「銀河の片隅で科学夜話」

「銀河の片隅で科学夜話」
全卓樹 著

この本によれば、
英語のlibertyを“自由”と翻訳したのは福沢諭吉。
そしてその際の、他の最有力候補が、

“天下御免”

だったそうな。
なるほど、
”自由”という言葉の正論めいた違和感も、
天下御免に変換すると妙にしっくりきてしまう。

天下御免の国アメリカ
言論の天下御免
天下御免民主党
父ちゃんは天下御免業
午後から天下御免行動
天下御免貿易協定

なんかカッコいい(笑)
“自由”で置き去りにされた責任が天下御免にはある気がする。自分が天下御免の時、相手もまた天下御免なのである。自由なんてものが主張される現場ってのは、天下御免なやつらのぶつかり合い。全員が天下御免な空間、
それを人は無法地帯と呼ぶのです、合掌。


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