「ワタシって、何？ワタシが死んじゃったらどうなるの？」

震災を機に引っ越ししばらくした５歳の冬、１人でお風呂に浸かっているとき
ふと、感じた疑問。

まだ、身内に亡くなる人を自分の目で見たことなかったのに
急に喉元から湧いてきた疑問。

7歳で、最愛の祖父を看取り、
18歳で、望みもしなかった看護師の道へ。

偶然のような必然で
誕生日の日に産科実習だった私は
自分と歳がちょうど２周り違うベビーのお迎えに立ち会わせて頂きました。

「生まれる」を見たのは、自分が生むその先12年後までこの日が最後。

22歳の配属先は

『血液内科』

そこを皮切りに、もはや看護師ならぬ
看取り師みたいな生活になった私。

先輩からも
「ナカと夜勤の日は忙しいからハズレ」
「お祓い行ったら」
なんて言われていました。

（私はお祓いって言われた時、言い返さなかったけれど
珍しくめちゃめちゃ腹が立って。でも、そのあとのキッカケで
患者さまに看取られたい！って選んでもらえているのかなって
思えて誇らしくなりました。）

実際、私が夜勤の日に
規定の休憩時間である「90分」をまるっと取れた日は
10年勤務し、夜勤専従もしていたのに
両手で数えても余りが出るくらいしか記憶にありません（色んな意味で泣）

そして、
25歳でキャリアが短い看護師としては
当時、異例の異動先

『緩和ケア病棟』へ。

配属１年目の時
たったの1５床しかないこの病棟で、
年間で２５０名近くがこの世を後にした。

という事実を知った時
ひっくり返りそうになった。

でも、そういえばそうだわと。
私が夜勤の時、大体２、３名…多くて４名亡くなったことだって稀じゃないもの。

で、カルテ整理をしていた時
先輩から「最期ナカの記録ばっかりやんか」と。

先生が、何のお戯れか
私が看取ったパーセンテージを出していて

５割の方を私が看取っている、
そして記録には書いていないけれど、
出勤していたことをカウントすると
私の看取り率は８割超えだったらしいです。

私は出勤日
今は賛否両論あるけれど
全員の患者さまのお部屋を回るようにしていたので
そう思うと、

『最期を託されてる運命なのかな』

なんて思いに耽ったりしたのです。

その頃、プライベートの私は
幼き頃からのヒーローである「セーラームーン大好き」を拗らせて（？）
統計学にドはまりしていました。

無料占いとか、本とかが多かったのですが
数名本格鑑定をしていただいたことがあり
そんな中で、私を運命思考にハマらせる出来事がありました。

全員が全員、口をそろえてこう言ったのです。

「終わらせて、還す人」　

(笑)

こんなに自分にピッタリな言葉ありますか。

あと、諸々当てられたこと
・精神性を高めることが好き
→占いもスピもハマりました

・見えない世界が好き
→血液内科はまさに治療が目に見えない真骨頂、
　実はアロマオイルマッサージ師や中医学の資格も取っています。

・本質・本音を見抜く
→よくも悪くも、相手の地雷をうっかり踏んでしまう

・誰でも分け隔てなさすぎ
→人類も地球も全部繋がっていると思ってる

・なんでも楽しみすぎ
→私の経歴って傍からみたらまぁまぁ辛いらしいのですが
　本人そうでもないです。今となってはね。
　両親存命です。身内の死ネタではないです。
　本氣で両親や今の家族の下に生まれてよかったと思っています。

今、ご縁あって独立も経験させていただいて
夫や子どももいる主婦も経験させてもらって。

すべて、たくさんの「ご臨終」にたくさん逢わせていただいたからこそ
今の私があります。

「死」をずっと意識して、生きていた私だからこそ
「普通」に生きている人にはわからない辛さとか

何か腹の底で感じているけれど、誰に表現していいかわからない人の
誰かの何かのお力になれると強く思っていてね。

……

なんか暗くなっちゃいそうなので
私の最近の胸アツだったことでも

『Perfumeの衣裳展』

最高でした。

祖母が仕立て屋さんで、
着せ替え人形のジェニーちゃんが大好きすぎて
将来スタイル抜群で美人な未来しかないと信じてやまなくて
セーラームーンみたいに可愛くカッコいい女子で
広島弁が愛おしすぎて
いつも仲良し組みたいなのに憧れがあって（私☺地味だからなかった。笑）
実はリズム感そんなに良くないし
不良になるからダメ（当時ＨＩＰＨＯＰしてた友人はこぞってヤンキーの道へ）の理由で習えなかった、ダンス！
の私が、全力で大好きなのがPerfumeです。

大好きといっても、イントロクイズできるほどは詳しくないのだけれどね！

ただ、世界観と衣装と曲と、３人が大好き。

っということで、

なーんかその辺のメンタルコーチとか啓発本とか
自己愛とか、終活とか、介護で
スッキリしない方がいたら、
私の胸へどーーーーんと飛び込んでおいでよ✨

「そのモヤモヤ終わらせて、

　キラッキラにして還してあげる！」

ってことです。

看護師１３年目、具体的な健康相談もお任せあれ。

ただし、私からは、note上あなたのことを見つけられないので
しーっかり手を伸ばしてきてくださいね。

どんな手でも、全力でばっちり掴むから大丈夫よ！！！
（33歳、現役握力２９㎏をなめんなー！笑）

ここまで読んでくださって、ありがとうございます♡

みなさんも、よい午後をー♬

【編集後記】

実は、この記事をもう１度書いてみようと思えたキッカケが
noteでは多分有名？な
「山口くん」（ぐっちのおと）のおかげさまなんです。

つい、昨日偶然見つけたんです。
オススメ記事で出てきてね。プロフィールもよく見ないままに
彼の書いた「終活手順」の記事…看取り看護師の私的には、自分の看護があっていたのかなってどうしても気になって、普段課金するタイプではないのですが、読ませていただきました。

また、
私が社会人になった３か月目、
最初の大きな挫折のキッカケとなった「看取った患者さま」が
ちょうど、山口くんと同い年の男の子でした。

どこか、他人事と思えなくて。

こんなこと言っても赦されるのなら
私は彼が生きているうちに、彼のことを知りたかった。

こんなに思慮深く、純粋で、文才に溢れている人、現代になかなかいないのよ。どんな女性に恋をしたのかな。

Ｌ.Ｉ.Ｐ.
こんなこと思ってもいいのなら、
私は、あなたが、すでにこの世に戻ってきてくれていることを願っています。

山口くん、noteを書いていてくれて、ありがとう。

投げ銭方式です、今はエルメスの赤いマグカップを狙っています。応援してくださるとめっちゃ嬉しいです☺！よろしくお願いします！