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電気の畑

高速バスに乗っている時に久しぶりに窓の外を見ながら帰った。

山や森の合間に畑のようなものが見えた。

何かと思って目を凝らすと、田んぼや作物のように規則的に植えられたソーラーパネルがあった。

まるで電気の畑だなとバスの中で想像をふくらませた。


普段筆者はアニメやYouTubeを観ながら移動時間を過ごす。

今日はなぜ外を見てそんなことを考えながら時間を潰したかというと、頭痛と腹痛でグロッキーになりそうだったからだ。

薬も忘れたし、下手に音や光の影響を受けて体調が悪化しても困る。

バスが揺れる度にズキズキと頭が痛み、寝ることもできない。

もしここで倒れたり吐いたりしようものなら、周りの客にもバスのダイヤにも支障が出る。

体調を悪化させず、なおかつ気を紛らわせる手段は外の景色を見ることと想像することしか無かった。

だからこそソーラーパネルを電気の畑なんて比喩したのだ。

今は何とか耐えて帰宅して、吐き気の波を乗り切ったところだ。もう寝る。

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