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(58日目) なんでパートナーを欲するのか

「結婚しないとあんた大変よ」

ー なにが?

「何がって、あんた年取って病気したりしたとき頼りにできる人おらんじゃん。誰があんたの世話すんの?」

ー そんなの大丈夫だよ。30年後にはそれぞれが血圧、脈拍を病院と共有するシステムができているはずだし、在宅医療も促進してくはずだから、病院に行く必要もない。誰かしら、見てくれる世の中になるよ。

「… … でもあんた、生活とか大変でしょ?」

ー 別に。

会社に近いとこに住んでるし、栄養管理もそこそこ自分でやってるよ。昔と違って周りにスーパーやコンビニがたくさんあるんだからいざとなっても困らないよ。経済的にもやってけるし。

「… … でも、あんた、寂しくない?」

ー 全然、とは、言わないよ。そりゃ、こんな時誰かそばにいてくれたら嬉しいなって思うことはあるよ。風邪ひいたときとかさ。でも、まぁ、その辺りは我慢というかしてるよね。

ベラベラと相手の気持ちも考えず論破する僕を母は悲しそうに、諦めたような表情で僕から目をそらす。

いまパートナーを探している。

経済的にも生活にも、ぶっちゃけ実生活には全く困らない。

では、なぜか。

この問いはいつも自分自身に問い合わせている。

気をつけているのは他人の定義する結婚や恋愛、そして幸せに惑わされないこと。

恋愛も、愛情も、幸せも、僕はごく主観的でとても個人的な感覚だと思っている。

こう感じるから恋愛。
こう感じるから愛情
幸せとはこういうもの。

そういうのは人それぞれなのだ。
そして迷っている人ほど人に疑問を呈し、そして、しばしば批判したりする。
とても迷惑だ。

結婚の前に恋愛をしなくてはいけないのか愛情と情の違いって何?

自分の価値観をしっかりと見据え、自分が納得した形でパートナーを見つけたい。


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