能登半島地震×マルチ商法
2024年1月1日に発生した能登半島地震。
被災された多くの方々に、心よりお見舞い申し上げます。
1日でも早い復興を祈ります。
私も本業で僅かながら被災地支援を行っています。
そんな中、震災の中マルチ商法関係者が活発に動く様子が広く拡散されました。
Yahoo記事もAbemaTimesもその後削除されましたが、マルチ事業者であるドテラ社のミネラルを現地での炊き出しの豚汁に投入している、という悲惨なニュースが流されました。
Yahoo記事タイトル:「炊き出しの豚汁に“ミネラル入りサプリ”投入 被災者は知らず 団体は「どれだけ摂っても問題ない。アンチは無知」一方で健康被害の恐れも」
情報をまとめていただいていますのでご覧ください。
Yahoo記事の中では、ニセ科学の危険性に警笛を鳴らす、左巻健男氏のコメントを掲載されていました。
仰る通りだと思います。
自分たちが良いと思ってマルチの製品を入れたとして、入っているとは知らない現地の方が炊き出しを食べて問題が起こったらどうするのでしょう。
AbemaTimesではSNS投稿者もコメントを寄せていました。
「どれだけ摂っても問題ない」と発言は本当でしょうか。アンチはただ無知なだけなのでしょうか。
これを見ても分かるのですが、やはりアンチ/会員の二元論的な話に終始しています。「アンチは知らず、私は知っている、いわば「真理」のようなものがある」ということなのでしょうか。
ドテラ社は、下記でもまとめていますが、アロマオイルを中心に扱うマルチ事業者です。元リーダー会員の夢子さんも、マルチ商法全体に課題提起しつつも、より深刻な様子を見聞きするドテラについてはさらに警笛を鳴らしています。
こちらの記事では、奥さまがドテラにハマってしまって色々なところへ相談し、結果何とか辞めさせることができた方のインタビューをまとめました。
上記事例ではドテラカスタマーセンターが対応していますが、もはやマルチ事業者のコントロールが効いていません。
元々マルチ商法は、個人事業主であるマルチ会員を会社がコントロールできず、行き過ぎた使い方や薬機法違反の説明、特商法違反の勧誘を繰り返してしまっていることが問題です。
法に違反したら逮捕すれば良いのですが、マルチ会員の逮捕件数はほとんどないのが現状です。
注意喚起をされる方や、身近に被害があった方は、是非全国の消費生活センター(188、いやや)へご連絡をお願いします。事例を積み上げて行政処分を出してもらうしかないかと思います。
それ以外にできることがないかは私も引き続き取り組みます。
なお、今回のようなドテラに限らず、災害時には他マルチ事業者も活動をします。#災害とマルチ商法 というタグでX上でも発信しています。
マルチ事業者、マルチ会員に置かれましては、震災ボランティアとして社会貢献してる!という気持ちで、マルチ商法の製品を使ったり、事後で被災地でも使われました、なと実績として語ることがないよう、切にお願いします。
よろしければサポートをお願いします! いただいたお金は、被害者へのインタビュー/記事作成、メディア・専門家・政治家などへの課題提起、などのマルチ被害をなくす会の活動運営費に充てさせていただきます。