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銀河間トラベラー「アブ星人」との170時間 彼らは催眠術で騙しているにすぎないのか!?

羊と山羊を草花に変えてしまう!
これは催眠術なのか?

そして、主人公はそれでも尚も、彼女たちは、催眠術をかけて丸め込めようとしていると思っています。

彼女に提案をします。
「イヴァンカ聞いてくれ。私に〈分解〉と〈融合〉が何か簡単にわかるように、デモンストレーションしてくれないかな」

突如、羊と山羊が姿を消すと、その場所には様々な花が咲き乱れる低木が現れました。

とたん、羊飼いたちはミサでやるように跪きます。

同伴したロペスは、主人公に「跪いて下さい」と伝えますが、主人公は聞き入れません。

主人公:あの異常な現象が、なぜ、とのようにして生じたのか、そのトリックを暴こうとしていました。

今度は鳩に変えてくれ と主人公は頼みます。

彼女は花の方に指を向けて水平に手を伸ばしました。

そのとたん、草地は瞬時に大小の鳩で埋め尽くされたのでした。
犬たちは吠え立てながら、鳩を追い始めます。
鳩は地面から数メートル舞い上がると遠くに飛んでいき、その後、また舞い降りてきて地面をついばむのでした。

私は肝をつぶしてしまいました。
外国人たちの催眠術は、とんでもない代物です。

イヴァンカは私の動揺を察し、再び手を伸ばしました。
すると、数分前と同じように、草を食む羊たちが再び姿を現しました。

羊飼いたちは、十字をきりながら立ち上がり、たった今目にしたばかりの現象について話し合います。

一人の子供が主人公に近づいてきました。
主人公にもう一度、鳩を戻して欲しいと訴えております。

一羽の鳩が森から飛んできました。
その鳩は、なんと男の子の左肩に止まったのでした。

イヴァンカ:イヴァンカはキペスに尋ねました。
「アミーゴ、何故跪いたのか説明してくれる?」
キペス:「はい、セニョリータ。つい先ほど奇跡をおこされたからです。」
イヴァンカ:「それは違うは、アミーゴ。さっき私がやったことは、訓練さえすればここの誰もができることなの。お願いよ、アミーゴ、他の人たちにも、私たちは奇跡なんか起こさない、と言ってちょうだい。私たちが原子とその構成要素を使って行うことは、全て私たちの仕事にすぎないのよ。」

イヴァンカは主人公に、旅の相棒ペドロを紹介しました。
主人公が手を差し伸べると、彼も同じようにしました。「忘れないよ」と言いながら。

『忘れないよ』っていうのはね、アプ語では感謝の言葉なのよ」とイヴァンカは説明しました。


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