見出し画像

2022年京都の旅with娘~祇園祭の3連休 第1日目

【初めに】
7月3連休、娘との京都旅。
祇園祭の実施が決まる前に、スケジュールは組み終わっていた。

京都にはこれまでに400泊以上している。
大阪出張の際に、大阪ではなく京都に泊まっていたことも多い。

ご飯が美味しい、街を歩いているだけで気が休まるなどなど
理由をあげればきりがない。
ようするに京都駅を降りた瞬間に、
不思議と“ONからOFFに気持ちが切り替わる”

札幌、沖縄も同じく切り替わるのだが、
こちらの2か所は非日常的な気持ちへの切り替わりかな、と思う。
京都は日常の中で“気持ちが切り替わる”といった感じ。

私が通っていた京都のご飯屋さんは、
ここ10年間、
代替わりが多くあった。
閉めたお店もある。

そんなこんなで、
ここ最近、
60歳を過ぎてから行く、
“京都のご飯屋さん”を探す旅を続けていた。

自分の中で
このお店、というのが
固まってきたので
そのお店を娘に伝えることが
今回の旅の目的だ。

祇園祭実施のニュースを見たとき
困ったなぁ、というのが正直な感想だった。

私の知る限り、
宵宮の京都が1年でもっとも苦手な夜だ。

年をとった人間が一番言ってはいけないコトバの1つが
「昔はよかった」だというのは重々承知している。
しかし、宵宮の京都については
声を大にして言いたい。
「昔は、よかった」

京都への旅は、
こうしてスタートをした。

【第1日】
京都の駅に10時30分に着く。

これが重要。
初日の昼食から
京都の旅はスタートする。
新幹線が15~20分程度遅れることも
想定しながら
新幹線の予約を取る。

京都の難点の1つが
“お店の予約”である。
土曜日/休日のお昼は予約をしないと、なかなかお店に入れない。
3連休に日本を代表する観光地に行く、のだから
仕方ない。

私は、ホテルは四条烏丸~御池の範囲でとるようにしている。
できるだけ祇園界隈から離れたい。
そして、私の散歩エリアからは離れたくない。

ホテルに荷物を預け、
タクシーで清水五条界隈へ。

昼は寿司である。

ここは12時から通し営業をしており、
日曜日も営業をしている。
一人旅のときは、
2日目の15時~16時くらいに訪れる。
すでに酔っぱらっている
私と同年代の男女であふれている。

酔って店を出ても、
まだまだ夜の手前の時間。
そこから、バー・うどん、と行き、
21時にはホテルに戻り
ベッドに横たわる。
夏冬の京都は暑さ・寒さともに
厳しい。
体調を整えることも
重要な旅の時間の過ごし方。

さて、今回は娘にお店を紹介する旅なので
午後遅い時間ではなく、
開店直後の12時過ぎにに到着。

すぐに店はいっぱいになる。
3連休初日の土曜日のせいか、
酔っぱらってグダグダの人はいない。

寿司屋ではあるが、
仕入によっては、
グラタンやらお肉もある。
お寿司屋さんには
失礼な言い方かもしれないが、
本当に美味しい、素敵なカウンター割烹である。

何しろお酒が進む。
我が家は親子ともに
日本酒党なのでずっと日本酒を吞んでいるが、
ワインや泡もしっかりある。
幅広いニーズがあるのだろう。

〆に握りをしっかり、いただく。

ただただ幸せである。

晩御飯は20時30分予約なので
歩いてお腹を空かす時間はある。

ここから、散歩という名の
ウォーキングのスタートだ。
京都の夏は
歩いているだけで熱中症になる。
水分を取りながら、のんびり歩く。

清水五条から祇園までの
エリアは京都の風情が残る
いい空間が広がっている。
蚊取り線香の匂い、出格子、犬矢来、簾などなど。

こういった風景をできるだけ
娘には見せておきたい。
娘にはその子供に見せてあげて欲しい。

祇園の交差点手前からタクシーに乗り、
ホテルへ向かう。

この季節、祇園の真ん中は避けるに限る。

ホテルでしっかり2時間睡眠。

時間に余裕をもって
ホテルを出て
食事のお店に向かう。

お店は室町通にあるので
本来はのんびり散歩コースなのだが、
宵宮の混乱に巻き込まれてしまった。

娘曰く、
「渋谷のハロウィンみたい」。
まさに、その通りだ。
情緒も何もない。
警察が大きな声で怒鳴り、
人の群れで歩くこともままならない。

群衆を避けるため、
遠回りをして、店に向かう。
遠回りしすぎて、
どこを歩いているのかも
わからなくなるくらいだ。

時間ギリギリでお店に到着。

さて、汗をふきつつ、
食事がスタートとなる。

このお店は
本日の食材の説明から
スタートする。
その食材の食べ方は
こちらのリクエストでOK。
料理人とのやり取りが楽しい。

娘に伝えたいことの
1つがこういった“やり取り”だ。

若いからこそ、
教えてもらえることが多い。
今のうちに
いろんなことを聞いてもらいたい。
年を取ると、人にモノを聞くときは
勇気が必要になる。

私にとって、
このお店のスペシャリテは
「なすそば」だ。

大半のお客さんは〆に土鍋ご飯を食している。

土鍋ご飯は、量もしっかりあるので、
一人旅の方には
“なすそば”をぜひおススメしたい。
今皆さんが思っているものと
違うビジュアルのものが
出てくるかと思います。

今回の京都も
初日からお腹いっぱい食べて、呑みました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?