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Justice for Johnny

ジョニー・デップ対アンバー・ハードの裁判をBGMにこの記事を書いています。この裁判がなかなか面白く、ここ数週間、深夜にライブ配信を見るのが日課になっています。

アメリカやヨーロッパでも、この話題で持ち切りのようで、海外の同僚や友人とのやり取りは、ほとんどがこのはなし。
コロナ禍となって暫く、お互いに「マスクある?」「隔離中?」などと、同じ話題でやり取りをしていた時の一体感に近い気すらしているから、大スターの裁判ってすごいんだな。

特に、Team Johnnyの弁護士、カミーユ・ヴァスケス(Camille Vasquez)が本当に素敵でかっこよくて、彼女のファンが急増し、ある種カルト的な人気を博している模様。彼女の尋問が始まると、コメント欄はものすごい早さで流れていきます。

最高なカミーユ・ヴァスケス


見るからに頭の回転が速く聡明な彼女が、次々アンバー側の主張を覆していく様子は、半沢直樹よりスカッとするので、多くの人に見てもらいたい。そして、何よりチームの一体感がすごく良い。
人生やり直せるのなら、私もTeam Johnnyの弁護団になりたかった。絶対風通しの良い職場だと思う。

いっぽう、アンバー・ハード側はというと、「これは、コントかな?」と思うほどに弁護団がポンコツぞろいというのもあって、挙げきれないほどの失言や失態がSNSで拡散されてしまっています。
自分のした質問に「異議あり!」と叫んだり、ジョニーに対して同じ質問を何度も繰り返したり…。叫ばれた人のポカン顔がもう😂

アンバー自身も、あざを隠すために使っていたと主張するコンシーラーを「Bruise Kit(痣キット)」と失言したり。証人もどんどん胡散臭い人が出てきて、結構カオス。残り時間が少なくなってきているうえに、明日はケイト・モスがジョニーのために証言するというから、ほぼ勝ち目はないだろうな。

それにしても、日本ではあまり報道がされていないからか、ニュースの触りだけ読んで「ジョニーにはがっかりした。」「どっちもどっち。」などというコメントを見かけた。これって男性側がDVを受けていて、別れた後も、彼女のイメージアップに使われたり、映画の降板を余儀なくされたり、人生がめちゃくちゃにされていたっていう結構深刻なニュースではないの?と思うんだけど。
全然どっちもどっちじゃない。
DVというと、男性から女性への暴力が取り沙汰されるけど、同じような問題を抱えている人が日本にもいるかもしれないのに。

アンバーがジョニーに言い放った言葉─
「ジョニー、世間に知らせて。『私ジョニー・デップは男であり、ドメスティック・バイオレンスの被害者でもある』と言うのよ。そう言って、果たして何人の人が信じてくれるかしらね?」

これを聞いた時、同じような偏見や先入観で、やりきれない思いを抱えている人が沢山いるんだろうなって思って、すごく悲しく歯痒くなったけど、報道に対するコメントを読んで、深く知らない人に真実を伝えようとする血の通った報道をしてほしいって強く思ってしまった。
モヤモヤとした気持ちを抱えながら、真実が明るみに出てほしいな。と思うそんな毎日です。

最後に私も大好きなカミーユモーメントのひとつを。​
2年以上前に全額寄付をすると言っていた700万ドルを「寄付すると約束はしたけどまだできていません。私にとって『寄付する』=『約束』すると同義語です。ほら、家を買うときも一括では払わないでしょ?」というアンバーに対して切り込んでいくカミーユ。

発言力のある女性は本当にかっこいいし、こういう人をロールモデルにする人が増えていったら、素敵だなと思います。

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