「海外移住なんて、なんでもない」

これが、海外移住しようと思った理由。
正確には、「海外移住なんて、なんでもない」と子供たちが思えるように,
かな。
他にも細かい理由はたくさんあるけど、一番根底にあるのはそれ。

海外では他の国から仕事に来ることは当たり前

僕自身、2007年ごろから仕事でヨーロッパやアメリカに行く機会が多かったんだけど、
どこのオフィスに行っても特別なことは何もなく、
" Hi " って軽く挨拶して会話が始まる。
1万キロ離れた外国から来ようが、数キロ先の隣町から来ようとそれは同じ。

NYやLAなんかはそもそも世界中から人が集まるし、ヨーロッパも当然EU諸国中心に普通に行き来している。

日本だと島国だから、行くのも来るのも特別でしょ？
いまの日本、パスポート保有率は17%だし、
大人になっても海外に行ったことない人の割合は3,4割いるらしいし、
オフィスに海外からお客様が来るなんてなったら大騒ぎだよね？

実際、僕自身がベルリンに行ったとき、
初めて行くオフィスだし、20時間ぐらいかけて遠路はるばる寿司てんぷらスキヤキの国から来たわけだし、

「ハーイ！え？日本から！（ガシッガシッと握手、と想像）
よく来たねー、ベルリンは初めて？」

なんて迎えてくれるんじゃないかと期待してオフィス入ったら、
パソコンに向かって6,7人がカタカタとキーボードを叩いていて、
1人だけ、こちらに視線をチラッと向けて、
聞こえるか聞こえないかの声で、  Hi って言ってまたすぐにパソコンに視線を戻してカタカタカタ・・・。

僕「あの～、お忙しいところすみません、○○さんに会いに来たんですけど・・・」って。

他の国から仕事で来るなんて普通なんですよね、あなた達にとって。
欧米では普通のことが、日本だとまだまだ特別なんですよ。
なんかもうその時点でグローバルで仕事をしていくにはハンデが大きい。
マラソンのスタート地点が日本人だけもう何十キロも後ろにある感じ。

子供たちにはせめてスタートラインは同じところに立って欲しい。
ただでさえ、日本人は控えめでグイグイ主張する欧米に先を譲ってしまうのに。

常に新しいことにチャレンジ

僕は今年で53歳。自分で言うのもなんだけど、今までけっこう挑戦してきた。
高1の夏休みに建設現場で初めてバイトをしたことから始まり、
（キオスクで買ったフロムエーで見つけたバイト）
国内2社、海外1社を起業する現在まで約38年間（！）。
失敗もたくさんしながらいろいろ挑戦してきた。
しかしここ数年、病気をしたこともあり、
おとなしくしていて新しいことに挑戦できないでいたんだけど、
その間もずっと温めていたことがありました。
それが、家族で海外移住する、ということでした。

ということで、2022年10月末にここポルトガルに妻、長男15歳、次男13歳の4人で移住してきました。

これからは、海外移住、インターナショナルスクール、ヨーロッパの生活など、今後移住を考えている方に多少なりとも参考になるような情報を綴れたらと思います。

あ、あと何か新しいことに踏み出せないでいる方の背中をポンッと押せるようなメッセージをお伝えできたら嬉しいです。

この第１回目の投稿に僕の好きな言葉を添えておきます。

"If you want something you've never had, Then you've got to do something you've never done."
（いままで手に入れたことがないものが欲しければ、いままでやったことがないことをしなければならない。）