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EPAに要請:グリホサートを今すぐ禁止せよ

 広く使用されている除草剤グリホサートは、リンパ腫や様々ながんとの関連性が認識されるようになってからも長期にわたって使用されてきました。 この化合物は、モンサント社/バイエル社の製品であるラウンドアップの有効成分であり、世界で最も普及している除草剤のひとつです。
 
 世界保健機関(WHO)がグリホサートを「発がん性の可能性が高い」と指定し、モンサント社が被害を受けた農家に21億ドル以上の賠償を強いる判決を下したにもかかわらず、グリホサートは依然として米国で許可されています。しかし、医学専門家、科学者、一般市民、農業労働者からなる新たなグループが、米国環境保護庁(EPA)がグリホサートを明確に違法化するよう熱心に働きかけています。
 
 3年前のEPAに対する同様の法的異議申し立ては成功しませんでしたが、今回は米国立衛生研究所(NIH)もグリホサートの発がん性の可能性を述べているため、同グループは期待を寄せています。
 
●蔓延するグリホサートがもたらす潜在的リスク
 グリホサートは主に農業で使用され、広大な農地における雑草に対する有毒な武器となっています。 米国ではラウンドアップとして知られています。
 
 グリホサートの問題点は、いくつかの研究によって浮き彫りにされています。 内分泌かく乱物質としてだけでなく、発がん性物質、特にリンパ腫との関連も指摘されています。 ラウンドアップは農業で広範囲に使用されているため、農業に従事している人々は常にこの化学物質に曝されていることになります。

 ラウンドアップが広く普及したのは、その効能と費用対効果の高さに起因しているためです。 しかし、グリホサートへの曝露頻度が不明確であることは、重大な懸念を浮き彫りにし、問題を増幅させています。

●グリホサートはどのように害をもたらすのか?
 グリホサートは世界中の医学委員会や研究者によって、さまざまながんや神経障害に関与していると指摘されています。 特に小児期に曝露された場合、そのリスクは劇的に高まります。

 グリホサート(ラウンドアップ)は、少量でも化学熱傷、吐き気、嘔吐、下痢を引き起こす可能性があります。 ラウンドアップが造園に使用されている家庭や、作物維持のためにラウンドアップが散布されている畑で働くなど、長期にわたって繰り返し曝露されると、生命を脅かし、慢性的に衰弱する多くの障害を引き起こす可能性があります。

●EPAはなぜグリホサートを禁止しないのか?
 問題は、NIH(アメリカ国立衛生研究所)やWHOを含む世界中の多くの保健機関がグリホサートの危険性を認識しているにもかかわらず、EPAはグリホサートを禁止していないことです。 しかもEPAは、グリホサートにさらされても健康への悪影響やリスクはないという結論を、多くの研究によって得たとしているのです。
 
 この連立訴訟によって、EPAがグリホサート曝露に内在する危険性を一日も早く認めることを期待したいものです。
 

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