ある時、友達が上野動物園のお土産だよ、とパンダのクリップやハシビロコウのポチ袋、ファイルなどの文房具を送ってくれました。その文房具たちが可愛くて私が気にいるものだったというのはもちろん嬉しいポイントのひとつではあったのですが。

何よりも嬉しかったのは、数年前に私と子供とそのお友達親子で上野動物園に行った時のことを思い出して、送ろうと思ってくれたというエピソード。ただ単に可愛いなあ、あげよう。というのから一歩踏み込んだ、その場所で私たち親子のことを思い出して送ってくれたというのが、文房具たちを特別な価値のあるものにしてくれたのです。

そういえば、お土産ではないけれど、長男が私にバレないようにこっそりと私の誕生日の前にばあばと購入したというストラップも私にとっては特別なもの。長男が長男のお小遣いで、私の誕生石を選んで、私にバレないように誕生日まで隠して、ラッピングして渡してくれたのです。

500円だった〜と長男は言うけれど、物の価値って単純に値段でははかれなくて、そういう思い出やエピソードなどのお金で買えない価値があるものを大事にしていきたいなぁと思うのでした。

そして、そういう喜びを私も誰かに渡していきたい！とは思うのですが、2日後の夫の誕生日プレゼントを何も用意していない私です…