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【漫画付き】情けなくて可愛い思い出深いクリスマス


ハッと気づくとどんどん時間が過ぎて、本日12月22日ではないですか!
日本に至ってはもう23日の朝になっちゃってますよ・・・!!!


noteには1週間に1度何かをアップしているかしていないか、が定着して来ました・・・
とはいえ、毎日何かを書いていた気分なのに、なんだったんだろう・・・
と、さっきじっくり考えてみたら、日々瞑想の後に感想日記をつけていたから、でした。


朝起きて静かな時間の間に瞑想をするのですが、アプリを使ってその後に頭の中の行方をメモったり、自分の観察などを記しておくのです。
なんとなんと! それをしているだけで「表現する」ことに満足している、ということに気づいてしまいました!

先月までは(気持ちの上だけでですが)なんとしてでも毎日noteに投稿しなければ!!
なんて思っていましたが、全然しなくてよかったことにも気づいてしまった・・・

と、いうわけで来年からはもっと「自分で満足する」に集中しようと決めました。


今日はクリスマスの思い出を書きます。
イタリアに来てから早18年目・・・。
ファミリークリスマスをし始めてもうそんなに経つのかー。
それらの中でまぁ思い出があるといえばあるんですけど、
そういうのを含めても生まれてきてこの方一番思い出深いクリスマスイブの話をしたいと思います。


それは私が27もしくは28歳だったか・・・


12月になったばかりで、私は周りの友達も結婚したりしていて、その年になって親とクリスマスイブを過ごしたくないな〜と思っていたところに奈良の古いホテルが新聞に一泊2500円で泊まれますよ〜〜と広告を出していました。

今のご時世であればそういうお値段で泊まれるリーズナブルなホテルも沢山ありますが、当時はまだまだそんな時代じゃなかったので、それを見るや否や電話で予約をしました。

持ち物はパジャマとポータブルパソコンとスケッチブックとレターパッド、ハガキ、筆ペン、鉛筆、色鉛筆・・・。



クリエイティブで有意義なクリスマスイブを過ごすためのグッズを持ち込みました。
当時、まだWiFiなどというものはなく、部屋それぞれにLANケーブルが付いている!!!というのが売りだったのも予約したかった理由です。

確かアルバイト先の市役所まで自転車で行き、そのままホテルに自転車で乗り付けました。
家から市役所まで30分弱、そしてホテルまでは15分くらい漕ぎ到着したのが「奈良国際ホテル」。何年前に閉館になってしまったのかもわからないのですが、今はもうありません。


自転車を止めて張り切って入っていくとものすご〜〜く愛想の悪いおっちゃんが、
「今まだ改装してるところでシングルの部屋はLANケーブルはありませんねん」

「インターネットしたくて来たので使える部屋にしてもらえませんか?」

「は?あの広告見て来たんでしょ?そんなん無理に決まってるやんか!ひとりで来といて!」
的な事を言われて、ひとりで来たらあかんかったんかいな!と驚いてうまく言葉が出てこず大人しく鍵を受け取りました。


今やったら、色んなセリフをベラベラまくしたてて、LANケーブルのある部屋にどうにか入り込んだのに・・・ぬぬぬ!
ちなみに、私以外に人気はゼロでもしかしてこの掻き入れデーに客一人ちゃうの???という雰囲気。


しかしその時は孤独力も最大限まで増加していて弱く、戦う気力もなくし、静かに部屋に入りました。

まずは、ホテルが自慢しているパノラマ風呂に入りに行きました。
貸切。
カメラも持って行って撮った記憶があるんですけど、もう昭和そのもののレトロなお風呂でね〜
洗面台などの懐かしさ加減は半端なかったです。
どこかに写真が残っていないものだろうか・・・。

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1時間くらいお風呂を堪能してヌックヌクになってから近所にあるKFCへ・・・
えぇ、ケンタッキーフライドチキンがないとクリスマスイブは過ごせないと思い込んでいたのは私です(笑)
オリジナルチキンと白ご飯のハーモニーが好きすぎて、長蛇の列を並んでチキンを二人分を購入し、コンビニで白ご飯を温めてもらい、小さなケーキも買ってホテルの部屋でひとり乾杯しました。

ご飯を食べながら歌番組で山崎まさよしの歌を聴いた記憶がうっすらとあるので、小さなブラウン管のテレビはあったかな〜
まさよしの恋する心情を歌う歌がさ〜ズシッと来たからねぇ。

そして、眠くなってしまうまえにせっせとクリエイティブタイム。

まずは大学時代の友達に「クリスマスイブに自分が何をしているのか」の詳細を書いたハガキを書きました。
後日、口を揃えて「アンタは何をしてるんや〜マゾか!!」と言ってもらえました(苦笑)
そして 全てを正直に書くと宣誓してから、その時の状況と心境を、そして実現したい事を書きました。
その時の状況と心境はなんというか先の見えない洞窟に入ってしまったような感じでした。

そしてそこにイラスト付きで書いたのを覚えているのが、「イタリアに住む!」という願い。

あの時は本当に不安で自分が頼りなくて、そんな大それたこと叶えてあげられるわけない・・・って思ってました。
でもね〜どこでどう自分が気合い入れてがんばってくれるかわからないものでね、あの時にあなたが祈った通りイタリアに住んでますよ〜〜!!


先に何の光も見えなくて、どうやって生きてゆくのかも決められなかった。
2500円でホテルに泊まって、恋人たちはあたたかいクリスマスイブを過ごしているんだよなぁなんてキイィっと思いながら、山崎まさよしの歌を聴きながら冷めたKFCをご飯に乗せてそれはそれで幸せに食べていたワタシ。



奇跡がもし叶うなら君に見せたい・・・


山崎まさよしも歌ってますけども、あの時の私に見せてあげたいよ。
大丈夫、大丈夫・・・
そこから5年くらいは地球でいう仕事をして、ちゃんとブチ切れて行動するから、しっかりその一見侘びしいホテルのひと時を楽しんでー!!!と。

それにしても、漫画のクオリティが低すぎて・・・すみません。


まぁそれはさておき、新しい時代の風は感じるし、
ますます軽やかに参りましょう。
さぁて、何をしようかなぁ。

みなさま、素敵なクリスマス、そして年末年始タイムをお過ごしくださいね!!!


サポート頂けたらすご〜く嬉しいです。 言葉にできないほどに。