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好きなものを見つけて、きらきらした自分を好きになってもらおうという呪い。

最所さんのnoteを読んだ。

「オシャレなオタク」というワード。。。

好きな人に好きになってもらうには自分のことを好きにならなアカン。

自分のことを好きになるために、まずは自分の好きなものを見つけてそれで輝こう!そして自分のことを好きになろう!っていう呪いな気がする。

私自身は、好きなものが見つからないことで悩んだことはない。今だって新しい趣味ができたし、趣味友もできた。それでも、そんな自分のことを好きだと思ったことは特にない。

古典は大好きよ。けれど、なんで古典が好きな自分の価値が上がるの??関係なくない?そして、「古典が好きなあなたが好き!」とアプローチされたこともない。笑。

でも好きなものを手に入れようと、行動派な自分はちょっと良いと思ってるよ。それで手に入れたものもたくさんあるから。

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私は好きな人に嘘をついた。「好きなことで、古典で食べていきたい」って。

ほんとは全然食べていく覚悟もなかった。趣味でいいと思ってたのに、好きな人の「好きなもので食べていく覚悟」に気圧されて嘘をついた。そうじゃないと、好きになってくれなそうだったから。

ホワイト企業の正社員になりたいなんて、つまんない夢は言えなかった。

私にとってはあの人は『耳をすませば』の聖司くんのようだった。雫みたいに一生懸命に追いかけたけど、彼は一人で決めて、どんどん追い越していく。(聖司くんは後ろを振り向いてくれたけどね。)

でも私のほんとのほんとの夢は、好きな人と穏やかな家庭を築いて、子どもと笑顔で過ごすこと。夫と子どもだけを見て過ごすこと。子どもの成長に生きがいを感じること。

別に何で食べていくかには、あまりこだわりがない。外の世界にも興味がない。仕事は自分がこなせるもので良い。側に古典があったら尚良い。

苦手なものは仕事にしない方がいいけれど、こなせてお金になるならいいじゃない、と思う。「好き」があったら「それを仕事に」と刃をつきつけられるのも苦しい。

女性が顔を出すのには、まだまだリスクがある。距離感を間違えるおっさんに、素人の私でさえ怖い目にあった。まして、プロの方は尚更だろう。リスクを受け入れてまで、活動する気はさらさらない。

サラリーマンは最高だ。会社が守ってくれるもの。闘えない怖がりの人間だっているのだ。

結婚している女性はいいな、守ってくれる旦那さんがいて、とやっぱり僻み虫が出てくる。(守ってくれない旦那さんもいるだろうなとは思うけれど。)

あの時、好きな人が「私を守る」と言ってくれたら、きっと私は頑張れただろう。そう思うと涙が出てくる。

あの時頑張った不器用な自分を、自分が赦してあげなきゃいけない。イチかバチかの告白をした、間抜けな自分とさよならするのだ。

そして次は大人の恋愛をしたい。

#毎日note #なるべくnote #エッセイ #失恋供養

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