疲れ過ぎて当たり前のことも忘れてしまった話(新卒時代の話から現状まで)
「頑張るけれど、心身に支障をきたすほどの無理はしない」を意識しながら働いている意識の低い系の教員です。
情熱だけで働いているわけではなく、生活のためのお金、趣味に時間を避けるような労働時間などなど、考えながら働いています。
どれだけ収入が良くても、ハードワークで身体を壊して働けなくなったり、身体のケアに大量にお金を使うのであれば、ある程度の安定を考えてしまいます。
私が最初に疲労で焦ったのは新卒で働いた学習塾でした。
労働時間は契約上、13時~22時。
生徒の放課後を対象としたビジネスなので、出勤はゆっくり・・・
と言いたいところですが、当然、授業の準備や校舎運営などは生徒の授業中はできませんので、お昼前に出勤するし、22時近くまで生徒がいると、終業時間もずれ込んでいきます。
春期講習や夏期講習といった集中講座の場合は、生徒も朝から塾に来れますので、実際の就業時間は8時から深夜1時か2時という生活もありました。
集中講座の契約を取れば取るほど、生徒がくるので、食事もまともにとれません。
終電を逃すこともしばしば。
小学生から高校生まで相手にする、アルバイト講師に授業はいるより教室長が授業したほうが人件費も浮きますし、利益を出すために必死でした。
それでも、会社からの評価はされず、必要とされている実感も持てなかったので、どんどん疲弊していきました。
ある時、出勤のための道中に冷やりとしました。
電車を降りて、改札に行くために階段を降りようとしたところ、変な感覚に。
・・・。
「あれ? 階段ってどうやって降りるんだっけ??」
その時間は1分くらいだったと思いますが、階段の降り方を忘れて、足が進まなかったのです。
落ち着いてきたところで、足を下の段に置くことができ、降りることができましたが、
「この生活は・・・やばいかもしれない」と思うようになりました。
退職を決めた要因の一つです。
この生活を続けていくと、壊れてしまう。
当時の上司に言っても小馬鹿にされるだけで、取り合ってくれませんでしたが、自分の中では限界が見えました。
今また教育分野で働いています。
授業科目は大学教員とセットになっていますので、他の先生にお願いするわけにも原則いかず、穴を空けるわけにはいかないという意識は強いです。
休講にすると補講日を設けないといけませんので、学生の予定にも影響が出ますしね。
無理してしまうことはありますが、帰られる時は帰って7時間は睡眠を確保するようにしていますし、今の大学はまだ働きやすいです。
とはいえ、どうしてもしんどい時は、「体調が優れない」としっかりと言っていきたいですね。
皆さまもご無理のないように。
そして、階段の降り方を忘れないように(笑)。
本日は以上です。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
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