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中国企業勤務で知ったあなたの知らないリアル中国をご紹介③ 深刻大気汚染

久しぶりにこのシリーズを書きます。
約2ヶ月ぶりでしたね。
以前のものをリンクしておきますので、良かったら合わせて読んで頂けると嬉しいです^^

さてさて、北京で月の1/2〜1/3をホテル暮らしして現地チームで制作しているゲームのプロデュースやアドバイザーをしていた時に、結構衝撃だったのは、大気汚染の酷さです。
これはもう想像以上でした。
大気汚染指数を知らせてくれるアプリがあるのですが、東京の日比谷とかで70ぐらいのところ、北京では酷い日だと500とかありました。
そこまで出なくても、特に冬は250ぐらいは普通です。

羽田に帰ってきたら、空気に匂いがしない。
美味しいと思うのです。
帰国するたびにw
逆に北京に到着して、飛行機を降りてターミナルに接続している通路を歩いている段階で日本では感じたことのない匂いが微かにします😅
なのでマスクは欠かさず、毎回大量に持参していました。
滞在する5つ星ホテルには、空気清浄機などありますが少しマシな感じでした。
在米国大使館も毎日PM2.5の数値を発表してくれてたので、確認していました。
だいたい、朝起きて窓の外を見たら分かるのです。

こんな感じでモヤってます。
これはまだマシな方で、たぶん200台かな。
原因は家庭調理や暖房に石炭を使っていること、重慶などの工業地帯の排煙、急速に進んだ車社会の排ガスです。
人口が多いから、量が半端ないのです。

北京市などは、市外からの車の乗り入れを規制しています。
市外ナンバーの車に対して、末尾が偶数の車だけ入れる日と奇数だけ入れる日に分けていますが、貧富の差もとんでもないので、お金持ちは偶然奇数両方のナンバーの車を持っていたりします🤣
ちなみに10年ぶりくらいに砂嵐が来た時の光景がこれです。
PM2.5+砂嵐。

この後、もっと暗くなりました。
ちなみに14時くらいです😅
これが同じ場所で、工場の稼働停止してクリーンな日です。

もうね、完全にfalloutの世界で大気汚染は深刻です。
北京オリンピックやE1GPなどの際は、工場止めさせて青空を作り出しています。
こんな状況なので、やはり喘息や肺ガン患者が増えていて、私が勤務していた会社の30代、40代の従業員にも肺ガン患者が出ていました。。。

環境規制や技術導入などをして、国も民間も動いてますが、なんせ国の規模と人口が多いから強権発動する国ですが、一筋縄ではいってません😅
ただ、地元の市民は慣れっ子でマスクしてる人も少ないし、逞しく?生活しています。
日本も高度経済成長期にあった公害問題が規模が大きく、深刻に起きているだけで、どの国も成長期には通過する状況なのでしょうが、官民あげて国際協力をしてなんとかしたいですね。
インドあたりが、次に同じようなことになりはじめていますし。。。

海外に行くと日本の生活がさまざまな意味で、安全で快適だなと実感します。
最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました😊

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