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指定難病を患った話6.【心理カウンセリング】

転換性障害の治療のため町の心療内科で
診てもらう事になった続きのお話。

4つのクリニックの情報を
大学病院から貰っていたので
行きやすそうな、
Webサイトで見た感じ
しっかりしてそうなクリニックから
順に電話をかけたところ、
4つ中2つのクリニックから
「うちでは治療できません」
と断られてしまい、
「いいですよ〜」と
気前よく受付が対応してくれた
クリニックに通う事になりました。

私が選んだ心療内科は男性カウンセラーと
女医の院長さんがいらっしゃる
小さなクリニックでした。

まずは事の経緯を
院長さんに説明したのですが、
大学病院からの紹介状が
事細かにA4で3枚もみっちり
書かれていたようでほとんど
とばして話を理解してもらいました。
(大学病院の女医さんありがとう)

「転換性障害やその他の精神疾患は根性論でどうにかなる心の病ではなく、その他の疾患のように脳の機能が正常に動いていない、しっかりと治療しないといけない病です」「転換性障害は基本的に環境調整とカウンセラーと行う心理療法、補助薬での治療でアプローチします」と。

しっかり診てくれそうだなぁ〜と感心しました。

初回からカウンセリングも予約し、
22年7月の初診から10月の急展開まで、
毎週通うことに。

カウンセリングは基本的に
私が話したい事を話すスタイルではじまり、
時間を追うごとにカウンセラーからの
問いかけが増えていき、
毎回気付きを与えられて帰るというスタイル。

転勤族の家庭に生まれ、
東京→埼玉→神奈川→岩手→神奈川→シドニー→ケアンズ→シドニー→東京→愛知→東京→愛知
と転々としてきたことや、
幼少期は毎日習い事と厳しい教育で
抑圧された環境だったこと、
その反発で中学生から高校では
両親や親戚に殺意を向けるほどの
反抗期を迎えたこと、
中高を過ごしたオーストラリアで
パニック障害と不安障害を患ったこと、
ずっと音楽に励んでいたこと、
などなどこれまでの自分を振り返って、
ストレスの根本的な要因を探っていきました。

院長曰く、転換性障害とは、
心が解離状態にあることを指しているようで、
解離性障害の中の1つであるとの事でした。

解離状態とは、
つまり自分の心と体が分離している状態で、
体を動かなくさせることによって、
物理的にストレスから距離を置く
状況を作り出すとのこと。

人によっては目が見えなくなったり、
声が出なくなったり、
体が動かなくなったり症状はまちまちで、
大抵はその症状の裏に
根本的な原因が
隠れていることが多いそうです。

例えば誰かと口喧嘩してトラウマを抱えたら
声が出なくなったり、耳が聞こえなくなったり、ストレスから距離をとるための
症状が現れるそう。

ただ両手足が動かなくなった自分の場合は
日常生活や仕事、全てにおいて
両手足は使うものなので、
症状から根本的な原因を探るのは
難しい状況でした。

そのため、
過去から現在までを掘り下げて分析し、
まずは何が原因なのか探ることに。


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