【第18位 いただきストリート~私のお店によってって~】ボードゲームを語ります
こんにちは、ハルリです。
今回は、思い出のゲーム第18位「いただきストリート~私のお店によってって~」の紹介です。
【ゲームデータ】
●発売日 1991年3月21日
●メーカー アスキー
●機種 ファミコン
雨の日に友達と遊んだ懐かしのボードゲーム
私が小学4年生の時にファミコンが発売される以前は、外で遊ぶことが当たり前でした。公園で遊んだり、自転車で遠くまで出かけたり。
ただ毎日外で遊べた訳ではありません。
当たり前ですが、雨が降る日だってあります。
(少々の雨では外で遊んでいたような気もしますが(苦笑))
そんな雨の日に友達と家で遊ぶ時、よくボードゲームで遊んでいました。
有名どころは、「人生ゲーム」や「億万長者ゲーム」でしょうか。
しかし、私は両方とも持っておらず、少々マニアック(?)かどうかはわかりませんが、それらとは別のボードゲームで、よく友達と遊んでいたのを覚えています。
おそらく有名なボードゲームではないので、知らない方の方が圧倒的に多いとは思いますが、気にせず書き進めちゃいます(笑)
はっきり記憶に残っているボードゲームの一つは
エポック社から発売された「いい旅チャレンジ20,000km」という鉄道を舞台にしたボードゲーム。
当時はまだJRになる前の国鉄の時代(古い・・・)。
全国の国鉄の路線をよりたくさん踏破した人が勝ちのゲームで、少々ルールが複雑だったような記憶もありますが、繰り返し遊びました。
今は鉄オタというわけではありませんが、鉄道は子供の時から好きで、旅行は車よりも断然鉄道派な私ですが、このボードゲームの影響も少なからずあったのかもしれません。
もう一つのボードゲームは、「人生ゲーム ハイ&ロー」。
誰もが知っている「人生ゲーム」とは別のゲームで、当時のテレビ番組を題材にしたボードゲームでした。
私はこのテレビ番組が大好きだったこともあって、こちらのボードゲームも夢中で遊んでいたのを覚えています。
テレビっ子だったこともあり、他には「クイズダービー」のボードゲームも遊んでいましたね。
ボードゲームとは異なりますが、将棋が趣味ということもあり、戦略的に考えるという行為が大好きなのかもしれません。
しかし、ファミコンの登場以降、ボードゲームで遊ぶ機会はどんどん減っていってしまいました。
ボードゲームの進化系 いたストの登場
ファミコンが発売された当初は、単純なアクションゲームが中心です。
しかし時が経つにつれて、様々なジャンルのゲームが登場しました。
「ドラクエ」でメジャーとなった、ロールプレイングゲーム。
「ポートピア連続殺人事件」でメジャーになった、アドベンチャーゲーム。
そして、ファミコンで登場したメジャーなボードゲームといえば「桃太郎電鉄」、そして今回紹介する「いただきストリート」、通称「いたスト」ではないでしょうか。
先ほど「ドラクエ」と「ポートピア連続殺人事件」を紹介しましたが、どちらも堀井雄二さんの作品。
そしてこの「いたスト」も堀井雄二さんの作品!
私のゲームの歴史においては、お世話になりっぱなしの方で、間違いなく、なくてはならない方の一人です。
「いたスト」は、ボードゲームといっても、すごろくのような目的地を目指すタイプのゲームではありません。
マップを周回しながら物件や株式を購入しつつ、総資産を設定額まで貯めて銀行にたどり着くことを目的としたゲームです。
一番メインとなるのが、物件の購入。
自分が買った物件のマスに他のプレイヤーが止まると、その店に設定された買い物料を支払いながらプレイを続けていきます。
相手の超高額物件に止まる可能性がある時のサイコロは、心臓バクバクで緊張MAXです(笑)
”株システム”と”5倍買い”
そしてこの「いたスト」を面白くする戦略的な二つのシステムが、”株システム”と”5倍買い”です。
株システム
”株システム”について説明すると、各エリアごとに「株」が存在し、全プレイヤーが自由に購入、売却することができます。
株価は株自体の購入・売却による増減の他、該当エリアの増資による物件価格の上昇によっても増加し、さらに、持ち株数に応じた配当金を得ることもできます。
このシステムによって、直接物件を購入することが出来ず、買い物料での収入が期待できないプレイヤーでも、株の売買による戦略によって効率的に資産を増やしたり、逆に株の売却により株価を下げることによって、相手プレイヤーへの妨害を行うことができるなど、逆転要素が生まれ、スリリングな試合展開が楽しめます。
5倍買い
”5倍買い”とは、他プレイヤーが所有している物件マスに止まった際に、物件価格の5倍の金額を支払うことによって、強制的に物件を買い取ることができるシステムのことです。
このゲームは他プレイヤーと持っている物件の交換などの取引(交渉)することができるのですが、人間とコンピューターの取引はなかなか決まることがありません。
そのため、どうしても他のプレイヤーの物件が欲しい時に、”5倍買い”をするかどうかが、試合を左右する大きな勝負のポイントになります。
5倍買いはどうしても手持ちの現金が大幅に減少するため躊躇しがちではありますが、エリアの独占のためにはどうしてもさけられない場面も出てきます。
日本のことわざに「損して得取れ」というものがあります。
意味は、「目先の損失のみに気を取られず、将来の利益を確保するような長い目で物事をみよ」ということ。
たかがゲームのひとつのコマンドにすぎませんが、なんだか人生で大事な事を教わっているような、そんな感覚を持たせてくれるイベントでした。
戦略性の他にも魅力的なキャラクターや音楽なども素晴らしく、私の大好きなボードゲームの一つとなりました。
楽しさ再発見!甥っ子姪っ子と遊ぶボードゲーム
そして令和の私のボードゲーム事情についてひとことだけ。
先日、甥っ子姪っ子にプレゼントしたボードゲームがあります。
ボードゲームの名称は「ねことねずみの大レース (Viva Topo!)」。
2003年にドイツで表彰された人気ゲームらしいのですが、テレビかネットで紹介されていたのをみて、買ってみました。
見た目は可愛くルールは単純ですが、意外に戦略性は高く、運とのバランスも絶妙で、大人でも十分楽しめるボードゲームなんです。
姪っ子は、戦略性の高さではなく、ねことネズミの可愛さで遊んでいる雰囲気なんですけどね。
ちなみに、先日、甥っ子に負けました(汗)
しかし、こうやって振り返るとボードゲームは、いつの時代でも普遍的で楽しめる優れものです。
この記事を書いていたら、昔、いたストを遊んだ友人達と、久々にお酒でも飲みながらワイワイプレイしたくなってきました(笑)
制作に携わってくださった皆様。
思い出に残る作品を作っていただき、ありがとうございました。
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