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息をのむ紅葉絶景|「滋賀」3泊4日琵琶湖一周旅④

今回の記事は【「滋賀」3泊4日琵琶湖一周旅 4日目】となり、いよいよ最終日です。

今回の記事では、琵琶湖一周旅行のラストを飾るにふさわしい場所として、滋賀の最強パワースポット「竹生島(ちくぶしま)」と、滋賀県内随一の紅葉スポット「鶏足寺(けいそくじ)」についてお届けします。

4日目でもまだこれほど見所満載のスポットがあるのかと、最後まで驚きが続くことでしょう。

【1日目〜3日目の記事は↓からどうぞ】


【琵琶湖の日の出】早朝の絶景を観よう

前夜宿泊した「ホテル琵琶レイクオーツカ」は、ホテルの正面エントランスから琵琶湖まで、わずか徒歩10秒と絶好のロケーション。

しかも琵琶湖の真西に位置するので、天気に恵まれれば日の出が観れるのです。

早朝5:00、妻がぐっすりと眠る中で1人静かに起床し、寒さに震えながら朝靄が流れる琵琶湖へ。

ところが、とても日の出が見れそうにないほどの曇り空で、諦めながら待っていると、なんと琵琶湖の対岸(東側)の山の影からうっすら陽の光が見えてきました。

そして、奇跡的に山と雲の間に太陽が見える空間ができたのです。

そこから陽が登る光景をこの目で観た瞬間、あまりの感動で心が揺さぶられました。

琵琶湖の日の出が観れたら、最終日も最高の気分でスタートできるでしょう。


【竹生島】滋賀の最強パワースポット

滋賀の最強パワースポットとして知られる「竹生島」は、琵琶湖で沖島の次に大きい周囲2kmの島です。

島全体が国の名勝・史跡に指定されていて、謡曲「竹生島」や平家物語「竹生嶋詣」にも登場します。

彦根港や長浜港、今津港から船が出ていますので、自分の旅行プランに合わせて発着港を選びましょう。

ここからは、琵琶湖の北部に浮かぶこの神秘の島での楽しみ方を解説していきます。

・竹生島クルーズ

今回、絶対に訪れたいパワースポットだったこともあり、琵琶湖の西側にある今津港発の「竹生島クルーズ」を事前予約しました。

竹生島クルーズの所要時間は発着港から船での往復約55分と、竹生島上陸後の約75分を含め約2時間10分です。

車で観光船乗り場の前に行くと、係員さんが駐車場の案内をしてくれます。

・宝厳寺の石段165段を登る

竹生島に上陸して最初に向かうのが、厳島神社や江島神社とともに日本三大弁財天に数えられる「宝厳寺(ほうごんじ)」です。

165段の急勾配の石段を登っていくため、踏み外さないよう注意しましょう。

登りながら後ろを振り返れば美しい景色も楽しめます。

・宝厳寺 本堂

石段を登った先に見えてくるのが、日本三大弁財天の中で最も古くに建立された宝厳寺の立派な本堂です。

「大弁財天」と「大」の字がつくのは日本で唯一こちらだけ。

・弁天様の幸せ願いダルマ

宝厳寺の本堂では「弁天様の幸せ願いダルマ」が奉納できます。

お願い事を紙に書き、ダルマの中に収めて奉納したら1年間本堂で祈願してくれます。

私たち夫婦も引き続き幸せな人生を祈願して奉納しました。

お一人でも複数人でも、楽しみながらできるのでぜひやってみましょう。

・唐門

宝厳寺の次は、大阪城にあった極楽橋が移築された「唐門」です。

唯一の現存する大坂城遺構として、国宝に指定されています。

この素晴らしい建築美を堪能したら「唐門」の中に進み、重要文化財である「舟廊下」を渡りましょう。

・都久夫須麻神社

舟廊下の先にあるのが、国宝「都久夫須麻神社(つくぶすまじんじゃ)」です。

こちらは豊臣秀吉が伏見桃山城の御殿を寄進したものだそう。

階段下から見上げると左手に舟廊下が見え、少し変わった形状が楽しめます。

・竜神拝所で「かわらけ投げ」をやろう!

都久夫須麻神社から正面階段下に見えるのが、竜神様を拝む「竜神拝所」。

竜神拝所では竹生島で絶対やるべき「かわらけ投げ」を体験してみましょう。

「かわらけ投げ」とは、名前と願い事を書いた円形の土器「かわらけ」を鳥居に向け投げ、鳥居をくぐったら願い事が叶う願掛けのこと。

とても人気で、ここを訪れた方で挑戦しない方はいないのではないでしょうか。

まずは竜神拝所の入り口で、「かわらけ」2枚セットを購入しましょう。

1枚目の「かわらけ」に名前を書き、2枚目に願い事を書いたら、いよいよ鳥居に向かって投げます。

拝所から鳥居前までの距離はそれなりにあるので、強く投げてください。

コツはフリスビーを投げる感覚で、手首にスナップを効かせること。

力強く手首を使って投げたら円盤のように飛んでいきます。

私はなんと1枚目が鳥居くぐりに成功!

これはいけると思いさらに力を込めて投げてみたら、思ったより角度が上についてしまい、残念ながら鳥居を飛び越え琵琶湖に吸い込まれていきました。

ちなみに妻は2枚とも鳥居までまったく届かず撃沈。

鳥居のまわりには願掛けで投げられた「かわらけ」がひしめいています。

たとえ願掛けに失敗し悔しい結果になったとしても、楽しいひとときを過ごせるのが竜神拝所。

これだけでも竹生島に来た価値があったと断言できます。

あっという間に時間がすぎ、竹生島クルーズを満喫して今津港に戻ったのが13:00。


【鶏足寺】滋賀県内随一の紅葉スポット

次に向かったのは今津港から車で約1時間、琵琶湖の北東に位置する滋賀県内随一の紅葉スポット「鶏足寺(けいそくじ)」です。

今年(2023年)の紅葉は事前予約制で、2019年以来4年ぶりに受け入れを再開。

紅葉の落ち葉が赤い絨毯のように見える、滋賀県内随一の絶景スポットです。

【鶏足時の紅葉を動画で見るならこちらから↓】

鶏足寺が開かれたのは奈良時代の735年ですが、一度荒廃してしまったのを「最澄」が799年に再興しました。

歴史を感じながら参道の石段を登れば、両脇に苔むす石垣と地面を赤く染める紅葉の絨毯が絶景が見られます。

紅葉シーズンの鶏足寺はまさに滋賀県内随一と言われるほど、美しい紅葉絶景がいたるところに広がっています。

あまりの素晴らしさに動画や写真を撮るのに夢中で、気づけば滞在時間は1時間30分。

時間を忘れるほど魅了されるので、次の予定がある方は気をつけましょう。

4日間におよぶ紅葉絶景めぐりは鶏足寺で締めくくりとなりました。

1日目から息をのむほどの紅葉絶景を味わってきた中で、最後に最高の紅葉とめぐり会えるのが鶏足寺です。

滋賀県の紅葉めぐりでは必ず訪れましょう。


【長浜城】琵琶湖美しい夕焼けを見る

鶏足寺で紅葉を見納めたら、初日に出発した「米原駅」へ戻るべく長浜市を南下。

その途中にあるのが、かつて豊臣秀吉が織田信長の家臣時代に城主だった長浜城跡。

お城は昭和に復興されたもので、現在は博物館になっています。

長浜城のまわりは琵琶湖に面した豊公園となっていて、夕焼けの絶景スポットです。

11月末であれば17:00前から訪れると、綺麗な夕焼けを見て旅のラストを飾れます。


3泊4日琵琶湖一周旅も終わってみればあっという間でした。

通常観光であればこの日数で十分ですが、紅葉シーズンでは一箇所ごとの滞在時間が長くなるでしょう。

普段は建物や景色だけを楽しむのが、紅葉が加わることで撮影に夢中になってしまいます。

4日間ではなく、5日間でじっくり観てまわれれば理想的でしょう。

京都の紅葉旅を諦めたものの、これだけの紅葉絶景スポットが多い滋賀県は最高の旅先となりました。

海外からの観光客はまだ少なく、紅葉のベストシーズンでもさほど混雑していなかったので、行くなら今のうちです。

次の紅葉シーズンはぜひ琵琶湖一周旅で紅葉絶景をめぐってみてください。

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