クロちゃん

会社員。53歳。男性。妻と白猫カリン姫と楽しい生活を送っています。趣味は旅行。美味しい…

クロちゃん

会社員。53歳。男性。妻と白猫カリン姫と楽しい生活を送っています。趣味は旅行。美味しいものを食べること。読書。 ゲーム。昔はサッカーしてましたが、今は観戦するだけ。

最近の記事

幸福論

微笑みの国ブータンは世界一幸福度が高いとされてきた。 しかしある時を境にブータン国民の幸福度は下がってしまったのだ。 それは、インターネットがブータンにも普及したことによるところが大きいそうだ。 幸せを誰かと比べて幸福度が下がってしまったわけだ。 幸せとは相対的な比較で得られることも事実であり、幸福を比べて不幸を感じたり、逆に不幸を誰かと比べて幸せを感じることもあるのだろう。 ただ人と比べることで得られるものは、幸せというよりは、きっと優越感なのだと思う。 それを幸

    • ChatGPT お前やるやん

      昨今、巷を賑わしているAI ChatGPTやGoogeBARDなど開発競争が激化しており、いずれは人間の知能と同等、もしくは超えるものと言われている また将来的には人間がやる仕事の大半はAIに奪われるだろうとまことしやかに囁かれている もし自分が若かったならば、脅威の存在に感じていたのかもしれない なぜなら、自分の職業選択を吟味しておかないといずれAIに仕事を奪われ、慌てふためくことになるからだ 自分たちの子供の頃は、ゲームウォッチやファミコン、ウォークマンやビデオ

      • 妄想倶楽部

        嫁さんとの会話 今年、阪神優勝で話題になった大竹投手の動画を見て、嫁さんに呟いた。 もし自分がプロ野球選手ならば、阪神とソフトバンクなら、迷うことなく阪神を選ぶ。と。 何故なら阪神は選手の個性を尊重した育成を行い、一方でソフトバンクは、個性を活かすというよりは、パ・リーグのパワーピッチングを身につけられるような指導。 つまり150kmが投げられるような筋トレを中心としたものになる(らしい)。 そんな強制はされたくは無い、自分は阪神で個性を伸ばす育成をしてもらいたいと呟

        • 赤い炎と青い炎

          私は熱い人だとかよく言われるが、実際のところ自らはそこまで熱い人間だとは思っていない。 むしろ、熱しやすく冷めやすい方で、瞬間湯沸かし器みたいなものだと思う。 私が思う熱い人とは、灼熱の思いを心に持っていて、どんなことがあろうとも、決してそれに負けず、火を灯し続けることができる人だと思う。 見た目は決して派手ではなく、むしろ冷静で涼しげに見えるけれど、心の奥底にはふつふつとたぎっているものを宿している、そんな感じだろうか。 炎は赤色が最も低く約1500度、黄色は約35

          ポテトはいかが?

          可愛い後輩の話。 私たちの会社では、その昔、地方の工場で働くことになった新入社員でも、東京本社の入社式に参加するしきたりがあった。 初めての東京という者もいたりして、入社式で初めて着慣れないスーツに袖を通したということもあったと思う。 東京はまさに大都会で華やかで、見るもの全てが洗練され、センスのいいカフェや洋服店などがひしめき合っているイメージだった。 その当時は、まだインターネットもそれほど普及しておらず、SNSなど無い時代・・・今思えば、情報源が限られていたが、その

          ポテトはいかが?

          幸せの黄色いハイチュウ

          満員電車の中、外国人家族の小さな男の子が泣いていた。 慣れない異国の地で、きっとおそらく初めての満員電車で戸惑い、泣いているのだろう。 両親は周りを気にしながら戸惑いつつも、どうにか男の子を泣き止ませようと必死にあやそうとしている。 男の子はそんなこともお構いなしに、泣きやむ素振りはない。 世界中の子供は、どこでもどんなときにでも、自分の気持ちを素直に表現する。それは自然なことだ。 ただ、満員電車の中、泣きやまない男の子の鳴き声で、より一層、不穏な空気に包まれていた。

          幸せの黄色いハイチュウ

          サンサーラ ~人間1回目~

          輪廻転生を信じますか? 輪廻転生とは、生命が何度も生まれ変わり、新しい生命に生まれ変わるというサンスクリット語でいうとサンサーラってやつです。 竹原ピストルさんの歌うサンサーラっていいですよね。味があって。 生命は幾度も生まれ変わっていく・・・ そうであって欲しいとは思うけれど・・・そんなことは実際に見たことも無いし、自分が何かの生まれ変わりだとも感じたことはなく、あの愛すべき両親の愚息でしかないと思うのです。 同じ年の人間でも、人は様々です。 例えば学校で、同じ話を

          サンサーラ ~人間1回目~

          アンダルシアに憧れて

          若い頃にマッポの手先で働いたことがある ヤバい橋ってのは分かってた でも、金がどうしても欲しくてたまらなかったんだ そういうことって誰だってあるだろ 後先を考えない馬鹿な奴だと笑ってくれてもいい でも、どうか俺を見逃してほしい こんな俺にも愛する家族ができたんだ 口うるさい嫁だけど、優しいやつなんだ そりゃあ、たまにカップ麺とおにぎりだけの弁当があるけど、作ってもらえるだけマシだろ こづかいもっと欲しいなんて言えるわけないだろ、こんな世の中じゃ それにワガ

          アンダルシアに憧れて

          レベチ

          レベチって言葉、知ってますか? 若者の言葉(ギャル語)でレベルが違う、格が違うって意味だそうです。 レベチ・・・意味とは関係なく、なんだか可愛くて思わず言いたくなるようなフレーズでもあります。 そのレベチで、最近思ったのは、先日の藤井聡太八冠のことです。 誰の目からも見ても、彼は紛れもなくレベチです。 金輪際現れない究極のアイドルならぬ、究極の棋士と言っても過言ではないでしょう。 ニュース解説者やコメンテーターは藤井聡太八冠を様々な角度から分析し、強さの秘密を解析しようと

          人は変わろうと思った瞬間から変わりはじめる

          人は変わろうと思った瞬間から変わりはじめる この言葉はある人からプレゼントされた大切な言葉です。 これは遠い遠い昔の私がまだ若い頃の話です。 就職で田舎から出て都会で働きはじめた私は、都会の生活にうまくなじめずにいました。 ギュウギュウ詰めの満員電車、常に渋滞する道路や車線変更で入らせてくれない運転、歩く速度の違い、見上げても星が見えない夜空。 全てが今まで自分が生まれ育った環境とはまるで違う。 想像してた以上に息苦しく、同じ国に住んでいても、まるで異邦人のようで落ち

          人は変わろうと思った瞬間から変わりはじめる

          ゴールテープを駆け抜けろ

          早いもので、いつの間にか50歳を過ぎていた。 会社生活も長くなり、ベテランと言われる年齢を過ぎ、もうすぐ定年が見えつつある。 マラソンで言えば、トラックに入ろうとしているところといったところだろうか。 マラソンランナーなら、ラストスパートに向け、あと一踏ん張りするための力を溜め込むタイミングなのかもしれない。 しかし、それとは逆にゴールが見えてきたからこそなのだろうか…、私自身のモチベーションは下降線をたどり、面倒な仕事や新しい仕事に前向きになれずにいた。 自分でもうま

          ゴールテープを駆け抜けろ

          勝つと思うな思えば負けよ

          最近、勝負ごとで似たようなシーンを見て思うことがあります。 それは、ほぼ勝ったと思った次の瞬間に大逆転され、負けてしまう場面のことです。 スポーツ界では、アジア大会でのアイススケート団体で韓国チームのアンカー走者がゴール手前でガッツポーズをした次の瞬間に、後ろから猛追してきたチャイニーズタイペイのアンカー走者の足先がゴールラインを先に入り、まさかの大逆転負けを喫しました。 また、パ・リーグCSシリーズでは、ソフトバンクホークスが9回まで0対0の延長線に入り、10回表でその均

          勝つと思うな思えば負けよ

          嫁さんLOVEなカリン姫(嫉妬編)

          これはカリン姫がまだ小さい頃の話です。 カリン姫は生後2ヶ月くらいで保護猫サイトから譲渡してもらい、我が家にやってきました。 保護者からは譲渡する際、まだ子猫なので、できるだけずっとそばで面倒を見てあげれる環境にしてあげて欲しいと言われました。 来たばかりのカリンは、手のひらに乗るほどの小ささで、まだよちよち歩きでとても可愛かったのですが、でも触れると傷つけてしまいそうで、抱き上げることも怖かったことを覚えています。 カリンがうちにやってきたのは、ちょうどコロナ禍真っ只

          嫁さんLOVEなカリン姫(嫉妬編)

          さぁ はみ出していこう

          皆さんは、自転車で1日、どれくらい走ったことがありますか? または1日で、どれくらい走れると思いますか? たいていの人は、50kmよくて100kmと答えます。 かくいう私も自転車で50kmなど走ったこともなく、ましてや100kmなんて行けっこない。そう思っていました。 でも、それって本当は、実際にはやったことじゃないし、あくまでも頭の中でイメージしたものを勝手な限界にしているだけなんです。 これはあくまで自転車の例えですが、その他のことも一緒なんです。 人は自分で出来な

          さぁ はみ出していこう

          人生は芸術

          とある外国人との会話の話です。 コロナ禍になる前の時、仕事の関係で、外国人の方と通訳付きで会合をしたあと、懇親会がありました。 その会合に何度か出席していた私は、会議の場では通訳の方を交えながら意思疎通できるものの、懇親会の場になると楽しげな会話の意味もよくわからず、愛想笑いを浮かべることしか出来ない…あんまり楽しくない。むしろ、辛い。 自然の中に1人佇むより、楽しげな懇親会でポツンと1人佇む方が、よっぽど寂しいことを深く思い知らされました。 正直いえば、全然楽しくないし

          うさぎと亀の話

          これはある落語の話です。 うさぎと亀の昔話といえば、かけっこで競争して、どちらが先に山の山頂まで到着するかを競う物語です。 うさぎは先を走りながらも亀の様子をうかがい、時には馬鹿にしたり、時には休憩したりしているうちに、いつの間にかうたた寝してしまい、ついには亀が先に山頂に到着してしまうというそんな話です。 この話は、足の早いうさぎは亀のことばかり気にして、亀よりも先にいれば安心という気持ちが次第に油断を生み、怠慢な態度をとり続けたことで、大きな失敗を招くことがある。だか

          うさぎと亀の話