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【学生・Discord】ひなつー・大学中退

ごま油炒めです。好きな「25時、ナイトコードで。」のメンバーは東雲絵名です。

こちらのnoteは学生の方、あるいはDiscordユーザー向けです。


ひなつー(避難所つー)管理人を降りることにしました。


ひなつー、3年は続けたかったんですが、母体としていた「にゃるらさん・ニディガ界隈」が大きく広がり、商業的な展開などもあって、例えば著作権、肖像権、クリエイティブ・コモンズなど、「その業界の、必要最低限の"常識"」が欠けている事に気づき、私では実力不足だと気付きましたので、降りることにしました。
(ひなつーの方々から沢山の感謝の言葉・スタンプを頂けた事は、いまだに忘れられません。)

「難しく考えなくていいよ」「自分を追い込まないで」と言われた事もあったのですが、私としては「励ましてくれてありがとう、元気が出たよ、さて、管理人を続けるぞ~」とはならなかったですね。

私には無理。

楽しかった、夢のような時間だった事には感謝したいです。ひなつーの皆様、ありがとうございました。


残務処理も「新管理人の為に何をするのか」のToDoリストがまとまり、とあるフォロワーが「お、たのしそ、混ぜてよ」というラフさでモデレータとして参加されて、彼のラフさを見習いながら気楽に出来るので、「アルバイト以外の余暇」として、残務処理は終わるでしょう。

仮に、ごま油炒めが(突然)ひなつーを閉鎖したり、あるいは、新管理人がいきなりサーバーの方向性をガラッと変えたりして「居心地悪くなっちゃった」とかなっても、「ごま油炒め、ひなつー中途半端にしてどっか行きやがって、許さぬ」と何人かに思われるだけで、私自身としては「最後まで頑張り抜き、卒業する事が出来て良かったな」と実感しております。

というのも、私の『どんなに周囲から励まされても自分を責め立てようとする、あまりに過剰な劣等感』の根源は、「大学を卒業できなかった経験」があるからです。

作業も感情も落ち着いてきましたので、今日は、その「恥」について告白します。

かなりキツイ文章になります。
ノンフィクションです。一部、過激に感じられるような表現がございます。
精神的に不安定な方はブラウザを閉じる事を推奨します。

耐えられる方だけにこの文章を読んで頂けたら、と感じております。
あまり力を入れず、おにぎり片手に暇つぶし感覚で読んで頂けたら。

(脚注:
現在時点で中学校~高校生の方で
「YouTuberになりたい」「歌い手になりたい」「まだ何をやるのか決まってないけど、表現する人になりたい」という方向性で進路に悩んでる方が多少でも参考に出来るように、どこが失敗ポイントだったのか太字で要点としてまとめております。反面教師にして、わからない単語はGoogleで調べながらお読み下さい。
クリエイター系の大学に進学されない方には、あまり参考になりません。)


かなり過去の話です。

私は大学に約2か月だけ在籍し、中退しました。

大学名は明かせませんが、CGや、映像アニメーション、CADなどが学べる学校です。


「約2ヶ月も在籍したなら頑張った方だよ~」と感じられた方向けに説明しますと、実は「大学に通えたのは20日程度で、残りは、学校のある駅周辺までしか行くことが出来なかった」のです。

私は、両親の目と世間体に怯えるタイプ、いわゆる「人の目を気にしすぎるタイプ」で、両親に対し「お、アイツ(=私)は学校に行ったんだな、よかった」と錯覚させる為だけに、学校のある駅まで行ってました。(当然、あとでバレました。)

すっごい、すっっっごい!!すっごい、かっこいい学校でした!!

入口に入ると、ずら──────っと、(当時)最新型のiMac。
どこかのIT企業のオフィスのような、なにやら前衛アート(?)風の謎の階段。

溢れ出る"若き表現者達を応援!"という、気概が凄かったんです。

「デザインの世界に新風を吹かせる!」

私は、こういう"デザインの〇〇革命!!"とか"〇〇の新たな挑戦!!"という言葉に弱いので、「地味で取り柄の無い平凡な私でも、人生一発逆転できて、有名な凄い"くりえいたー"になれる!」と感じ、飛びついてしまいました。

おそらく、小・中・高校と、「ずっと合唱部で、運動音痴で、楽器も弾けない、何ら行動せず、口先だけは一丁前、凡庸で中途半端、地味。
そんな、何の取り柄もない自分」が、嫌いで仕方なかったんでしょうね。

自分を変えたい。そんな一心で飛びつきました。


最初は楽しかったです。

CGの学校とはいえ、紙と鉛筆での人物デッサンの授業もありました。

最初は「えー!?教室の真ん中の椅子に座るんすか!?やぁ~だ~、モデルとして見られるの恥ずかしい~(><)」と照れていたクラスメイトも、だんだん神妙な面持ちになり、カリカリカリ…という音だけが静かに響く教室。

とても不思議な気分で挑んだ、はじめてのデッサン。

当時、犬や猫のイラストもまともに描けなかった私ですが、「おお、ごま油炒めくん、頑張ったじゃないか。」と褒められました。
本当、担任の先生が優しくて。それだけはよかった。

どの先生に当たるかは重要。この部分はガチャ。
特に、繊細な性格の場合、ここは非常に影響します。
(誰に何を言われても「うっせーな、俺の作りたいように作らせろっつーの、あほあほあほ」と心の底から思えるくらいの逞しさを持ってる人は、どの先生に当たるかはあまり影響しません。)


問題は六角大王でした。

六角大王。

理屈としては、食パンを切ってくような感じ。
「四角いキューブの真ん中に線と線を繋げると、その部分が消えて、それを繰り返していくと、だんだん、丸や楕円になっていく。」みたいな。

その、いま簡単そうに書いた"それを繰り返していくと"なんですけれど、それが"途方もないくらい長い時間"なんです。

例えるなら"5億年ボタン"のような。
これは、得手不得手や、Windows/Macのスキルの問題ではありません。
根気強く"キツイ作業"に耐えられた人だけが、課題を終える事が出来ます。

「二度と、六角大王を触りたくない。」
そう思い、私は21日目の朝から、不登校作戦を始めました。


「じゃ、行ってくる。」

素知らぬ顔で、まるで本当に実際に学校に行くような面持ちで親に挨拶し、家を出て駅へ。
ニンテンドーDSをしながら、約90分。学校付近の駅へ到着。

駅から学校までの、その徒歩10分。
それが、歩けなかったんです。

駅についたら、まずショッピングモールでウィンドウショッピング。
飽きたら公園。たまにヨドバシカメラ全フロア。

楽しかったか?ちっとも楽しくありませんでした。

「自分って最低な人間だ」と延々と考えながら、最新の音楽プレイヤーや家電を眺める時間は、最低でした。

SNSでは、同級生たちが、キラキラした大学生活をUPしてる。

「がんばって!」「応援してるよ!」
さも明るそうに(実際は無感情で)SNSフレンドにコメントした後は、2ch(現在の5ch)の雑談系チャンネルを巡回。
おどろおどろしい紫色が渦巻く、陰鬱でしかない時間。

本当に、最低でした。


反省ポイントは、たったひとつ。

「ごめん!課題できん!ごめん!たすけて!」

クラスメイトに、そうやって頼れば良かったんです。
コミュ障とかぼっちとか自虐ネタを言ってる場合じゃない。
社会情勢の不安定も一切関係ない。他ならぬ自分の将来が懸かってます。

不登校になり中退して後悔してる要素について、語ります。


もし、この文章を読んでる方で、不登校で悩んでる方がいたら。

どんなにしんどくても学校に行け!とかは言いません。言えません。
学校を中退するのもひとつの選択肢。
問題は"その後"です。

「自転車で大阪まで行くぞ!」と決めたら、大阪に行ってください。
「船でカナダに行くぞ!」と決めたら、カナダに行ってください。

「大阪まで辿り着けなかったけど、まあ静岡まで行けたからヨシ!」
良くありません。そこは、最初に目指した大阪ではありません。


最初に決めた

"〇〇を〇〇するぞ!"

が達成できなかったら、たとえ進捗率99%だろうと、もし、それを"達成した"と錯覚したら、それは錯覚です。未達成です。

"ひなつーが終わった"という錯覚も交えて、この日記を書いてます。

楽しかった、夢のような時間だった事には感謝したいです。ひなつーの皆様、ありがとうございました。

違います。過去形じゃ無い。まだ終わってません。


ひなつー降りるまで、あと進捗残り30%。

今度は100%を達成します。


参考にさせて頂いた書籍様:


参考にさせて頂いたnote様:

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