これでも元気です

割と元気です。

一週間くらい前から、Mouth to Mouseの取り込みから、iPhoneへの曲の同期まで、 iTunesのあらゆるものがトラブっていて相当なストレスを感じていたけれど、なんだか今日になってなんとかなった。
色々試行錯誤したはずだが、そのプロセスを残しておかないから仕事でも次の年に困ったりする。毎年この時期はトラブル対応に終始する。

実務と外部発表資料作りが重なり、割と心が追い込まれていたが、先週でひとまず仕事は落ち着いた。まだ終わっていないけど。
今日は穏やかな気分で、一日中データ整理をしていた。一年中こんな仕事をしていたい。いや、割と現場に出ていたい。


自分から目を背けている時ほど理性を保っていられるのはバグだろうか?といつも考えている。実装からもうすぐ30年になるのだけど、パッチまだ?

3年くらい前から、額の中央に鎮座して「白毫」と渾名されていたできものを、皮膚科で取り去ってきた。
「そんなに傷は残らないから」と安心するような言葉をかけられつつ、施術後、額にデカデカと絆創膏を貼られてフリクリのナオ太みたいになっていた。

フリクリを見ていたのは宇都宮の友人の部屋。2020年の6月だった。
一昔前のざらっとした作画に、それほど大きくない音量でピロウズが流れる空気はひどくぼんやりとしていて、その少し前に都内の小さな部屋で過ごした春の時間と似ていた気がする。シューゲイザーみたいな季節だった、今ならそう形容する。なんだかシューゲイザー好きの人々に怒られそうだけれど。

シューゲイザーの春からもう3年も経つ。あと10日もせずに30になる。きっと1日ずつを噛み締めている余裕はない。
死なずに生きてるだけで精一杯。かつて思い描いていた30歳ってこんな感じだったっけ。
思春期の自分に一つだけ言えるとしたら、今抱えている生きづらさは10年以上経っても消えることはないし、むしろ鋭くなってゆくよ。可哀想で教えてやれないな。これでも元気です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?