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智恵子と光太郎

『智恵子抄』を読んで、智恵子とはどんな人なのかもっと知りたくなって『智恵子相聞』という本を読んでいる。
光太郎も智恵子も、世間体やら人づきあいやらにとらわれず、自分の求めるものに真摯に向き合った本当のアーティストだと思った。そんな二人が出逢い高めあうエネルギーの凄さ。
しかし親族の問題で智恵子は本当に本当に苦労して心を病み、光太郎は彼女の世話と生活に奔走し、疲弊する。そんなギリギリの心象から生まれた詩群が『智恵子抄』なのだ。
智恵子が産み出した紙絵の、並々ならぬ感性にも目を見張った。心を病んでいたにも関わらず、作る手は迷いがなかったという。

なんだろうなんだろう、もう胸がいっぱいだ。

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