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Vocabulary〜慣用句を学ぶ〜

慣用句、使い過ぎると伝わりづらいが、
コミュニケーションのスパイスとして、
少々嗜むくらいがちょうどよさそうだ。

恐らく一生使わないだろうが、
なんとなく覚えたいと思えるような、
ちょっぴり使ってみたいなとなるような、
そんな慣用句一覧をまとめたい。

あいうえお順で。
コトバンクより引用する。

https://kotobank.jp/word/おもな慣用句-1616872


青筋を立てる(あおすじをたてる)
顔に静脈を浮き出させる。はげしく怒ったり、興奮したりしているさまをいう。
「額に青筋を立てて怒る」

秋風が立つ(あきかぜがたつ)
(「秋」を「飽き」にかけて)男女間の愛情が薄らぐ。いやけがさす。
「二人の間に秋風が立つ」

灰汁が強い(あくがつよい)
(反感を買うような)強い個性がある。ひどく個性的である。
「灰汁が強い人」

顎が干上がる(あごがひあがる)
生計の道を失って食えなくなる。生活に困る。

顎を出す(あごをだす)
(長い間歩いて疲れると、腰がひけて顎が出る恰好になるところから)弱り果てる。疲れ切る。転じて、自分の手に負えないで困る。
顎を撫でる(あごをなでる)
得意な様子を表わす動作にい

麻の如く(あさのごとく)
(麻糸が乱れもつれるようにの意で)世の中の状態などが乱れることの形容に用いる。
「天下麻の如く乱る」

頭から水を浴びたよう(あたまからみずをあびたよう)
突然に起こった事のために、驚き恐れてぞっとするさま。

頭を擡げる(あたまをもたげる)
(1)押えていた、また、隠れていたある考え、疑い、気持などが浮かび上がってくる。
「不信の念が頭をもたげる」
(2)しだいに勢力を得て人に知られるようになる。台頭する。
「ファシズムが頭をもたげる」

彼方任せ(あなたまかせ)
他人に頼って、その通りにすること。なりゆきに任せること。

言うに事欠いて(いうにことかいて)
別な言い方やことばもあるだろうに。

委細構わず(いさいかまわず)
他のことすべてに構うことなく。事情のいかんにかかわらず。

一脈通ずる(いちみゃくつうずる)
いくつかの物事の間において、その性質や考え方などがある程度類似していたり共通していたりする。

一笑に付す(いっしょうにふす)
笑って問題にしないで済ます。ばかにして相手にならないでいる。

一席ぶつ(いっせきぶつ)
おおぜいの聞き手に向かって一くだりの話をする。特に演説や威勢のいい話のときに用いる。

色を作す(いろをなす)
顔色を変えて怒る。
「色をなして詰め寄る」

憂き身を窶す(うきみをやつす)
労苦もいやがることなく、身のやせるほど熱中する。一所懸命にうちこむ。
「芸事に憂き身をやつす」

腕を拱く(うでをこまねく)
(腕組みをする意から)他人が、自分の助けを必要としているのに、何もせず、はたでようすを見ている。傍観する。手をこまねく。

海の物とも山の物ともつかない(うみのものともやまのものともつかない)
どちらとも決定しかねることや、どういう物であるか、また、どうなっていくのかわからないことなどのたとえ。

選ぶ所がない(えらぶところがない)
同じである。区別できない。
「両者は能力の点において選ぶ所がない」

応接に暇がない(おうせつにいとまがない)
(応接に追われ通しで休む暇もないということから)物事が次から次へ立て続けに起こって非常に忙しいさま。

大鉈を振るう(おおなたをふるう)
思い切って除くべきものを除いて処理する。
「予算削減に大なたを振るう」

噯にも出さない(おくびにもださない)
(「おくび」はげっぷの意)心に深く隠していて、口に出しては言わず、それらしい様子も見せないことのたとえ。

臆面もなく(おくめんもなく)
恥ずかしがったり、遠慮したりする様子がない。ずうずうしい。
「臆面もなく嘘をつく」

おけらになる(おけらになる)
(虫の螻蛄(おけら)が前脚を広げた恰好をお手上げの状態に見たてたものとも、植物のおけらは根の皮をはいで薬用にすることから、身の皮をはがれる意にかけていったものともいう)賭け事に負けたり、あれこれ金を使ったりして、所持金がすっかりなくなる。無一文になる。

お先棒を担ぐ(おさきぼうをかつぐ)
(「お先棒」は二人で物を担ぐとき、棒の前方を担ぐ者。転じて、人の手先になること)軽々しく人の手先となって、行動する。

お為ごかし(おためごかし)
表面は相手のためにするように見せかけて、その実は自分の利益をはかること。
「おためごかしの親切はやめろ」

乙に澄ます(おつにすます)
妙に気取る。

音に聞く(おとにきく)
人づてに聞く。うわさに聞く。また、世評が高い。有名である。
「音に聞く大悪党」

尾羽打ち枯らす(おはうちからす)
(鷹の尾羽の傷ついたみすぼらしいさまから)おちぶれてみすぼらしい姿になる。零落する。

お鉢が回る(おはちがまわる)
(人が多い食事の席で、飯櫃(めしびつ)が自分のところへまわってくる意からという)順番がまわってくる。

お安くない(おやすくない)
男女が特別の関係にあるさま。また、その仲のよいのをひやかしていう語。

快刀乱麻を断つ(かいとうらんまをたつ)
(もつれた麻をよく切れる刀で断ち切る意から)もつれた物事、紛糾した物事を、みごとに処理することのたとえ。快刀乱麻。

陰になり日向になり(かげになりひなたになり)
人に知られない面においても、表立った面においても。絶えずかばい守るような場合に用いることが多い。陰(いん)に陽(よう)に。

影を落とす(かげをおとす)
よくない影響を及ぼす。先行きを暗くさせる。

嵩に懸かる(かさにかかる)
(「嵩」は、威厳。勢いの意)
(1)優勢なのに乗じて攻めかかる。勢いにのって物事をする。
「かさに懸かって攻めたてる」
(2)相手を威圧するような態度をとる。高圧的に出る。
「かさに懸かった言い方をする」

笠に着る(かさにきる)
権勢のある者をたのんで威張る。また、自分の側の権威を利用して他人に圧力を加える。
「親の威勢を笠に着る」

華燭の典(かしょくのてん)
(「華燭」は、はなやかな灯火の意)結婚式の美称。
「華燭の典を挙げる」

河岸を変える(かしをかえる)
事を行う場所を変える。飲食したり遊んだりする場所を変えるのにいう。

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