸打たれ、イジメる人物に対し「自分に自信があれば相手を蹴落としたりしない」などメッセージが胸に響く
車椅子の生徒アーティに寄り添う目的で、部員全員に車椅子で生活をさせたり、ろう学校の生徒など様々なハンディを持つ人との、理解を深めるエピソードが素晴らしい

グリークラブを潰そうと企む、チアリーディング部のスー先生と、グリー部のシュー先生との毒舌トークや、ライバル校とのブラックコメディタッチな対決に笑い誘う

・ベッキー役はダウン症の女優ローレン・ポッター。自身が出演の短編映画『Guest Room』では、製作も手掛けている

去年亡くなったダウン症の女優ロビン・トロッキーが出演

車椅子アスリートのアーロン・フォザリンガムが、アーティのスタントを担当

http://hero-x.jp/article/143/


・エマ・ワトソン主演の映画『美女と野獣』のサントラを手掛けたジョシュ・グローバンや、オリヴィア・ニュートンジョンなどミュージシャンの登場、ボン・ジョヴィやレディー・ガガ、クイーン、ビートルズ、ヴァン・ヘイレンのヒットナンバー、レ・ミゼラブルなどミュージカルナンバーの迫力パフォーマンスに心躍る

名曲、ボヘミアン・ラプソディのパフォーマンスを披露のジョナサン・グロフ『ノーマル・ハート』『マインドハンター』は、ピアノ演奏の練習から始めた

振付師は、映画『ヘアスプレー』を手掛けたザッカリー・ウッドリー(ザック・ウッドリー)

エミー賞受賞社会派作品『ノーマル・ハート』『アメリカン・クライム・ストーリー』を手掛け、自身ゲイである事を公表したライアン・マーフィーが、本作で企画/脚本/製作総指揮/監督を手掛けた

ライアン・マーフィーが大ファンの、マドンナのMV再現パフォーマンスリハに1カ月を費やした

・レイチェル役リア・ミシェルは、オーディション直前に事故を起こし、髪にガラスの破片が付いた状態で演技を披露しアピール

フィン役コリー・モンティスは、オーディションで楽器代わりに即興で瓶を叩き、ドラム演奏的なパフォーマンスでアピールした

本作は、ゴールデングローブ賞やエミー賞など、各賞に85部門受賞果たし、グラミー賞にもノミネートされた


キャスト

マシュー・モリソン『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』『アメリカン・ホラー・ストーリー』

リア・ミシェル『シンプソンズ』『ニューイヤーズ・イブ』

コリー・モンティス『SUPERNATURAL スーパーナチュラル』『カイルXY』

ケビン・マクヘイル『トゥルー・ブラッド』『When We Rise』

アンバー・ライリー『ザ・ウィズ・ライヴ!』『クレイジー・エックス・ガールフレンド』

クリス・コルファー『Struck by Lightning』『ジュリーのへや』

ディアナ・アグロン『HEROES/ヒーローズ』『バーレスク』

ナヤ・リヴェラ『ベイウォッチ』『CSI:マイアミ』

ヘザー・モリス『アイス・エイジ4/パイレーツ大冒険』

マーク・サリング『アーバン・ハーベスト2』

ジェナ・アウシュコウィッツ『Yellow Fever』

ハリー・シャム・ジュニア『クレイジー・リッチ!』『シャドウハンター: The Mortal Instruments』

ローレン・ポッター『Veep/ヴィープ』『シカゴ・メッド』

ジェーン・リンチ『シュガー・ラッシュ』『マーベラス・ミセス・メイゼル』

ジェイマ・メイズ『アグリー・ベティ』『バリー・シール/アメリカをはめた男』

パトリック・ギャラガー『サイドウェイ』『ゴースト・オブ・ツシマ』(コトゥン・ハーン役)

イクバル・セバ『ザ・ホワイトハウス』『グリーンブック』

スティーヴン・トボロウスキー『メメント』『HEROES/ヒーローズ』

ジェサリン・ギルシグ『CSI:NY』『スキャンダル』

ケント・アヴェニド『ER緊急救命室』『メンタリスト』

ジェニファー・アスペン『クローザー』『SHARP OBJECTS
KIZU-傷-』

ロミー・ローズモント『ブラザーズ&シスターズ』『ザ・モーニングショー』

ヴィクター・ガーバー『タイタニック』『レジェンド・オブ・トゥモロー』

マイク・オマリー『ハドソン川の奇跡』『スノーピアサー』

カート・フラー『スーパーナチュラル』『グッド・ファイト 華麗なる逆転』

クリスティン・チェノウェス『奥さまは魔女』『グッド・ワイフ』

ケネス・チョイ『アメリカン・クライム・ストーリー』『スパイダーマン:ホームカミング』

グレッグ・ヘンリー『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』『ブラックライトニング』

アンナ・キャンプ『ピッチ・パーフェクト』『グッド・ワイフ』

ニール・パトリック・ハリス『ママと恋に落ちるまで』『マトリックス4』

イディナ・メンゼル『アナと雪の女王』『シンデレラ』


2.『BELIEVE/ビリーブ』

悩みを抱える人に手を差し伸べる超能力の少女、ボーに癒される、ハートウォーミングでロードムービー的な作品

特殊能力を持つ少女ボーと、少女を守る使命を与えられ.たテートとの関係や、ボーを追う人物との関係がサスペンスタッチで描かれる

・本作は、『ゼロ・グラビティ』や、緊迫の社会情勢を背景に人々の深い絆をドキュメンタリータッチで描いた感動作『ROMA/ローマ』でアカデミー賞に輝く、アルフォンソ・キュアロンが企画/脚本/製作総指揮/監督


ヒットメーカーのJ・J・エイブラムス『ミッション:インポッシブル』シリーズ、『ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路』が製作総指揮のテレビシリーズ

・海外ドラマ『MR. ROBOT/ミスター・ロボット』でエミー賞を、映画『ボヘミアン・ラプソディ』でクイーンのボーカル、フレディ・マーキュリーを演じ、アカデミー賞を受賞果たしたラミ・マレックが医師役で出演

ボーを追うミステリアスな人物をカイル・マクラクラン『エージェント・オブ・シールド』『ツイン・ピークス』

ボーは、近づいた人の気持ちが自然と読めて、人懐っこい表情見せ相手と接し、困っている人を見過ごせずに、その人の未来を変えられると信じ、健気に助けようとする姿がほっこりする

ボーと、ボーを守る使命を与えられた囚人テートとの、意外な事実を告げられ、関係が深まる展開に癒される

互いに守ろうとする心温まる姿や、逃避行がスリリングで惹きつけられる

やがて、ボーの能力を利用する恐ろしい計画が明らかになり、自分らしくありたいと願い計画に抵抗見せるボーと、計画を実行させたい人物との対立から目が離せない


キャスト

ジェイク・マクラフリン『クラッシュ』『ウォーリアー』

ジョニー・セコイヤ『アルビオンの世界』

ジェイミー・チャン『GOTHAM/ゴッサム』『ギフテッド』

デルロイ・リンドー『THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから』『グッド・ファイト 華麗なる逆転』

ケリー・コンドン『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』『スリー・ビルボード』

ショーレ・アグダシュルー『ラスト・ナイツ』『パニッシャー』

ジョン・フィン『アド・アストラ』『ウォーキング・デッド』


3.『マ・レイニーのブラックボトム』

1927年のシカゴ。ブルースの母と呼ばれたマ・レイニーが録音スタジオに集まったバンドメンバーと、音楽への想いがぶつかり合う様子を描く

オーガスト・ウィルソンの戯曲を映画化

黒人差別が根強い時代に、黒人として生きてきた葛藤する人物の過去に胸が突き刺さり、音楽への情熱が心に響く

吃音の人物に寄り添い、録音された自分たちの音楽を守る為に、スタジオ側に平等性を訴える姿に心打たれた。筆者の私は、緊張すると中々言葉を発せられない場合があり、安心感を得られるとスムーズに言える事がある

ヴァイオラ・デイヴィスの迫力パフォーマンス、チャドウィック・ボーズマンの情熱湧き上がる想いや、パワフル演奏に圧倒された

『マ・レイニー』監督のジョージ・C・ウルフは、『プラダを着た悪魔』に出演、筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症した主人公の心揺さぶられる映画『サヨナラの代わりに』を監督

『サヨナラの代わりに』では、症状が進行していくALS主人公の、思いを理解されず人を遠ざけてしまう感情や、トイレなどの日常生活問題を交えて、友情が芽生えた自由奔放な大学生の介護者との関係を、リアルに迫り描いている

ALSの主人公を見事に演じたのは、映画『ボーイズ・ドント・クライ』『ミリオンダラー・ベイビー』で2度アカデミー賞を受賞したヒラリー・スワンク、本作では、製作も手掛けている(筆者の私は言葉が不自由で、症状が進行して言葉が不自由になっていく人物を演じた俳優さんには、特に尊敬の念を抱いている)

今までのお嬢様的なイメージを一新して、自由奔放な大学生を演じたのはエミー・ロッサム『デイ・アフター・トゥモロー』『オペラ座の怪人』


『マ・レイニーのブラックボトム』製作は、『グローリー』『トレーニング・デイ』でアカデミー賞を受賞したデンゼル・ワシントン

黒人の歴史であるブルースを通して、黒人が迫害されている事に抵抗するメッセージを伝えた、マ・レイニーを描きたかったと話す

チャドウィック・ボーズマンは、トランペットの指使いを図にして貰い、コーチから演奏を教わった

デンゼル・ワシントンは、厳格な夫で父の意外な一面通し、黒人差別問題描き考えさせられる社会派映画『フェンス』を監督/主演、ヴィオラ・デイヴィスが妻役で感情を爆発させ心に訴えかける演技を見せアカデミー賞を受賞

映画『フェンス』は、オーガスト・ウィルソンがピューリッツァー賞などを受賞、舞台化された戯曲「フェンス」を製作

舞台版で主演し、トニー賞をワシントンが受賞、舞台版でもヴィオラ・デイヴィスがワシントンの妻を演じた

『フェンス』では、『ウォッチメン』のジョバン・アデポが息子を、『ヒート』『サバイバー:宿命の大統領』がハンディを持つ弟を演じた

ハンディを持った人物を作品で多く描いているデンゼル・ワシントン

ワシントン自身の息子、ジョン・デヴィッド・ワシントン『ブラック・クランズマン』『TENETテネット』は読字障害がある


キャスト

ヴァイオラ・デイヴィス『ナイト&デイ』『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』

チャドウィック・ボーズマン『コールドケース 迷宮事件簿』『42 〜世界を変えた男〜』

コールマン・ドミンゴ『ビール・ストリートの恋人たち』『ユーフォリア/EUPHORIA』

グリン・ターマン『バンブルビー』『ミスター・メルセデス』

マイケル・ポッツ『トゥルー・ディテクティブ』『HERO 野望の代償』

ジェレミー・シャモス『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』

ジョニー・コイン(ジョナサン・コイン)『ALCATRAZ/アルカトラズ』『ナイトクローラー』

テイラー・ペイジ『ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー』『ballers/ボーラーズ』

ドゥーサン・ブラウン『ママと恋に落ちるまで』『クリミナルマインド』


4.関連情報

ラミ・マレックとデンゼル・ワシントンの共演映画『The Little Things』

ジョン・リー・ハンコック『しあわせの隠れ場所』『ウォルト・ディズニーの約束』が監督

キャスト

ジャレッド・レト『ダラス・バイヤーズクラブ』『モービウス』

ソフィア・ヴァジリーヴァ『私の中のあなた』『SUPERGIRL/スーパーガール』

ナタリー・モラレス『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』『スパイダーマン: スパイダーバース』

2021年1月29日に全米公開予定


ラミ・マレック出演映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』

キャリー・ジョージ・フクナガ『ビースト・オブ・ノー・ネーション』『トゥルー・ディテクティブ』が脚本/監督

脚本は、『Fleabag フリーバッグ』でエミー賞受賞のフィービー・ウォーラー=ブリッジ『キリング・イヴ/Killing Eve』

キャスト

ダニエル・クレイグ『ロード・トゥ・パーディション』『ライラの冒険 黄金の羅針盤』

レア・セドゥ『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』『007 スペクター』

ラミ・マレック『ミスター・ロボット』『ボヘミアン・ラプソディ』

ラシャーナ・リンチ『キャプテン・マーベル』

ベン・ウィショー『リリーのすべて』『メリー・ポピンズ リターンズ』

アナ・デ・アルマス『ブレードランナー 2049』『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』

レイフ・ファインズ『上海の伯爵夫人』『キングスマン: ファースト・エージェント』

クリストフ・ヴァルツ『ジャンゴ 繋がれざる者』『アリータ: バトル・エンジェル』

ナオミ・ハリス『ムーンライト』『サード・デイ 〜祝祭の孤島〜』

ジェフリー・ライト『ウエストワールド』『ザ・バットマン』

音楽はハンス・ジマー『ラストサムライ』『デューン/砂の惑星』

主題歌はビリー・アイリッシュ

2021年全国公開


J・J・エイブラムス製作の『ミッション:インポッシブル7』

トム・クルーズが製作/出演、クリストファー・マッカリー『ユージュアル・サスペクツ』『ワルキューレ』が脚本/製作/監督のミッション:インポッシブル最新作

新キャストにヘイリー・アトウェル『キャプテン・アメリカ』『エージェント・オブ・シールド』

ポム・クレメンティエフ『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』『ウエストワールド』

シェー・ウィガム『トゥルー・ディテクティブ』『モダン・ラブ』

2021年11月19日全米公開予定



ジェレミー・シャモス出演海外ドラマ『フレイザー家の秘密』

ニコール・キッドマン『パディントン』『ビッグ・リトル・ライズ』と、ヒュー・グラント『マダム・フローレンス!夢見るふたり』『パディントン2』が夫婦役で共演

キャストはエドガー・ラミレス『ゼロ・ダーク・サーティ』『アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺』、ノア・ジュープ『ナイト・マネジャー』『クワイエット・プレイス』

企画/脚本/製作総指揮はデヴィッド・E・ケリー『ビッグ・リトル・ライズ』『ミスター・メルセデス』

監督は、『ナイト・マネジャー』のスサンネ・ピア

来年1月より、スターチャンネルにて放送開始


ヴァイオラ・デイヴィス出演映画『ザ・スーサイド・スクワッド』

脚本/監督はジェームズ・ガン『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』『アベンジャーズ/エンドゲーム』

キャスト

マーゴット・ロビー『スキャンダル』『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』

タイカ・ワイティティ『ジョジョ・ラビット』『マンダロリアン』

イドリス・エルバ『パシフィック・リム』『刑事ジョン・ルーサー』

シルベスター・スタローン『ロッキー』『クリード チャンプを継ぐ男』

ジョエル・キナマン『チャイルド44 森に消えた子供たち』『オルタード・カーボン』

ネイサン・フィリオン『プライベート・ライアン』『キャッスル 〜ミステリー作家は事件がお好き』

マイケル・ルーカー『ウォーキング・デッド』『TRUE DETECTIVE/迷宮捜査』

2021年8月6日に全米公開予定


今年はnote記事をご一読頂き、ありがとうございました。

来年も、海外ドラマや映画の多様な一面を紹介、未来を見据え執筆を頑張るので宜しくお願い致します。


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