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時代の切り替わりを生きる

重いテーマなので穏やかな週末を
過ごしたい方はスルーしてねm(_ _)m


各局、こぞって“復讐〟がテーマの
ドラマが多いのは単なる偶然ではなく、
世の中のニーズがあるからではないだろうか。
“勧善懲悪〟
まさしく昭和のヒーローもののようだ。

我慢は美徳。
忘れるしかない。
過去に執着しても何も生まない。
赦すことは自分をも赦すこと。
負の連鎖を断ち切る。

↑字面も耳障りも美しいが
さらに苦しめる考え方だ。

最初は“MeToo運動〟が引き金となり
被害者たちが続々と声を上げたことだ。

今は顔を出す勇気がないが
いつの日か、顔出しして堂々と
主張するかもしれないがわからない。

記憶に新しい“ジャーニーズ問題〟は
語るのも悍ましいが、ここまでの
酷過ぎる鬼畜はいたのかと思う。

私も1人の性被害者として被害者に
寄り添うことができればと思う。
何十年経とうとも忘れることなど
できないんですよ。
努力しても「なかった事にはできない」。

世の中の流れが後押ししてくれて
「自分も声を上げていいんだ」と
思ったのも事実。

経験したことがない方にとっては
理解し難い事。

もし、あなたの愛する息子や娘が
性被害に遭ったらどうしますか?
訴えますか?
忘れさせますか?

ジャニーズ問題のように
慰謝料を取れる人はまだマシだ。

私は訴えなかったので
泣き寝入りする事になった。
そして、証拠もない。

誰一人として寄り添ってくれなかった。
なかったことにされた。

「子供だからそのうち忘れるだろう」
「幼過ぎて覚えてないだろう」と
思われていたのなら、とんでもなく悲しい。

例えば、普通に裁判を起こしても
100万も取れればまだ良いほうで
相手の男(当時は中学生)は
貧困すぎて私に1万円すら払えないだろう。

お金が取れればそれで気が済む訳ではない。
とりあえず一区切りできる。

私のように声すらあげることができない人が
何万人も何百万人もいると思う。
家族間だったり、利害関係だったり、
近所だったり、、
関係性は様々だからだ。


時代が切り替わりつつあると実感した。

ドラマの中で主人公の女性が
レイプされた10年後に復讐を誓った時
「罪は償ってもらう」という台詞がある。

見ていてスカッとするのは長い間、
こういうドラマを待っていた気がする。


自分が復讐しなくても
神が裁いてくれる?
裁いてくれませんよ。

勝手に自滅しますか?
いいえ、しません。

因果応報もありません。
天罰も、あるようで無いです。

今さら自分としては何がしたいのか、

本人に復讐は叶いませんが
それでも“一生、許すことはしない〟
“なかったことにはしない〟ということ。

私にできることは
被害者に寄り添う事。
自分の生涯をかけて。

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