本質に触れることを諦めた日

今日は仕事の集中力に欠けていた。欠けていた、というのは正確ではない。無かった。
デスクワークが多くなった一昨年ごろから、首回りと肩周りの凝りを感じ続け、机と椅子とアームレストの高さに悩んでいる。最近はフルサイズのキーボードとマウスの位置関係が悪い気がして、今日は仕事中、テンキーレスのキーボードを見繕っていた。仕事しろ。

仕事中、今日のnoteはこれについて書いてみようということが思いついて、家に帰ってからパソコンに向かっていた。ただ書き進めるうちに、それは自分の本質に触れる話題であることに気づき、もっと確かな言葉にしたいと感じたので、下書きに回した。なので今日は日記を書いている。下書きをいつ完成させるのかは知らない。

最近、国際会議に出ている。出てるだけ。今日は4回目の参加だった。
先月の初めくらいに、上長から「とりあえず出席して雰囲気を掴んできて」という実にふわっとした指示を受けて、議論の内容も分からない会議に出席することになった。ちゃんと英語を聞くのも久しぶりだったし、何より英語圏ではない話者の英語が飛び交うので、最初は全く聞き取れず呆然としていた。二回くらい出たら英語も少し聞き取れるようになり、「議論も英語も全く分からない会議」から「議論が全く分からない会議」くらいに変わった。議論は相変わらずよく分からない。

欧州の会議なので、こちらの時間は19時から21時。向こうの景色はいつも明るい。途中寝落ちしつつ、参加者各位の立場と思惑とを考えていた。なんだか今日もよく分からないところで議論が紛糾している。
次の会議の予定をという段になって、思わずほえぇという情けない声が出ていた。次回は現地も含めたハイブリッド形式で、しかも長めに会議時間を取るのだという。日本時間で夜の20時から0時半。日付は7/20。あ、これ私の誕生日ですね。今年の誕生日は一人寂しく祝うどころか、深夜の国際会議に出なければいけないらしい。何が悲しくて。


誕生日に深夜の国際会議参加が決まったことにむしゃくしゃしたのか、会議が終わってからパッと着替えてその辺を走っていた。長距離走が嫌いなので、気が済むまで気が済むスピードで走っていた。イヤホンからはやはりSyrup16gを流していた。

不思議なことに、父親と音楽の趣味が合う。小学校の高学年からASIAN KUNG-FU GENERATIONを聴き、中学一年にしてPS3の発売日に幕張メッセのライブに参加していたが、これは完全に父の影響だ。ファンクラブくらいからずっと父がCDを買っていたので、ASIAN KUNG-FU GENERATIONについては自分でCDを買ったことはほとんどない。父はその後、サカナクションにハマり、Perfumeにハマり、今はVaundyを聴いている。
たまに自分で聴いている曲を集めてコンピレーションを作って、父に聴かせたりする。結構好評だ。ただ、カネコアヤノのアルバムを数枚聴かせた後には、「カネコアヤノはもういいかな…」と言われて「てめぇ!?」と思った記憶がある。
今は密かに、Syrup16gを布教する野望を持ち、曲を選んでいる。一曲目は決めていた。


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