チェロの練習が辛い

チェロのレッスンでは毎回落ち込んで帰ってきます。
最近はチェロのレッスンで大きく失敗しまくるのが癖になっています。
左手の形が安定してないから、拡張なのか拡張でないのか、曖昧になっている、ポジションをしっかり理解するとの指摘、もう自分で充分自覚しているので、ハイハイまたですか、と自分が情けなくなってきます。
気をつけているのに直らない、努力してもできない人って辛い・・
少しでも何かできるようになったことがあれば、光が見えますが、一つもできるようになったことはありません。
ここまでできない人も珍しいのではないかと思います。
一年で一曲、練習曲に3か月、生きている間に自分が弾きたい曲はもう弾けないと悟りました。
練習していないのではなくて、たぶん社会人としてはわりと練習しているのに下手なままというのが、向いていなかったということなんだろうと思います。

チェロを買い替えようと思っても、見つからない、声がかからないのは、この人に売りたいと思うようなチェロはないということなんだろうな、と思うので、買い替えも諦めてこのチェロの形だけした箱をずっと弾いて、音が小さい、こもった音を弾かないなど言われ続けるのも辛すぎる。

しばらく辞めるか、と決めました。
一年も同じ曲を弾き続けて、やりたくない気持ちが一杯で、さらに発表会でそれを弾けというのもうんざり。
コンクールとか大曲だったら一年前に始めるのもわかりますが、そうでなく日々の練習に一年・・
レミファレミファミレファミレファを半年以上弾くのも辛すぎる。
次の2小節もさらに半年以上弾くのかと思うと気が遠くなる。
ほんのちょっと高いとか低いとか、私にはわからない。
家で一人で練習していても、それは絶対にわからない。
チューナーを見てもピッタリだし、ピアノに合わせても狂っていない。
純正律という物だと思いますが、それを聞きわける耳がないのです。
それができないから永遠に入門のところで止まっているのです。
更にいまだに私は調弦が上手くできず、倍音を聞いて音を合わせるということができません。
耳が悪すぎます。

弦楽器の音に憧れて始めましたが、一向に弦楽器特有の艶やかな高音、深みのある低音が出ず、弦をこすっている音しかでない、いくら練習しても入門者のまま上達はしない、最近は辛い修行を続ける意味がわからなくなってきました。

チェロを辞めて、また弾きたくなるか、もう弾きたくないと思うか、数カ月して判断しようと思います。

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