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UI観察 - ツールチップ

勉強の一環でUI観察を始めていますが、今回はツールチップです。

(その他のUI観察記事はマガジンはこちら ↓)



ツールチップとは

ツールチップ(英: tooltip)とは、マウスオーバーした際に表示される補足説明のことです。 「tip」とは日本語で「ヒント」という意味。 詳しく説明されていない、もしくはユーザーに精通していないアイコンなどについて、ユーザーの理解を手助けするヒントを表示します。

ツールチップとは?役割とデザインで押さえるべき5つのポイント | JetB株式会社

「ヒント」と言い換えると分かりやすいですね。ツールチップは使用しているツールで分かりづらいところや専門用語などを補足説明してくれます。

各デバイスの表示として(PCは hover・SPはタップ)で表示されます。

見た目として、ツールチップは吹き出しのデザインが主となりますが、様々なサービスのツールチップをまとめてみて、ツールチップのさまざまな使い方の参考にしてもらえたらと思います。


さまざまなサービスのツールチップ


■ Bootstrap(ブートストラップ)

黒い背景で白文字のツールチップが表示。文字サイズは小さめ。

Tooltips (ツールチップ) · Bootstrap v5.0

■ Google

薄い黒の背景に白文字で表示。文字サイズは小さめ。hoverしたアイコンの下にツールチップが表示。

Gmailの一覧画面。ヘッダー箇所。

受信トレイをhoverすると表示。ヘッダーと違い、右にツールチップが表示。(画面の適切な箇所に応じて、上下左右を配慮している)

Gmailの一覧画面。レフトナビの受信トレイ箇所。

■ Figma

濃い黒の背景に白文字。下に「チームライブラリ」と表示。

Figmaのデザインファイルの画面。色スタイルのツールチップ。

?マークをhoverすると、上に「ヘルプとリリース」と表示。

Figmaのデザインファイルの画面。?マークのツールチップ。


■ freee

白い背景に黒文字。吹き出しに影。139文字と文字量が多い。

freee会計の画面。


■ note

薄いグレー背景。文字は濃いめのグレー。

note記事の固定フッターにあるシェアボタン。

■ Slack

黒背景に白い文字。太さはbold。文字量が多め。

Slackの管理画面。表示の説明。

■ Canva

黒背景に白い文字。説明文言は文字量が多め。

Canvaのレポート画面。
Canvaのヘッダー箇所。


まとめてみて

これらのサービスのツールチップを観察してみて、ツールチップを効果的に使う上で大事な点は以下の通りです。

  • デザインは黒い背景、白文字がベター。

  • アイコンを補足説明する時はタイトルのみ記載。

  • ツールチップ内の文字量が多い場合は、色・文字サイズの変更も考慮。

  • 表示位置によって、適切な上下左右のどこかに配置する。

  • 長くても150文字以内。それ以上の場合はヘルプページなどに記載する。

  • スマホ時はhoverができないため、タップで表示する。


まとめ

ツールチップは文字を補足する際に使用しますが、場合によっては説明することが多く、情報量が多くなってしまうケースもあると思いますので、適切な情報量にすることを心がけましょう。
ユーザーインターフェース作りに参考になると幸いです。

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