見出し画像

「ほえる犬は噛まない」ペ・ドゥナ映画にハズレ無しって本当?

ポン・ジュノ監督「パラサイト」(2019)が面白くて、続けてポン・ジュノ監督デビュー作「ほえる犬は噛まない」(2000)を見ました。黄色いパーカーの女の子が笑ってしまう可愛さ(2,5枚目てきな?)でしたが、その時はブラックユーモアの物語や伏線や犬や小道具に気を取られて、たいして気にも留めず。

その後、オススメされて見たドラマ「秘密の森」(2017)。この物語と俳優の演技の本気度に韓国ドラマすっごーい!と感動してしまいました。大好きだけど難解な「秘密の森」を一生懸命見るうちに(ちょっとヨソ見してたら筋が分からなくなるのです)、熱血女刑事役のペ・ドゥナをすっかり好きになってしまいました(しみじみいい役でした)

で、検索してみたらペ・ドゥナは「空気人形」(2009)の主役の可憐なお人形さん?(これはだいぶ前に見た)わーびっくり。気が付かなかった!

「ほえる犬は噛まない」はさらに約10年前のペ・ドゥナ???びっくりしてもう一回、見直してしまいました。この3つの役柄は全く違いすぎるし、実年齢と役年齢と時系列が大混乱???

そしてペ・ドゥナ映画のレビューを読み漁っていると、日本のファンがすごく多いんですね。なるほど、ウン分かるな。そして日本、韓国問わず「ペ・ドゥナの映画は外れがない」というコメントがあちこちで散見される。それって韓国映画の常識?確かに私が見た上記の3作は面白かった。何度も見てしまうし。でも「そんなのファンのひいき目じゃないの?」と正直思った。

で、私はこの3か月ほどをかけて「ひとりペ・ドゥナ祭り」を開催するに至りました。インスタも追っかけるほど彼女が大好きになってしまったので、多分、楽しみながら全作品をすぐ見終わってしまうと思っていました。ところが・・・なかなか難儀な大仕事だったんです、これが。(実はまだ終わっていません)

というわけで「ペ・ドゥナ映画に外れ無しは本当か?」ペ・ドゥナの出演する(日本で見られる)ほぼすべての映画やドラマの感想を書いてみたいと思います。続けられるか、ちょっと心配ですけど。。。

1回目は「へんな映画だな~」。犬鍋についての知識がなかったので、たいそう驚きました。

2回目は、黄色やら犬鍋やらサイドミラーやら切り干し大根やらトイレットペーパーやらになんか意味があるんだね、と気を取られていたら話が終わってしまい、あとから理不尽や格差や賄賂社会の薄気味悪さをジワジワ感じる。なんかかみ合わない音楽、バラバラしたエピソードが薄気味悪さを増長。

黄色い人たちがビルの屋上で同じく黄色いペ・ドゥナを応援している漫画みたいなシーンが、私はお気に入りです。自分の中で落ち込んだ時、あのシーンが今でもワーッと心に浮かぶときがあります。(笑)エリートにしがみついている人よりも、あの世界の底辺層の女の子2人の凸凹コンビがどことなく幸せそう。ハイキングで山に入って行くラストシーンがなんか好き。

この記事が参加している募集

映画感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?