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第2回【大人の勉強】生き甲斐(希望)ある人生を生きる!

人生について真剣に考えたことがありますか?
真剣に考えることなく望む人生を生きることができると思いますか?
真剣に考えた分だけ素晴らしい人生になると思えませんか?
ここであなたの人生を変える”きっかけ”に出会えるかもしれません。
たった一度の人生、楽しい人生だったと思える人生にしましょう。
(人生の基本から始めて幸せや夢を!)

第2回 はじめに ②

1. 大きな”きっかけ”が気づきをもたらす

 私自身、長いあいだ何も疑うことなく試練が訪れるたびに「人生は苦しいのが当たり前だ」と自分に言い聞かせながら生きてきました。
 そして、いつも思うのが「私の人生はどうせこんなもんだ」と、自分の人生の現状に疑問を持つことなく、何か対策を講じることもなく生きてきました。それは、知識不足の影響でそのように考えるしか選択肢がなかったからだと、今ではそのように感じています。
 
 しかし、私には転機が訪れました。それは、ストレス病である”うつ病”を患ったことです。この病気で会社を退職することになり、不安という感情に押しつぶされそうな苦しい毎日を過ごすなかで、「私の人生はこれで終わった」と思えるほど苦しい日々を過ごしてきました。
 
 しかし、好運にも最初に読んだ本に書かれていた言葉で、長年の自分の考え方が間違っていたことに気づかされ、人生を一から考え直してみようという大きな”きっかけ”になりました。
 
 最初は、私にとっての一番大きな課題である感情(心の問題)に関する本を読み始め、気持ちも徐々に前向きになれたことで幸せや夢についても考えてみようという気持ちになれ、現在に至っています。私が人生について考え始める最初の”きっかけ”になった言葉が次の言葉です。この言葉を知ったことで考え方を変える必要性に気づけたのです。
 
・ 私の感情は、私の考え方から生まれてくる。
・ 私の考え方をコントロールして変えられるのは私だけしかいない。
・ よって、感情に対する考え方をコントロールすれば感情も変えることが 
  できる。
 
 この言葉を最初に知ったことが”きっかけ”となり、私の夢への新たな挑戦が始まることになりました。精神的な病を患っていなければ、この言葉は私の人生には無意味な言葉になりますが、結果的に私はこの言葉を”きっかけ”に、うつ病と向き合い、対策を講じることができるようになりました。

 そして、本に書かれている知識と自分の人生を振り返りながら考えることの重要性を知ることができ、その結果、私の人生は数多くの間違った考え方で生きてきたことを痛感させられました。
 こんな考え方で生きていたのであれば、うつ病を患っても仕方ない、満足できない人生になったのもしかたないと思い知らされました。

 しかし、この病気になったお陰でそのことを知ることができたのは、私にとって今後の人生を変えられると思えるような、大きな”きっかけ”になりました。
 
皆さんの人生で何か大きな”きっかけ”になることはなかったでしょうか。
 本書が皆さんが人生について真剣に考える”きっかけ”になれば幸いです。 

2. 知識は量はなく質が重要

 私たちは「自分の欠点を改善したい」「もっと人生を良くしたい」という思いから、今までに何冊もの自己啓発本を読んできました。本を読めば数多くの知識を知ることができます。そして、知識を増やせば人生を変えられると考えてもいました。
 
 しかし、人間の記憶というものは4割以上を20分以内に忘れ1日経つとその7割以上を忘れると言われています。過去を振り返ってみても、せっかく本を読んで知識を吸収したのに、数日後には奇麗さっぱりと忘れ去られてしまうことばかりだったのではないでしょうか。
 
 その原因のひとつが、本当に自分の人生に必要か否かの検討をしていないことにあります。まず理解しておかなけれならないことが、人生を変えるには知識は量ではなく自分にとって必要な知識だけを集めるということです。

 そのためには、本を読みながら気になった知識が本当に自分にとって必要不可欠な知識であるかどうかを、自分の人生を振り返りながら考えて必要な知識と不要な知識を選別していくことです。
 
 必要な知識だけを見つけ出し自分の経験と照らし合わせながら考えることでより印象強く意識することができるようになります。本を最後まで読んで満足するのではなく、一冊の本の中からどれだけの自分に必要な知識を見つけだせるかです。
 
 そして、その知識を幾度となく日常生活の中で意識して使い続けることで自分のものになっていくのです。自分の人生に必要不可欠な知識であると自分で認めることで、何としてもやり遂げたいという思いも強くなります。
 しかし、自分のものになるまでは大変な苦労をするかもしれませんが、習慣化できるようになれば自動的に自然と頭や体が動いてくれるようになります。

 本を今まで通りに、ただ読むだけでは知識だけが増えるだけで自分の人生に活かすことができないことを知っておきましょう。たとえば、100個の無駄な知識より、自分に必要不可欠な知識10個でいいのです。そして、その10個で自分だけの自分なりの考え方を作り上げていけばいいのです。 

3. 自分だけの考え方を作り上げよう

 自己啓発本は著者の経験をもとに書かれています。ですから、著者の人生経験をそのまま自分の考え方に置き換えて実行してもうまくはいきません。
 これから、何か新しいこと始めるための参考としては利用することはできます。
 そこで、とても大切なことが自分の人生と照らし合わせながら、自分に必要不可欠な知識だと思えるものだけを見つけ出し、その知識を参考にして、最終的に試行錯誤を繰り返しながら「自分だけの人生についての考え方」を作り上げることが非常に大切になります。

 人は皆、性格、考え方、環境、状況が異なりますので、自分だけの考え方や方法が必要になるということです。
 
 本に書かれていることをそのまま実行してうまくいくのであれば、誰でも簡単に人生を変えられるはずです。しかし、私と同様に本を読んでも人生を変えられなかった人は、もう一度ここで考え直してみてください。
 本書は、あくまでも私自身の人生経験をもとに作成されていますので、自分に合うと思われる部分はそれをそのまま参考にしてもいいですし、私にはちょっと合わないと感じた部分は無視して、最終的に自分に合う方法を模索するようにしてください。
 
 自分の人生にとって、絶対に必要な知識を探しながら本を読むという意識を持つだけでも、理解度の向上にも繋がっていきます。そのためにも、必ず「私は人生を絶対に変える」という強い気持ちを持ちながら、「自分の人生を変えるにどんな方法が必要なのだろうか?」という疑問を持ち続けながら読み進めるようにしてください。

 本書は、私が人生を変えたいと人生について考え私なりの考えを忘れないようにと記した、言わば、私の備忘録のようなものになっています。必要に応じて何度でも読み返すことができるからです。
 
 本を読むだけでは、すぐに忘れ去ってしまいます。皆さんも必要な知識を探しながら、最終的には自分なりの考え方を作り出すつもりで取り組み、そして、必ずメモして記録するようにしましょう。
 それをしないと、せっかく頑張って最後まで読み終えたのに、そのすべてが無駄になってしまう可能性があるからですからです。 

4. 挑戦する大切さ

 私たちは、「一度しかないこの人生を後悔したくない」「一度しかないこの人生を輝かせたい」という、切なる願望を心の中に秘めているのですが、「私の人生はどうせこんなもんだ」と思い続けても生きてきました。
 ですから、当然人生について考えることも何かに挑戦することもなく生きてきたのです。
 その結果、多くの人が満足できない人生を過ごしてきたのではないでしょうか。あと何年生きられるのかわかりませんが、残りの人生を考えても今までの考え方のままでいいのでしょうか。

「人生は頑張った分だけしか得られない」のです。それが人生なのです。
 
 「いつか幸運が舞い込む」という妄想は捨て去りましょう。私たちは、人生を変えるためには人生について考え直し行動に移すしかないのです。
 しかし、現時点は「私には無理だ」と思うかもしれませんが、それは誰でもそうなのです。今まで人生について真剣に考えてこなかったので仕方のないことでもあるのです。

 しかし、私たちは自分の考え方を変えることで「これから私は人生を変える」という道を選択することもできるのです。自分の意志や考え方だけで、どんな選択でもできる自由があることを認識しておきましょう。
 
 世の中には、失敗せずに成功を手にした人はいません。失敗から学べるのです。挑戦して失敗しても、私たちは失敗から学ぶことで成長することができます。
 しかし、今までの私たちは挑戦さえすることもなかったので、学ぶ機会でもある失敗という経験さえしてこなかったのです。ですから、小さくても成功体験を味わうこともなかったので、成功の必須条件でもある成功したときの喜びを味わう経験をしてこなかったのです。

 そのような状況を長年続けてきたので、何かに挑戦しようと思う気持ちになれないのも仕方のないことです。しかし、「人生をもっと楽しく過ごしたい」と思う願望だけは永遠に手放せないのではないでしょうか。
 
 これから私たちが取り組もうとする目標は人生を変えることです。そして、それを順序よく進めていくのです。最初から裕福になりたいという大きな夢であれば、夢を叶えるための事前準備もできていない私たちは間違いなく途中で挫折するでしょう。

 しかし、大切な人生についての考え方を変えて、少しずつでも順番通りに一歩ずつ歩んでいくことを目標に変えることがでれば、小さな成功体験を経験しながら進んでいけると思います。
 挑戦したいことがない人生は、今後の人生に希望を持てないことになります。希望を持てない人生を生きていくことを想像して見てください。何を楽しみに生きていけばいいのでしょうか?

 人生とは、昨日より今日、今日より明日と地道でも一歩ずつ成長していくことです。そして、その先に夢に描いた理想の自分の姿があるのです。 

5. 物事は進めていく順番が大切

 ここで一番大切なことは物事を進めていく順番です。最初から大きな夢を目指すのではなく一番身近な日常生活での問題など、今まで苦しんでいたことなどを解決しながら小さな成功体験を積み重ねることです。
 その経験の積み重ねがいずれは大きな自信となり、自分なりの夢を叶えるための事前準備にもなっていくのです。

 身近な問題としては心の問題を意味します。今まで、無駄に苦しんで無駄にしていた時間を、将来のために有効的に活用するなどです。私たちは、現在ではなく過去の嫌なできごとや、まだ来ぬ未来のことで過剰に心配したり不安なったりして、膨大な時間を無駄にして生きてきたのです。
 
 そして、とても大切な”今、この瞬間”をただ無駄な時間にしてきただけでなく、自分で自分を苦しめてきた現実を知る必要があるのです。私が”うつ病”を患った大きな原因のひとつでもあります。
 ですから、”今、この瞬間”を気持ち良く生きることが、将来を変える意味でも非常に重要な要素のひとつになるのです。

 ”今、この瞬間”を思い悩みながら生きるのか、それとも明るい未来のことを考える時間にするのか、その差は人生にとってとても大きいのです。
 
 私たちは、今までの人生のなかで本気で自分の人生について考えたことがあったでしょうか。世の中で一番大切な自分自身の人生について、本気で考えてこなかった結果が今の現状になっていることを認めましょう。
 誰のせいでもなく、自分に責任があると認めるのです。私たちは、生まれた時点から生まれ持ったものだけで、ほかの人と同じ土俵の上で生きていかなければならないのです。

 それは自分で選ぶことのできない仕方のないことなのです。しかし、いつまでも生まれた環境が悪かったと思い込んでいると、いつまで経っても人生は好転しないことを理解する必要があります。

 誰も私たちの人生を変えてくれないのです。自分の人生は自力で切り開くしかないということです。
 
 私たちは、今までの人生で辛いという思いを経験してきました。これからは、その経験を活かして生きていけばいいのです。それを活かすことができなければ、今までの人生の延長を生きるしかありません。仕事や家庭での問題、人間関係、金銭の問題、健康の問題、怒りや不安などの感情の問題など、私たちは数多くの試練などで辛い思いをしてきました。
 
 しかし、これからは新しい知識と過去の経験を活かしながら考えていけばいいのです。過去の間違いや失敗の経験が、これから私たちが取り組み改善していかなければならない課題なのです。

 何もしなければ何も変わりません。過去の貴重な経験を活かさなければ過去の経験が無駄になるだけになるのです。過去の経験の中に、私たちの人生を変えてくれる貴重なヒントがあるのです。
 
 ですから、ここで本気になって「今までのように無駄に辛い思いはしたくない」と、強い思いを持つようにしましょう。
 ”幸せや夢を目指す前に”まずは、このことから始める必要があるのです。

 幸せや夢をわざわざ苦労して目指さなくても、心が気持ち良い状態にさえなれれば、それだけも最小限の幸福感を手に入れることができるでしょう。 そして、次の段階としてそれだけでは物足りないと思うのであれば、幸せや夢を目指せばいいのです。

最後までお読みいただきありがとうございます!

次回 「第3回 はじめに③」を掲載いたします。
(掲載予定:2024年4月8日 月曜日)
 

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