⑤パワー/トルク/トラクションの違いってなに⁉️
こんにちは😃
MIDGARD TOURING CLUB(ミッドガルドツーリングクラブ)のまろうどです。
パワーやトルク、トラクションって良く聞く言葉ですが、その意味が良くわからない方が多いと思いますので解説します。
ここでは、バイクやライディングテクニックに関連する説明をします。
パワー:馬力、出力、高速トルクとも呼ばれます。psやhpで表記されます。
後輪が回り続けようとする力のことです。
パワーが大きいほど、最高速度が高くなります。
トルク:軸馬力とも呼ばれます。kgf・mで表記されます。
クランクシャフトが回ろうとする力のことです。
トルクが大きいほど、加速が速くなります。
トラクション:粘着摩擦力とも呼ばれますが、通常はトラクション以外の単語に置き換える事はありません。
数値化することはできません。
実際に路面に伝わったパワーやトルクのことです。
トラクションが大きいほどタイヤのグリップが高まるので、安定した走行ができたり、より速い速度で走行することができます。
と、理屈を言ってもわかりずらいので、自転車で説明します。
停止中の自転車を漕ぎ出して加速する時に、太ももの筋肉に力を込めてペダルを踏み込むと思います。
そのペダルを踏み込む力がトルクです。
速度が高まるほど、後輪が回り続けようとする力(パワー)が強くなります。
自転車がある程度の速度に達すると、ペダルが軽くなります。
この時に、パワーがトルクを上回ったのです。
バイクも自転車と同じです。
大型バイクでは、およそ120km/hまではトルクで加速しています。
そして、およそ140km/hを越えるとパワーで加速します。
最初からパワーで加速していると思っているライダーは多いですね。
実際はトルクの出番の方が多いんです。
そしてこのトルクは、コーナリングでも重要な役割をしています。
直線では同じペースで走っているのに、コーナーを曲がると先行バイクに離されてしまった経験があるライダーもいると思います。
これはトラクションの違いが理由のひとつです。
トルクが大きいほど強いトラクションを掛けられます。
ライディングテクニックとは、より強いトラクションを掛ける技術のことなんです。
もちろんバイクの種類、タイヤの種類、路面状況、ライダーの体重によって、トラクションの上限は決まっています。
ですがほとんどのライダーは、トラクションを引き出す努力をしていません。
トラクションを引き出す努力もしないで安全運転はありえないと、まろうどは考えています。
次は、コーナリングで強いトラクションを引き出すコーナリングフォームの解説です。
それではまたの機会に👍
まろうどでした😁
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