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グループ討議は敬意を含めないと(私は基本的に取り入れない話)

毒舌3回シリーズの2回目。
前に書いたグループ討議にも関連するお話です。

https://note.com/gokoyuji/n/na67cfa7b65e7

研修講師の依頼をいただくことがありますが、研修の中でグループ討議入れる要望を主催者からもらうことがあります。
ただ、私は最低限しかやらないと伝えてます(法人内の研修は気にしません)。

参加意識が芽生え、アンケートの満足度が高くなるし、時間稼ぎにもなるので、便利な時間ではあります。


何かを一緒に積み上げるような話し合いなら良いと思いますが、経験を語らせるような内容のものも結構あります。
支援者が積み上げてきた知識や経験は無形資産です。
それは、参加者に対し

「お前たちが汗水垂らして得た知識や経験を無料で差し出せ」

と言ってるに等しいのですが、無自覚な主催者が少なくない。
むしろ参加費を支払わせて語らせることもありますね(笑)。


「情報交換」と称して一方的に引き出すみたいなものもあります。
それならせめて敬意を示そうよ。
趣旨を明確にしようやというのが私の考えです。


包括時代に「何も言えないけど、聞いてるだけでも学びになるから」とグループにただ参加することを肯定的に言う他包括の職員がいました。
「経験が浅い」から価値ある情報を一方的に搾取するのは構わない?

委託事業等によって給料が保障されている方もいれば、自分の働きが収入に左右する自営業タイプの事業所の方もいます。
そういう方も、わざわざ手を止めて研修に参加いただいているわけです。
「双方向」がないなら、記録や発表、お礼などのフォローは考えたほうがいいと思います。

この辺の感覚がないと関係機関から自然と嫌われてしまう印象があります。


以上は私が講師をしてる時にグループ討議を基本的にやらない理由の一つです。
受講者の信頼関係ができた継続研修なら、考えていきます。


何より、深まるも深まらないもグループメンバー次第というものは嫌なので、講師とのやり取り、個人ワークを中心に組み立てるのが私のスタイルです。

本日は以上です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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