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【第27位 ドラゴンクエストⅡ 悪霊の神々】仲間と理不尽さとLoveSongのお話

【ゲームデータ】
●発売日  1987年1月26日
●メーカー エニックス
●機種   ファミコン

こんにちは、ハルリです。

今回は、思い出のゲーム第27位「ドラゴンクエストⅡ 悪霊の神々」を紹介します。

この作品はゲームをやらない方でも知っている「ドラクエ」シリーズの二作目に当たります。

初代ドラクエの発売からわずか7か月後の1987年1月に発売されました。

後に社会現象にまでなった「ドラクエⅢ」がシリーズの人気を決定づけたと言われていますが、その基礎を作ったのがこの「ドラクエⅡ」ではないでしょうか。

昔すぎて忘れちゃってることもたくさんありますが、今回も思い出中心に書かせていただきます。ぜひ最後までご覧ください。


好きなドラクエシリーズを順番に教えて!

というお題を時々目にします。

これは世代間といいいますか、最初にどのドラクエからプレイしたのかによっても随分変わるのではないかと思います。

例えば、今回紹介する「ドラクエⅡ」。
好きなシリーズのアンケートでまず上位には入っていません(苦笑)

たとえばPS2の「ドラクエⅧ」を最初にプレイした人が、この「Ⅱ」を面白いって言うかといえば・・・おそらく厳しいでしょうね。

グラフィック的にも、ストーリー的にも、システム的にも、不十分だったり不親切だったりするところが多いです。

ただ私みたいな50歳のおじさんで、最初にプレイしたロールプレイングゲームが「ドラクエⅠ」みたいな人からすると、面白い面白くないかは人によるかもしれませんが、間違いなく思い出には残っているのではないでしょうか?

昔の記憶があやふやな中でも、次の3点は私にとって「ドラクエⅡ」の大きな思い出としてはっきり残っています。

仲間と出会えた時の感動

今のロールプレイングゲームで、最初から最後まで主人公一人でプレイするゲームは少ないのではないでしょうか?

途中必ず誰かが仲間になりパーティーを組んでゴールを目指す。
今では当たり前だと思います。

しかし当時遊んだ経験のあるロールプレイングゲームが、主人公一人で行動する「ドラクエⅠ」だけの私にとって、冒険の途中で仲間が増えるこの「ドラクエⅡ」のシステムはとても印象的でした。

初めて仲間が増えた時はめちゃめちゃ感動しました!
一人仲間が増えるだけで本当に心強い
(ただし実際に二人目の仲間であるサマルトリアの王子はそれほど強くなかった気がしますが(笑))

最終的には二人仲間が増えて三人パーティーになるのですが、敵も複数で登場するため、複数対複数の戦闘は「ドラクエⅠ」と比べ戦略性が段違いに高まって、それもまた楽しかったりしました。

フィールド音楽も一人&二人の時はどこか寂しさが漂う雰囲気がするのですが、三人揃った時のフィールド音楽は、一転、希望に満ち溢れ世界がパッと広がったような雰囲気の音楽に変わり、ドラクエシリーズの中でも好きな音楽の一つです。

ちなみに仲間が増える場面で流れる音楽は「ドラクエⅡ」以降、最新作の「ドラクエⅪ」まで同じ音楽が流れます。

ドラクエシリーズは「ドラクエⅩ」以外プレイをしてきましたが、どの作品でも仲間が増える場面でおなじみの音楽が流れると、いつも「ドラクエⅡ」の最初に仲間が増えた時の思い出が一瞬蘇り、テンションが上がっています(笑)

ロンダルキアの洞窟

二つ目の思い出は、ドラクエシリーズ最高の難易度ともいわれているロンダルキアへ続く洞窟です。

ロンダルキアとは最終決戦の舞台となる、一面雪で覆われた山の上にある高い台地のことなんですが、そこへ行くための洞窟の難しさがリアルタイムで遊んだ世代としては、トラウマ・・・じゃなかった強烈な思い出なんです(笑)

簡単に言ってしまうと、超複雑で敵の強いダンジョンなんですが、ポイントは2点です。

・大量の落とし穴
・無限ループ

これだけ気を付ければいいだけなんですよ、これだけ気を付ければ。

でもね、どこを通っても落とし穴に落ちちゃう(気がする)んです

もちろん落とし穴に落ちないルートがあるからこそクリアできたのですが、遊んでいる途中は、もうクリア出来ないかもと思いました。

単に探索しているだけなら多少はラクなのかもしれませんが、途中で敵がわんさか出てきます。しかも強い(汗)

特にというか、今でも記憶に残っているのはドラゴンにやたらやられていたなって事。一気に4体ドラゴンが出てきたときは、炎吐かれまくってすぐ全滅していた気がします(涙)

それだけ苦労したからこそ、洞窟を抜けて地上に出た時に広がった風景を見た時は、嬉しいというより、肩の力が抜けきって安堵感で一杯でした(笑)

洞窟を抜けた時の達成感は半端ないです

ちなみに余談にはなりますが、このロンダルキアの洞窟を抜けて着いたロンダルキア台地で出てくるモンスターも尋常ではない強さなんですけどね。

”つうこんのいちげき”連発のギガンテス。
”イオナズン&2回攻撃”のアークデーモン。
”ザラキ”が当たらないことを祈るのみのブリザード。

当時は中学生でしたが、部活でハードな練習により心身がすり減っていましたが、休日もドラクエⅡのクリアに向けて、心身をすり減らしておりました(笑)

LoveSong探して

ドラクエⅡには今のようなセーブ機能がありません
前回の続きを行うためには、パスワードを入力する必要があります。

パスワードのことをドラクエシリーズでは”復活の呪文”といい、「ドラクエⅠ」では20文字でしたが、この「ドラクエⅡ」ではなんと最大で52文字

まずゲームを始めるまでに、この52文字を正しく入力しないとゲームを始めることさえできないという、なんとも理不尽な環境下に置かれていました(笑)

「は」と「ほ」、「れ」と「わ」、「ぬ」と「め」と「あ」。

テレビの解像度も今と違って、それほど鮮明に表示されているわけではなく、これらを間違え何度絶望したことか。。。

至る所に理不尽さに溢れていた昭和時代の思い出です(苦笑)

この復活の呪文を入力する時に流れていた音楽が、「LoveSong探して」でした。

ゲームを再開するたびに聞いていた曲なので、ある意味、ゲーム内で一番聞いていた曲になるかもしれません。

ただこのポップな感じの曲がすごくいいんですよ。
50歳になった今でも口ずさめます(笑)

後に、牧野アンナさんという歌手の方がボーカルとして曲を出したんですが、これ私買ったような記憶もあるようなないような・・・。

東京弦楽合奏団が演奏するバージョンもYouTubeに上がっていたので、当時遊んだ方、久々に懐かしんでみてください。
(音量注意してね)

音楽好きとしては、この音楽の存在が、私が「ドラクエⅡ」が思い出として残っている要因の一つにもなっています。

まとめ

以上「ドラクエⅡ」の思い出を書かせていただきました。

他にも、「Ⅰ」にはなかった船で移動できるようになったり、塔が登場したり、福引券が登場するなど初めてのこともたくさんありました。

今回、ロンダルキアの洞窟と復活の呪文について理不尽な話を書きましたが、ヒントが少なすぎて、次なにしていいか分からなかったこともたくさんありました。

システム的にはまだまだ未完成のところもあり、確かにバランスの悪いところもある作品ではあります。

しかし、「ドラクエⅠ」から「ドラクエⅡ」の進化を目の当たりにした私にとっては、この進化の幅というものは、当時、強烈な印象を持っていました。

たった7か月前に発売された「Ⅰ」とは別物と言ってもいいくらいに、それほど強烈だったんです。

だからこそ、このドラクエⅡがこの後発売されたすべてのロールプレイングゲームの礎になっているとも言えるし、私に取ってもベスト50に入るぐらい強烈な思い出として残るゲームになりました。

当時はインターネットなんてものはなく、中学校の休み時間に友達とドラクエ談義で盛り上がったり、ストーリーの進み具合やレアアイテムの獲得状況など自慢合戦したり、羨ましく思ったり羨ましがれらたりと、なんだかんだ言って、そんなコミュニケーションも楽しかったです。

ドラクエは本当に好きなシリーズです。

ちなみに今回27位の記事なので、もし1位まで完走できたら、あと26本ゲームを紹介することになりますが、ドラクエシリーズは3本入っています!

ですので、まだあと3回、ドラクエについてのお話をする予定。
次回のドラクエシリーズをお話出来る時を楽しみにしております。

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