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【部活動】試合において「流れ」の存在を信じますか?


皆さんこんにちは。
スポーツのネタばかりですいませんー笑
自分がもし中学校の教師以外をするならば、私は実は1つ夢があります。

それはスポーツトレーナー、メンタルトレーナーになることです✨

スポーツをする上で、メンタルは非常に重要なものといえます。
よく言われるのが、モチベーションは上げすぎてもダメ、なければもっとダメ。
どういう状態がメンタル的に良いかと言うと、常に「平常心」を求めるべきではないかと言われています。

そのメンタルにも関わることで、私もチーム指導する上で1度数値などを取って、大学で研究してみたかったことがあり、

それはスポーツにおいて「流れ」が本当に存在するのかということです。

今日はそのことを考えてみたいと思います😊

①流れなどないと否定する人の理由は?

確かに試合をする中で、口癖のように
「今いい流れだな!」とか
「今相手に流れ行ってるなぁ、、、」とか
知らず知らずのうちに勝手に自分の中で、流れと言う存在を認めているような気がします。

しかし、スポーツ心理学者の中には流れそのものを否定する方もおられます。
どういう理論かと言うと、良いプレーや笑顔あふれるチームの良い雰囲気、審判がこちらの味方をしてくれたようなラッキーな得点があったとき、
そういうプレイが積み重なった時、「流れがいい」と表現するわけで、
結局後付けじゃないかなと言う理論です。

私も割とこの理論は納得するところがあります。
ですが、流れというものはあることを信じたいと言う気持ちもあります。


②ドジャース大谷選手の夢マンダラートより、運について考える

私にそのような思いにさせるのが大谷翔平選手が、高校1年生の時に書いたマンダラートをテーマに、運について書かれていた記事を見たことからです。

このマンダラードでは、中央部分に1番大きな目標が書かれ、その周りに自分が達成したい細分化された目標を書きます。その目標に対してどのように達成するのか、具体的な行動をさらに8つずつ考えます。これを大谷選手は一つ一つクリアしていくことによって、中央部門の大きな目標を達成していくわけです。

その1つの細分化された目標の中に、大谷選手は運と言う項目を入れています。
運は科学的に証明されたものではなく、それでも大谷選手は地面に落ちているゴミが、誰かが落とした運であると捉え、それを拾うことによって自分に良いものが待っていると言う認識を持つわけです。

このゴミを拾うと言う行動自体に意味があるのかどうか分かりませんが、確実に自分がプラスの前向きな気持ちになれるって言う部分では、正しい行動だなと思います。
脳がマイナスな考え方をすると、自分を守ろうと筋肉が硬直します。

ゴルフ選手が、バンカーにかかっちゃうなぁと考え出すと、本当にバンカーにハマってしまうのも、脳が考えた自分の思考と筋肉が密接に関係していることに繋がります。

ゴミを拾うことによって自分の運が良くなったと脳に錯覚させる事は、試合に対してのポジティブな準備、これから起こることへのプラスの効果というものが見込まれるということは、脳科学的に証明されているはずです。

③流れはプラスの行動の集合体では?

つまり私が言いたいのは、試合に流れがあると仮定した時、その流れを作るために、いくつかの行動や要因が必ずあるのではということです。
いくつかのプラスの行いを積み重ねていくと、それが良い流れと言うものになっているということです。
完全に私の理論ですが、流れが先ではなく、自分の具体的なプラスの行動、またはその行動をしたプラスの思考をもとに、流れというものが形成されているのではないかなと私は思うのです。

④指導者も流れの集合体の一部、選手にとってはチームメイト

私は部活の練習の途中、子供に対してうまくいかない時に、考えさせたり、悩ませたりするような指示する事は当たり前のようにします。
ですが、練習試合であったり、本番の試合の時は必ずプラスの声かけをするようにしています。
マイナスの言葉は使いません。
例えば何々をするなとか、何々にはダメだと言う方は絶対にしません。
バレーボールで言うと、長いサーブを打つなとは言わずに、短いサーブを打とうといいます。
弱気になるなとは言いません。強気でいこうという言い方をします。

やはり指導者も含めて1つのチームですので、良い雰囲気を作る具体的な行動を積み重ねるということが流れの正体であるのではないかなと私は思います。

⑤流れが作られたことを感じた甲子園決勝 佐賀北高校の逆転満塁本塁打

私が1番流れを感じた試合で言うと、佐賀北高校対広陵高校の夏の甲子園の決勝戦です。
前の打者に投じた野村投手のボールは、正直に言うとストライクであったのかもしれません。
しかしボール判定。
ここには、佐賀北高校の応援、そして観客の雰囲気がプラスの方向に働いていたためと私は分析をします。
そして試合を楽しもという雰囲気、さらには何かが起きるんじゃないかと選手が信じきっていること、そして満塁になったチャンス、さらにはここで打つとヒーローになれるんじゃないかなと言うワクワク感、これらが全て集合体のように流れというものが作られ、プラスに物事が働いたのではないかなと考えます。
私は野球専門家ではないですが、とても勉強させられた試合だったように感じます。


だからこそ選手にとって指導者も仲間の1人。
的確な指導、そしてだめな事はダメと言ってあげるのが愛のある指導者ですが、
選手のモチベーションを下げる言い方をしない指導者、つまりプラスの声掛けができる指導者、これが1番良い指導者じゃないかなと思っています。


流れ、これから先も大会のたびに、この良き集合体を作ることに苦労をすると思いますが、いつも良い流れを作ることは可能であるである。
もっと言うといつも平常心と言う川ができている、これが最高の選手のメンタリティーじゃないかなと思います。

数値化して、流れについて研究してみたいな😊
最後まで読んでくださってありがとうございました✨


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